【ウェブ作家生活10周年記念エッセイ】佐伯達男のテレビのハナシ
百瀬柊(しゅう)は既婚者の資格がほしいといよるはっきりとした理由が分からないので困る~『婚姻届に判を捺しただけですが…』第1話のあらすじの部分ごとに分けて批評します!!
百瀬柊(しゅう)は既婚者の資格がほしいといよるはっきりとした理由が分からないので困る~『婚姻届に判を捺しただけですが…』第1話のあらすじの部分ごとに分けて批評します!!
このページでは、明葉に婚姻届に判を捺してくれと強要した百瀬柊(ももせしゅう・坂口健太郎)のことについてハナシをする。
柊は、日中ファミレスで女性にプロポーズしよった時に女性に水をかけられた…
柊は、なんで女性から水をかけられたのか分からんドアホな男である。
その日の夕方に、柊と明葉(清野菜名ちゃん)と会ったが、柊は明葉に無礼な態度をとっていたので明葉は怒っていた。
そこへ、明葉のおばあやん(木野花さん…映画『マザー』(2020年・スターサンズ)でヒロイン(長澤まさみちゃん)のオカンの役を演じてた)が急病で病院に搬送された。
その時に、柊のカバンの中から婚姻届が出たのでさわぎになった。
明葉は、この時に柊に婚姻届に判を捺してくれと強要された…
…と言うあらすじだったと思う。
1話のあらすじをひととおり読んでみたけど、柊は自分勝手なドアホな男である。
柊は、なんで明葉に婚姻届に判を捺してくれと強要したのか?
柊は、おひとりさまで生きて行くことがイヤな理由はなんなのかを言わないので、なお悪い!!
日中、ファミレスで女性に水をかけられた原因が分からないのであれば、自分の顔を鏡に写してよぉーに考えてみろ!!
柊は、結婚生活を送ることも家庭を営むことも子を育てる資格なんぞ最初からあらへんと感じた。
しかし、そのまた一方で『おひとりさまサイコー~』と言えずに、肩身の狭い気持ちで暮らしているおひとりさま男子の生活問題などが実社会で深刻になっていることはいなめない。
なぜ、おひとりさま男子は『おひとりさまサイコー~』と言えないのか?
おひとりさま男子がそのようになった元凶はなんなのか?
………
などを検証して行く。
まず、おひとりさま男子の百瀬柊はひとり暮らしをしているのか?それとも、親きょうだいと暮らしているのか?…と言う問い合わせがあったので、お答えいたします。
百瀬柊は、おにいの旭(あさひ・前野朋哉)と兄嫁の美晴(倉科カナちゃん)の夫婦と暮らしている。
他に同居しているシングルきょうだいがいるか?両親も一緒に同居しているのかについては、分からないのでそれ以上はお答えできません。
聞くところによると、兄嫁・美晴は、学生時代に柊とつき合っていたが柊と結婚することを考えていたかどうかは不明である。
あくまでも仮定であるが、柊と美晴はちいちゃい時からの幼なじみで、幼稚園から高校生まで同じ幼稚園学校に通っていた仲であった…あるいは、柊と美晴の親御同士の仲がよかったので、あらかじめ柊と美晴を結婚させるヤクソクを取りつけた…が考えられる。
コミック原作やテレビドラマの本編で柊と美晴の関係がどう描かれていたのかは知らんけど、なんで美晴は柊よりも旭と結婚することを選んだのか?
柊の親御は、美晴とおにいを投げやりな気持ちで結婚させたから、柊に『すまんけど、旭(おにい)のためにガマンしてくれ…』と言うたに違いあらへんと思う。
これも仮定だけど、柊が『婚姻届に判を捺してくれ…』と言うて明葉に強要した理由は、旭に原因があると考えられる。
旭は、桂田冬彦(1992年の『ずっとあなたが好きだった』で佐野史郎さんが演じていたマザコン男)と同じタイプの超なさけない男だろうか?
それも考えられるけど、そのハナシはひとまず終えて、おひとりさま男子が『おひとりさまサイコー~』と言えない現状についてハナシを進めて行く。
この日本の国で暮らす20~40代(労働者人口)のおひとりさま男子が親もとから離れて完全に自立した暮らしを送っている人は、全体の何割ぐらいだと思いますか?
賃貸マンション・賃貸アパートを借りてひとり暮らしを送っているおひとりさま男子、あるいはシェアハウス住まいのおひとりさま男子の割合は、それほど多くないとぼくは思っている。
親もとから離れていても、企業の独身寮住まい・経営者の家で住み込み・親類の家で下宿しているおひとりさま男子の方が多いと思う。
また、大人になっても親きょうだいたちと同居しているおひとりさま男子や両親・きょうだい夫婦の家族と2・5世帯住宅で暮らしているおひとりさま男子も多いと思う。
おひとりさま男子が自立できん原因は、なんであると思いますか?
その最大の原因が『食事』の問題だと思う。
親もとから離れて賃貸マンション・賃貸アパートでひとり暮らしをしていると、『コンビニでOK』と言う形になる…
そうなると、栄養が大きくかたよる…
親御さんが『自立した暮らしをしなさい…』とお子さまに小うるさく言うけど、食事のことはなーんにも言わない…
お子さまが高校卒業後、遠方の大学・専門学校に進学…または就職することが決まったのに、卒業式が近づくと『やっぱりひとり暮らしをさせない方がいいのではないのか…』と不安になる。
とくに、男の子の場合は深刻である。
『やっぱり学生会館に変えてもらうようにお願いしようか…』
『親類の家に下宿させた方がいいのではないのか?』
『大学が家から遠いけど、家から通わせた方がいいのでは…』
…と言うて、お子さまの新生活の準備をやめてしまう親御さんがいると思う。
それよりも最大の元凶は、学校のカリキュラム自体に問題があると考えられる。
小学校5年生に進級すると、新たに家庭科のカリキュラムが加わる。
小学校の家庭科は女男一緒に受けるけど、中学校に進学すると女子が『家庭科』で男子が『技術』と分かれて受けることになる。
『それは男子チュウボウに入るべからず』のことわざ通りだからそのようになったのでしょうか?』と言いたくなる。
あるいは、『男が台所のことを学ぶなんてけしからん!!』とでも言いたいのでしょうか?
そのような考え方では、おひとりさま男子の生活力は大きく低下しますよ…
花嫁学校はあるのに、なんで花婿学校がないのか?
1989年に山陽放送で木曜日21時からしよったドラマで、武田鉄矢さんが主演の『愛し方が分からない』があった。
武田鉄矢さんが演じる花嫁学校の講師と結婚に自身が持てないおひとりさま男子たち(生徒たち)のヒューマンドラマである。
結婚に自身が持てないおひとりさま男子たちは、心底から結婚したいと思っているのだろうか…
…と考えたくなるドラマであったと思う。
ハナシを戻すが、おひとりさま男子が『おひとりさまサイコー~』と言えない状況を作った最大の元凶はなにかを話したが、ハナシをここでまとめておく。
最大の元凶は『食事の問題』である。
親もとから離れて暮らしていると、栄養バランスのかたよりなどがある。
次に、2・5世帯の家庭では、上のきょうだい夫婦の家族がいるからシングルきょうだいの結婚に消極的になりやすい…
次に、親御さんの優柔不断な気持ちがお子さまの新生活準備などのさまたげになっている…
そして、そのような元凶は学校のカリキュラム…中学校の女子は『家庭科』、男子は『技術』と分けていること…
他にも問題点をたくさん話したいけど、ひとまずハナシはここでおわりにする…
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