第2話 人を好きになるって・・・??

人を好きになるって・・・??


1.執着と好きは別物

 私たちは、何かに夢中になってみたりすることもありますし、対象にこだわって年中考える事もあります。

 しかし、好きなものというのは年中取り組まなくても好きなのです。

 つまり、人に対しても同じことが言えます。

 「私はこの人じゃないと無理」というのはある意味では、絶対的な対象として相手を見ている様に見えます。

 しかし、「この人じゃないと無理」というのは一種の決めつけの場合もあるわけです。

 相性とか、マッチングとかの感覚で表現すればわからなくはないとしても「この人じゃないと無理」という脅迫概念が一番危険なのです。


2.そもそも食べ物に対してはどうか??

 私たちは、普段から食事をする際に「この食べ物じゃないとダメ」って風にはなかなかならないと思います。

 もちろん、自分の好物は〇〇です・・・って人は居るかもしれませんが、この食べ物じゃないとダメなのよ!って人はまず見たことがありません。

 実は、食べ物であっても人であっても本質的には同じじゃないかな?って私は思うのです。

 

3.自分はこの人と付き合いたい=毎日食べたいもの

 私たちは、毎日食べたいものがあったとしたら、それがお付き合いする相手だと考えたとします。

 つまり、毎日口にするものが飽きずに抵抗なく食べれるとしたらそれは将来を共にする相手という考え方も出来るかもしれません。

 食べ物を人として例えるのも強引かもしれませんが、自分が苦手と思うものを傍に置きたいかと問われたら、そうだと答える人も居ないと思います。

 

4.好きは決して特別な感情ではないかも・・・

 私は好きという感情を特別な感情だと思ってきました。

 でも、決してドキドキするだけが好きというわけでもなく、だからって特別な感情なのかと問われたら、それも違うような気もするのです。

 自分が違和感なく食べられるものが一番肌には合うのです。

 人も同じじゃないかな?と感じるところがあるのです。

 肌に合う人はなんの違和感もなく、会話が成り立つし変な緊張感もありません。

 それぐらい自然なもので、毎日違和感なく触れられるわけです。

 

5.執着を乗り越えたものだけが初めて誰かを愛せるのかも・・・

 私は長年執着にまみれた人生でした。

 誰とも心を通わす事が出来ず、毎日を漠然と生きる事しか出来ませんでした。

 執着を乗り越えた後、何があるんだろう??と自問自答していたのですが、私が導き出した回答は、以下の3点でした。


①自身の人生観は白紙で何も見当たらない。

②周囲の人間に対して何も知らない。

③そもそも、自分の好きなものってなんだろう・・・??


 私は結局、「私」という一人の人格として何も成長していないことがわかりました。

 ここでいう「成長していない」とは、自分自身の感性が幼少時のころから全く育っていない事と、世界に対する視点も含めて何も見えていない・・・いわゆる無関心な時間が長すぎたことで外に対してシャットアウトする傾向が高いという事だけは現時点でハッキリわかっています。

 シャットアウトした状態がクセになってしまった事で、自分自身の好きな事も嫌いな事もイマイチわかってない事だけは言えます。

 今まで執着していたものも、そこまで以前ほどのめり込めないところを見るとそこまで興味があるようでない事もハッキリしています。


6.個人としてこの場で色々と学びたい

 私は、自分が何か好きか、嫌いかがイマイチわかっていません。

 自分でわかることは書いていくとしても、未知な事の方がとても多くて迷うことも多い私ですが、色々と書きながらも、こちらとしても色々と学ばせて頂きたいと思います。

 私だけが意見を述べるのではなく、皆さまともやり取りを通じて共に学び高めあっていきたいと考えます。

 今更な感じもしますが、よろしくお願いいたします。

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