明葉と柊よぉ…(しんどい声で)もうええかげん大人になってや…
きょう(11月2日)放送分の伊予テレビドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが…』の3話のあらすじで、柊(坂口健太郎)がまだ見晴(倉科カナちゃん)を愛していたことが原因で、明葉(清野菜名ちゃん)の気持ちが落ちつかなくなった…と書かれていた。
柊が明葉に対して『婚姻届に判を捺せ…』と強要した理由は『見晴を忘れるために既婚者の資格が欲しかった…』と言うことになる。
はたして、それだけの理由で観てる側は納得するだろうか?…と考えたくもなる。
見晴をまだ愛してる…
ほやけん、旭(前野朋哉)がにくい…
おにいがイヤやと言うのであれば、親に言えばええのに…
柊は、明葉と違ってきちんとしていると2話のあらすじに書いていたけど、考え方やすることは稚拙(ちせつ・考え方もすることも幼稚と言う意味)である。
自分探しばかりしよったけん、柊はあの時ファミレスで女性から水をかけられた上にボコボコにいて回された…と言うてもカゴンではない。
柊がそのようになった元凶は、どこにあるのだろうか?
旭は長男だから嫁さんがおらんと生きて行けないのか?
柊は、次男だから恋愛・結婚はダメでしょうか?
柊は大手企業に勤めているけど、年収がどれくらいあるのかと言うことが原因なのか?
…と考えたくもなる。
ハナシを変えるけど、衆議院議員選挙の投票日(10月31日)の3日ほど前(10月28日)に北日本のどこかの都市の市長がこななくそたわけたことをいよったのをご存じでしょうか?
問題の某市長は、連合(労働組合)の会合の席で、年収が低い男性たちに命令口調でこななことほざきよった。
『未婚の最大の原因は、女性の結婚相手の男性の年収にある…(中略)…男性の年収と婚姻率は、おもしろいように比例する…』
…と言うて、未婚男性たちをボロクソに批判して『年収あげろ』と命令した。
その上に、連合の新会長に就任した芳野新会長(女性会長)に対してえげつない言葉を言うて色目つこた…
それが原因で、大きな波紋を広めた。
某市長は『女男をベッシするような発言ではない…』と説明した上で、ケーソツな態度を取ったことをチンシャした。
連合の芳野新会長は、某市長は猛省(もうはんせい)しているからなにも言わないと述べたが、心底では某市長に対してよりし烈な怒りを抱えていると思う。
某市長は、チンシャして猛省してるとはいよったが、心底からわびてないと思う。
オドレは、宮崎県の前知事のそのまんま東か(大激怒)…とおらびとなるわ。
そのような原因は、平成に入りたての1990年ごろから生じていた…
出生率が1・4台を下回った…
それから30年後の2020年ごろに、出生者数80万人を切った…
某市長は、その二つが生じた原因を男性の年収が上がらないといよったけん、話になりまへん(激怒)
そのようになった最大の原因は、もっとも深い部分にあると言うのに…(ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ…)
それでは柊に聞くけど、柊はそんなに見晴と結婚したいのか?
柊は、旭がにくいのか?
どないやねん?
はっきり答えんかい!!
柊は『見晴は好きだけど…おにいがにくいと思ってない…』と答えた。
ウソ言うな!!
なんだかんだ言うて、ノード(農奴・よその家の田畑で働くお百姓さん)がイヤなんやろ…
たぶん、そうだと思う。
1983年に、今村昌平監督の映画『楢山節考(ならやまぶしこう)』が上映された。
中世の北日本の農村の住民たちの極貧生活を描いた悲惨な物語だったと思う。
その中でもっとも悲惨な話が結婚問題であった。
結婚できるのは一家の長男のみで、次男以下は農奴で一生嫁さんをもらうことができん…
年ごろの女性は、家・親を助けるために都へ売られてゆく…
そうしたことが原因で、次男以下が結婚できない…
それが原因で、生きる意欲・労働意欲が削がれた…と言うことや。
他にも、いろんな悲劇が生じたと思う。
もう一本は、2004年秋に上映された森田芳光監督の映画で伊東美咲ちゃんが主演の『海猫』である。
こちらも、長男(佐藤浩市さん)に嫁さんは来たけど次男(仲村トオルさん)には嫁さんが来なかった…
しかし、次男は兄嫁(伊東美咲ちゃん)が好きだと言う気持ちをあらわにして、長男から兄嫁を奪い取った…
以上、2本の映画作品をあげたが、どうしてこなな理不尽が生じたと思いますか?
例えば、こう言うことではないでしょうか?
『長男に嫁さんがきたけん、次男には嫁さんは必要ない…』
『次男がガマンすれば、チャンスが回ってくるから…』
『次男の周りに年ごろの女性がおらんけん…』
『長男にフソクの事態が生じたら、兄嫁を次男とサイコンさせると決めたから…』
…と言うことでしょうか?
あくまでも仮定だけど、旭がフリョの事故に巻き込まれたと想定しよう。
柊の親御は、見晴を柊とサイコンさせようとしたら見晴が『結婚にしばられるのはイヤや!!』と言うて断った。
断られた柊の親御は、どのような気持ちになるでしょうか?
たぶん、柊の親御はオタオタオタオタおたつくと思う。
『見晴ちゃんの親御に貸したゼニがどーのこーの…』
『見晴ちゃんの高校大学の授業料は、百瀬の家が出したのよ…』
『見晴ちゃんのおにい夫婦が家建てた時に、子ども部屋に取りつけるブラインドとエアコンの費用を出したのは百瀬の家よ!!』
…などと言うて、見晴に柊とサイコンしてくれと求めるであろう。
しかし、柊は『それは違う…見晴の家はうちにゼニを求めてない…』と言うて否定した。
それじゃあ、なにがイヤなんぞ?
もしかしたら、ムコヨウシになるのがイヤなのか?
どないやねん?
ムコヨウシになるのがイヤやと言うのであれば、親御に『ムコヨウシイヤや!!』と言えばええのに…
これも、今に始まったワケではなくうんと昔からあったと思う。
『恋愛が平成、結婚が昭和』でねじれている…と平成時代によく言われていたが、結婚は昭和…ではなく大正明治時代…でもないと思う。
その奥深い原因は、平安時代にあったと思う。
BSTBSでうんと前にしよった某歴史番組で聞いた話であるが、平安時代の結婚はムコヨウシが多かった。
その頃の男子は『結婚したあとは嫁さん方の家で嫁さんの親きょうだいと同居する』…
それがイヤなら『通い婚で通す』…
それでもイヤなら『結婚なんぞするな!!』と言うことになる。
マイホームは、嫁さん方の家が用意するケイコウが多かった。
…と聞いた。
過去に放送されたドラマで、主人公はムコヨウシであると言えば、時代劇に多かった。
山陽放送・伊予テレビで月曜日20時からしよった『ナショナル劇場』のドラマで加藤剛さんが主演の『大岡越前』の越前さまがムコヨウシであった。
BS朝日で、平日の17時台に放送しよる『必殺シリーズ』(1971年開始・1971年~75年あたりは制作局の朝日放送はTBSテレビ系だったので、TBSテレビ系時代の分も放送されている…76年あたりからテレビ朝日系のドラマになった)の八丁堀のダンナこと中村主水さん(もんどさん・藤田まことさん)もムコヨウシである。
テレビ愛媛で、金曜日21時からしよった『金曜エンターテイメント』のサスペンスドラマでBSフジでヒンパンに再放送されている『婿入り刑事』の主人公(三田村邦彦さん)もムコヨウシである。
テレビ愛媛が開局してからずっと日曜日18時30分からしよるアニメ『サザエさん』のマスオさんもムコヨウシ…かと言うと、そうではないと思う。
サザエさんは、マスオさんとお見合いして結婚したけどサザエさんは『フグ田』姓を名乗っているので、本籍地はマスオさんの出身地になっている。
長谷川町子さんが描いた原作マンガを読めば分かるけど、サザエさんとマスオさん夫婦は結婚後借家(実家近くにあった)住まいをしていたが、なんらかの理由で借家から追い出された。
仕方がないので、イソノ家に転がり込んだ…という形になっていた。
以上、おぼえている範囲で取りあげてみました。
…とそうこう話しているうちに、もうすぐ『ハンオシ』が始まる時間が近づくようだ…
3話がどのような形で進むか知らんけど、柊はなにがイヤなのかを言わんけんものすごく困っている…
明葉も明葉で、またいらんことすると思うけんややこしくなると思う。
明葉と柊…
(しんどい声で)もうええかげん大人になってや…
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