第2話

先生の家は知っていた。

学校の帰りに後ろからついて行った。その日は奥さんと待ち合わせしていたみたいで、スーパーで買い物して、一緒に帰って行ってた。

ずっとついて行った、先生は1度も気づかなかった。1度も振り向かなかった。

そう、だって僕は女の子になってたから。

先生は本当は女の子が好きなんだ。

何度か僕を抱きながら「女の子だったらな」と言った。それから、「好きだ、好きだ」と言いながら抱いてるくせに。終わると、「ごめん」と言った。

僕は、髪を伸ばしていたから髪を撫でられたり、胸にキスをしたり、バックから入れてきたくせに、女の子だったらって言った。

だから、今度の学校は通信制だから出かける時は女の子で出かける。だって、先生は女を好きだから。



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