第2話
先生の家は知っていた。
学校の帰りに後ろからついて行った。その日は奥さんと待ち合わせしていたみたいで、スーパーで買い物して、一緒に帰って行ってた。
ずっとついて行った、先生は1度も気づかなかった。1度も振り向かなかった。
そう、だって僕は女の子になってたから。
先生は本当は女の子が好きなんだ。
何度か僕を抱きながら「女の子だったらな」と言った。それから、「好きだ、好きだ」と言いながら抱いてるくせに。終わると、「ごめん」と言った。
僕は、髪を伸ばしていたから髪を撫でられたり、胸にキスをしたり、バックから入れてきたくせに、女の子だったらって言った。
だから、今度の学校は通信制だから出かける時は女の子で出かける。だって、先生は女を好きだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます