大加戸明葉は『おひとりさまサイコー~』といよるけど、10年20年先のことはどーでもええのか?~『婚姻届に判を捺しただけですが…』第1話のあらすじの部分ごとにテーマを分けて批評します!!

10月19日から伊予テレビで火曜22時の新ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが…』が始まります。


さっそく第1話のあらすじを読んでみたが、『なんやねんこれは一体!!』と激怒したので筆を取らせてもらう。


ハナシは、1話のあらすじの要点ごとにテーマを分けて進めて行く。


ヒロイン・大加戸明葉(おおかどあきは・清野菜名ちゃん)は、デザイン会社に勤務するOLである。


明葉は、仕事が終わって帰宅したあとは超ラフすぎるルームウェアに着替える…


食事はコンビニでこうたものですます…


オキニのソファに座って、缶ビールをのみながらくつろぐ…


職場で既婚者は経営者の男性だけで、女性従業員さんたちは未婚ばかりである。


明葉の周囲の女性従業員さんたちは『結婚結婚結婚…』とアタフタしよる人もいれば、明葉のように結婚を考えていない人もいる。


友人知人のオノロケ話を聞いても、明葉は一切気にしない…


…と言うように、明葉は『おひとりさまサイコー女子』である。


明葉はどなな理由があって『おひとりさまサイコー』といよんのか知らんけど、10~20年後の40代50代になった時のことや老後のことはどーでもええんやね。


ぼくがそのように言うたら、明葉はぼくに『いいじゃんそんなこと…アタシは好きでおひとりさまを選んだのよ。』と凄んできた。


ほんなら、『おひとりさまサイコー~』と言うのであれば、そのために必要な資産は作りよんか?


明葉は『メンドイ!!』と答えた。


たとえば、『分譲マンションこうて、マンション経営する』とか『iDeCo申し込んで老後に必要な貯蓄を作る』など…できることはあるんだぞ…明葉は、そうは思わないのか?


明葉は『いいじゃんそんなこと…アタシは好きでおひとりさまになったのよ…もういいでしょ…ジジイのコゴト聞くのはしんどい…』と言うた。


コラー!!ジジイと言うな!!


ぼくは、11月30日で50になるんだぞ!!


まだジジイと呼ばれたくないわ!!


明葉は『好きでおひとりさまになった。』といよるけど、10~20年先のことはなーんにも考えてへんドアホや。


だが、明葉のような『おひとりさまサイコー女子』が目立つようになったのは31年前の1990年あたりからだったと思う。


その頃、ぼくは18・19歳であった。


1990年の出生率が1・4以下に低下した。


それから30年後の2020年に出生者数が80万人以下に低下した。


つまり、この30年の間に少子高齢化が進んでいると言うことや。


くり返して書くようでもうしわけないけど、もう一度愛媛県の2019年の一日の数字の移り変わりの引き算をします。


婚姻14.7-離婚5.9=8.8


出生23.2-死亡50=-26.8


転入115-転出122.7=-7.7


ぼくが住んでいる愛媛県では、婚姻と離婚の件数の差がプラスだけど、出生数が伸び悩んでいる…と言うことである。


それ聞いた明葉は『それがどうしたのよぉ~いなかのデータなんかあてにならないわよ…』と言うた。


コラー明葉!!


愛媛県をいなかと言うのであれば、ネット開いて自分かたの住んでる都道府県のデータを調べてから言わんかい!!


ハナシを変えるけど、『おひとりさまサイコー女子』が目立つようになった背景には、さまざま要因がある。


コンビニ・コインランドリー・ネットカフェ・個室ビデオ…


ぼくが生まれた1970年代・1980年代にそのような店舗があったのは大都市圏や大都市圏とリンセツする地域のみに点在していた。


愛媛県で言うたら、県庁所在地の松山市と近隣の4つの市町にあった。


その頃、東予や南予にはそのような店舗はなかった。


またその頃、愛媛県にイオンの店舗がなかった。


その頃のテレビ放送は県外波が映っていたけど、愛媛県にない店舗のCMをみても意味がなかった。


(その頃のうちのテレビで映っていた県外波は、西日本放送と山陽放送と瀬戸内海放送だった。)


松山市と近隣の4つ市町以外の愛媛県にコンビニが登場したのは1994年頃からであった。


その後、コインランドリー・ネットカフェ・個室ビデオなど…が少しずつ登場した。


1990年代後半に、ケータイ・ネット・パソコンがひとり一台の時代になった。


2010年代に入って、スマートフォン・タブレット端末の登場…


2014年頃に、愛媛県で『セブンイレブン』の営業が始まった…


つまり、平成に入ってから令和の今までの間に日本の文化は刻々と変化した。


しかしながら、それだけで『おひとりさまサイコー女子』を生んだ要因と決めつけるのはおかど違いである。


…となると、やっぱりテレビドラマの内容に要因があると言うのか?


平成に入ってから今までに放送された恋愛結婚に関連するドラマをあげてみる。


『東京ラブストーリー』『101回目のプロポーズ』『ずっとあなたが好きだった』『10年愛』『ええにょぼ』『ダブルキッチン』『スイートホーム』『誰にも言えない』『29歳のメリークリスマス』『真昼の月』『ロングバケーション』『ラブジェネレーション』『お見合い結婚』『20歳の結婚』『ちゅらさん』『嫁は三つ星』『君はペット』『プロポーズ大作戦(長澤まさみちゃんの主演のドラマ)』『だいすき!』『ラブシャッフル』『東京タラレバ娘』『逃げるは恥だが役に立つ(にげはじ)』『半分青い』『私、定時で帰ります』『パーフェクトワールド』…


そして、『着飾る恋には理由があって』『プロミスシンデレラ』『リコカツ』に至るが、『恋愛結婚に希望が持てる…』と思える作品があっただろうか?


『ずっとあなたが好きだった』(1992年・山陽放送~TBS系)と『お見合い結婚』(2000年・テレビ愛媛~フジ系)では、お見合いすることに対する不信感を強めた…


『ええにょぼ』(1993年のNHKの朝ドラ)では、『新婚早々に別居するのであれば結婚なんぞせん方がええんよ…』と思って、ヒロインと結婚相手のオンゾウシの生き方をボロクソに批判した…


それは『嫁は三つ星』(2001年・伊予テレビ~TBS系)でも同じ気持ちである。


ヒロインを置き去りにして遠方へ逃げた男…ヒロインにイソンする男の親きょうだいたちはなにを考えているのかと怒りを強めた…


他にも、ジレンマ・不信感・怒りを感じたトレンディドラマはたくさんあったが、その中でもっとも極悪なのが『リコカツ』(2021年4~6月・伊予テレビ~TBS系)である。


咲(北川景子ちゃん)の気だるい気持ちと紘一(永山瑛太さん)のヨーチイ気持ちが原因で、周囲の人たちに多大なメーワクを及ぼしたことは、一生こらえへん!!…


あと『プロミスシンデレラ』(2021年7~9月・伊予テレビ~TBS系)も、ヒロイン(二階堂ふみちゃん)の気持ちのだるさとダンナ(井之脇海)のヨーチイ気持ちが原因であちらこちらにメーワクかけていることに気がついていない…


…など、いろいろ書いたけどキリがないのでここでやめておく…


ハナシを戻すが、それも『おひとりさまサイコー女子』を生んだ要因であるけど、その他にも元凶はたくさんある。


『職場が従業員さんたちの結婚問題に無関心である』

『近くに出会いの場所がない』

『近くに身の丈に合う相手がいない』

『お見合いイベントへ参加したいけど、開催時刻が夜だから行けない…』

『年齢制限されているから無理…』

『帰りは遅くなるからダメ…』

『親が家で晩ごはん食べろといよるから、お見合いイベントに参加できない…』


…と言う言葉を聞いて、どう思うでしょうか?


これが今の日本の現状ですよ。


うんと先の未来を想像してみたらどのように感じると思いますか?


明葉は、それがゼンゼン分かってへん…


あ~、しんどかった~

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