あれから36年~10月12日放送分の『X年後の関係者』より
伊予テレビドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが…』に関する批評を続けて書こうと思ったけど、どうしても書きたいことがあったので予定を変更しました。
ハナシは、BSTBSで10月12日の23時からしよった『X年後の関係者』で、ファミコン名人(ひらたく言えば、プロゲーマー)の高橋名人と川田名人と桜田名人のお三方が出演していた時の話である。
今から36年前の1985年夏にハドソンソフト(北海道に本社があったゲームソフトメーカー・創業当時は、アマチュア無線機器を扱う『CQハドソン』と言う小さなお店であった)が全国各地を巡回して、ファミコンゲーム大会を始めた。
今のeスポーツの原点であるイベントである。
その当時の愛媛県の会場は、いよてつそごう(今はいよてつ高島屋)であった。
1985年『スターフォース』~1986年『スターソルジャー』~1987年『ヘクター87』で三大会ともにファミコンゲームで個人戦~1988年はPCエンジンゲーム『パワーリーグ』(野球ゲーム)で3人ひと組の団体戦…
…であった。
高橋名人は『正統派16連射』・川田名人と桜田名人は『爪でこする連射』と言うと、70年代以前のお生まれの読者のみなさまは『ああ、あのファミコンの名人だぁ~』と気がつくと思う。
1986年頃の『コロコロコミック』(小学館)でお笑い自伝マンガ『高橋名人物語』・高橋名人とファミコン少年たちが主人公の『ファミコン少年団』と言うマンガが連載されていたし、『コミックボンボン』(講談社)でもファミコンマンガが連載されていた。
『ファミリーコンピュータマガジン』(ファミマガ・徳間書店)・『ファミコントップ』(学習研究社)などのファミコン専門誌が多数刊行された。
家庭用ゲーム機も、『ファミコン』を皮切りに『ファミコンディスクシステム』『シャープツインファミコン』~『PCエンジン』~『スーパーファミコン』~『プレイステーション』~『セガサターン』~『ドリームキャスト』~『プレステⅡ』~『ゲームキューブ』~『ニンテンドーWii』…などとさまがわりした。
令和の今はインターネット・スマホタブレット端末によるゲームが中心になったので、家庭用ゲーム機が玩具店にならんでいるのをあまり見かけないと思う。
その一方で『ニンテンドーDS』『プレステポータブル』などのケータイゲーム機が幅広く普及していると言うことも忘れてはならない。
1980年代なかばから令和の現在に至るまでの間は、『ビデオゲーム』の歴史が目まぐるしく動いた時期であった。
その中で、1988年に『ドラゴンクエストⅢ』(スクウェアエニックス)が発売された時は、ものすごく盛り上がったことは今でもおぼえている。
その当時のテレビのワイドショー番組で、店舗の前に『ドラクエⅢ』を買いたい人たちがぎょーさんできた映像が放映されていた。
なんでそのようになったかと言うと、その前の『Ⅰ』と『Ⅱ』は、途中でゲームを終える前に『復活の呪文』を見て、表示されている呪文をメモして、メモした通りに入力してつづきをする仕組みになっていた。
(『ドラクエ』以外の『ネクロマンサー』(ハドソンソフト)『グーニーズⅡ』(コナミ)『キャプテン翼』(コーエーテクモ)『さんまの名探偵』(バンダイナムコ)などのファミコン・PCエンジンゲームも同様の形であった)
『復活の呪文を正しく入力したのに、『じゅもんがちがいます』のメッセージが出た…』…などのおなげきの声が多くあったので、『Ⅲ』のソフトから『バックアップ機能』を設けた。
これにより、なんのうれいもなく途中からゲームを続けて行くことができるようになった。
なので、店舗の前に行列ができたのか?…などと思うけど、他にも魅力的なものがあったと思う。
ハナシは変わって…
『ドラゴンクエスト』シリーズのサントラの作曲を手がけたすぎやまこういち先生が9月30日に天に召された。
すぎやま先生の音楽の歴史は、1960年代後半のGS(グループサウンズ)ブームから始まった。
タイガース(沢田研二さん、岸部一徳さんがいたグループ)の『君だけに愛を』『花の首飾り』…
ヴィレッジシンガースの歌で、2002年に島谷ひとみさんがカバーした『亜麻色の髪の乙女』…
1972年のガロの歌『学生街の喫茶店』…
…の歌があった。
『ドラゴンクエスト』シリーズの作曲を手がけたのは1986年からである。
最新作『ドラゴンクエスト12』の作曲がすぎやま先生の最後のお仕事であった。
『ドラゴンクエスト12』を手にされた時は、すぎやま先生が全生命をふりしぼって作曲した音楽の数々(『フィールド移動中』『ダンジョン移動中』『戦闘モード』『城・町にいる時』『ほこらにいる時』~『エンディング』まで)をしっかりと聴いてほしい…
………………
ハナシは変わって…
インターネット・スマホタブレット端末のゲームが中心となった今、問題になっているのは、『高額なアイテム代』による家族間の問題であることは言うまでもない。
『ファミコン』『スーファミ』の『ドラゴンクエスト』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズなどでは、ゲーム内に通貨が設定されていたので、その中でアイテムを購入することができた…
しかし、ネットゲームのアイテム購入はクレカ決済などによる仕組みになっているなど、仕組みが異なっている。
それがゆえに、家に高額なクレジット請求が届いて大騒ぎになったと言うことが多くなった。
最強のソード(刀)購入で10万数千円と言うから、たまったもんじゃあらへんねん…
そのような問題は、今から42年前の1979年に『スペースインベーダー』(タイトー)がブームになった頃から始まったと思う。
最初、ビデオゲームは街のゲームセンターや飲食店などの家庭外に置かれていたので、当時の人たちはわずかなこづかいを手にしてゲームしに行った。
それがゆえに、帰宅が遅くなって親から怒鳴られたと言うことが多かった。
つまり、そういう問題は今も昔も同じであると言うことや。
ぼくも、『ファミコン』が家に来たときからゲームはしよった。
その時ぼくが夢中になっていたゲームは、『ファミコン』では『スターフォース』『スターソルジャー』『ヘクター87』『ゼビウス』などのシューティングゲーム…『ドラゴンクエスト』シリーズは『Ⅲ』…『信長の野望~全国版』『蒼き狼と白き牝鹿・ジンギスカン』『信長の野望~戦国群雄伝』…
『スーファミ』では、『シムシティ』『スーパーウルトラベースボール』『スーパーウルトラベースボールⅡ(1994年実名版)』『ときめきメモリアル』…
『プレステ』では、『プリンセスメーカー』…
…であった。
今はどうかと言うと、夢中になれるゲームがおまへんなぁ~…である。
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