【ウェブ作家生活10周年記念エッセイ】佐伯達男のテレビのハナシ

ぼくにとって理想の育児とはなんだろうか？

2021年６月上旬に、盛岡市の中心部で蛇行した乗用車による追突事故が発生した。

蛇行した乗用車を運転していたのは、９歳の男子児童であったことはご存じでしょうか？

事件のあと、加害者児童の母親が警察の事情聴取に対して『目を離した間に車とカギがなくなっていた…』とおたついた声でいよった。

しかし、世間さまは加害者児童の親御に対して厳しい目で見ている…

…と言うことに加害者児童の親御は気がついていないと思う。

…と言うよりも、親御は逃げ場を失うまで逃げ回るつもりでいると見られてもハンロンすることはできないだろう…

『（加害者児童）の親御は、逃げることしか頭にないと思う…』

『（加害者児童）の親御はえらそうにしているわよ…』

『あの事故があったとき、親御はどこでなんしよったんかしら…』

『（加害者児童）の家のご夫婦（祖父母）が甘やかすからいかんのよ…』

『（児童の親御）は、子どもを叱ることができんのかしらねぇ～』

『（加害者児童のお兄さま）は、（有名進学の中学）の受験で必死に勉強しよんのに…（加害者児童）は勉強する気ないのかしら…』

このように、ご近所のみなさまがヒソヒソいよると思う。

そうなると、近所付き合いができんなる。

近所付き合いができんなると言うことは、今暮らしている地域で暮らして行くことができんなると言うことや。

加害者児童の親御と祖父母は、そこんところが分かってないみたいや。

韓国ドラマ『ＳＫＹ キャッスル』『凍てついた愛』…

日本のドラマ『泣かないと決めた日』『名前をなくした女神』『もう誰も愛せない』『牡丹と薔薇』『新牡丹と薔薇』『沿線地図』『渡る世間は鬼ばかり』シリーズ『金曜日の妻たちへ…』（きんつま）シリーズ『岸辺のアルバム』『ずっとあなたが好きだった』…

そして『リコカツ』…

アニメでは『新世紀エヴァンゲリオン』『超時空要塞マクロス』『アニメ版・約束のネバーランド』…

映画で言えば、『ヤクザと家族』『哀愁しんでれら』『マザー』（長澤まさみちゃんが主演の映画）『パラサイト』（韓国映画）『明日の食卓』（菅野美穂さんと尾野真千子さんと高畑充希ちゃんが主演の映画）『約束のネバーランド』『ファーストラブ』（北川景子ちゃんが出演していた映画）…

上記であげたテレビドラマ・アニメーション・映画の他にも、家庭の問題がかかわっている作品はまだまだたくさんある。

ぼくが生まれた日以降に発生した深刻な事件で言うと…

浅間山荘事件・大手企業のオフィスビル周辺で発生した連続爆破事件・長崎バスジャック事件・ダッカ事件・大阪北畠都市銀行猟銃立てこもり事件・路線バス放火事件・福田和子事件（松山ホステス殺人事件）・グリコ森永事件・ビートたけしとたけし軍団によるフライデー編集部襲撃事件・朝日新聞阪神支局銃撃事件・宮崎勤事件・オウム真理教事件・ペルー日本大使館公邸占拠事件・神戸酒鬼薔薇事件・山口母子殺人事件・東京池袋通り魔事件・ＪＲ下関駅通り魔事件・てるくはのる事件・西鉄バスジャック事件・宅間守事件・秋葉原通り魔事件・植松事件（相模原福祉施設襲撃事件）・白石事件（神奈川座間大量殺りく事件）・在間事件（松山の中心地で発生した車暴走事件）・東海道新幹線通り魔事件・飯塚事件（池袋車暴走事件）・神奈川通り魔事件…

昭和・平成、そして令和の今にかけて発生した事件をおぼえている範囲内であげてみた。

上記であげた事件の容疑者・被告人・受刑囚・死刑囚は、家族と不仲であった。

不登校・学校中退・職転々・近所付き合いができない…

そうしたことが原因で、凶悪犯罪に至る…

それで人生は、すべてパーになった。

容疑者・被告人・受刑囚・死刑囚の心の闇に家族たちは『わしらはしらん』…と言うてきりすてた。

今ごろ後悔しても遅いと思う…

話を変えるけど、ぼくにとって理想の育児とはなんだろうかと自分の中で聞いてみた。

子どもがやりたいことがみつかった時、どのようにタイショすればいいのか？

いくつまで親もとに子どもをおくべきか？

子どもがものをほしがっている時、どうすればいいのか？

アレコレ考えたけど、答えは見つからなかった。

結局、ぼくの理想の家族像とはなんだったのか？

今日は、疲れました。