私の歴史

第4話 喧嘩してしまったとき

喧嘩してしまったとき

1.もし他者と喧嘩してしまったら・・・

　もし、私たちが他者とモメてしまった場合どういう感情になるでしょう？

　恐らく、自分の気持ちを素直に言い出せなくて萎縮するタイプもいれば、思いっ切り、売り言葉に買い言葉を発してしまい騒動に発展してしまう場合もあるかもしれません。

2.相手が重要視する理由を知る

　大体、気持ちのすれ違いやお互いの考え方の違いで衝突が生じることで騒動に発展するケースが大半かと思われます。

　しかし、自分の思っている相手のイメージと実態にズレが生じる場合はその衝突が大きくなってしまい、騒動が大きくなってしまう事が起きてきます。

3.そもそも、人は自分を知ってほしい

　普段からの態度を見ていて「アイツはああいうタイプの人だ」というステレオタイプの固定概念を誰しも持っているし、経験があるかと思いますが実はそれって合ってるようで間違っている事も実際には多いのです。

　本当のところ何が合っている間違っているはないけれど、少なくとも他人を本当に理解している人は本当に少ないのも事実です。

4.一番重要なのは相手を知り、受け入れる事

　実は、人間関係で自分との違いを知り相手を受け入れる（美点を知ろうとする）事が一番簡単に見えて難しいことですが、これが一番重大な事です。

　多くの場合、私たちは他人を誤解してみている事が多く、本当の意味で理解している人はごく僅かという点についてはお話しました。

　色々と厄介に見える人も心の中では理解されたいと思っているし、受け入れてもらいたいと思っている実情があるわけです。

5.そもそも私たちは自分を受け入れているだろうか？

　他者と受け入れる際に重要な事は、自分を受け入れているだろうか？という点です。

　自分を受け入れるとは、自分を本当に理解出来ているだろうか？という点から始まり、相手を本当の意味で見極めが出来ているか？というところまで考察する必要性があります。

　自分を誤解するということは、相手も誤解するわけです。

　自分の欲求に忠実になることは、相手を理解する事にも繋がると考えられるし、結果的に相互理解が容易になるわけです。

6.嫌いな人が居てもいい

　人間関係で嫌いな人が居たらいけないような雰囲気、教育があったかもしれませんが、そもそも嫌いな人は居ても当たり前だと私は考えます。

　自分が絶対にやりたくない、やれないことを平気でやってしまう人が居たり、自分のルール違反とすることを平気でやってしまう人が居る事が嫌悪に繋がる事はよくあるため、嫌いな人は存在するわけです。

　中には自分がなりたくてもなれない人が居ても嫌いになっていく場合もあります。

　でも、その人の何が嫌いかって部分に関しては知っておいても損はないかもしれません。

　自分にとってのルールを明確にするためにも、自分が許せないポイントが何かをハッキリさせておいた方が今後の人生でもヤキモキしなくても良くなります。

7.好きな人も嫌いな人もどっちも超大事

　私は、どちらの人種も人生には必要な存在で、自分の人生の糧になると信じています。

　極端な表現をすると、性的な観点で他人を犯してしまった人が居るとします。

　客観的に見れば、嫌がっても相手を犯す光景は異常であり犯罪行為であるのは言うまでもないでしょう。

　私も、そういう人が基本的には大嫌いです。

　ただ、そういう対象にさえも私はこう解釈するように習慣づけています。

　「本能に忠実になれるところが、彼らの素晴らしい魅力である」と。。。

　一般的には犯罪行為であり、褒められた行いとは言えません。

　しかし、嫌いな人に対しても自分の妬みとかそういう感情は無意識に発生するわけです。

　自分のやれない事をやってしまう人というのは、そういう妬みから発生する場合も少なくなく、自分が妬みを感じたくないから距離を置くパターンも実際にはなるのです。

8.嫌いな人の長所を認められるか

　人は嫌いな人とは積極的には関わらないと思います。

　しかし、嫌いな人というのは私たちに欠けている視野を与えてくれるし自分の人生が豊かになる事を必ずと言っていいほど知っています。

　基本は、嫌いな人という認識は捨てる必要性はないとしても視野を広げるという観点では、時には接してみるのもアリではないでしょうか？？

　共感できる人もとても大事だけど、共感できない人の意見も時には聞いたうえで物事を考える方が何事も次が見えてきます。

9.私はチャラ男が嫌いです。

　しかし、彼らの多くはただチャラいわけではありません。

　女性の心をわしづかみに出来ていることで、お持ち帰りとかそこから先の世界に突入することを女性から許されている現状があります。

　そう、彼らは本能的には正しいのです。

　私には、そこまで女性をその気にさせられるトーク力もないし、性的な魅力もない。

　今の私にはそこまでの能力がないと言ってもいい。

　しかし、彼らにはそれらが備わっている・・・いや、女性が大好きだからこそ備わったのかもしれません。

　生物的な観点では、彼らには私は完敗だったりします。

　なぜなら、異性をその気にさせられるから。

　以上のように、嫌いな人の美点を認める事を習慣にしたほうが自分の何が欠けているかが、見えてきます。

　そうすると、誰のせいにもしないことで責任感も芽生えてきます。

　女性に対して何も努力をしようとしなかったから、私は独身なんだ。。。

　彼らのほうが努力家であるという事実を受け入れる事が先だと考えます。

　自分と違う他者と喧嘩するのは簡単です。

　しかし、美点を認められれば間違いなく私たちは豊かになるでしょう。