『デジモン』と災害報道
6月13日の朝9時頃であった。
朝ごはんを食べ終えたあと、見ていたテレビを消そうとした。
その前に、なんとなくチャンネルをかえていたら、テレビ愛媛でしよった『デジモン』のアニメのところで止まった。
画面には、山のところどころに柵が設置されていたのが映っていた。
それから何秒か後に、恐ろしい地鳴りが響いた。
同時に、サイレンが鳴り響いた。
付近にいたデジモンたちが次々と逃げ回っていた。
噴石が柵を直撃した。
女の子(名前はおぼえてないけど)がノンキに柵を直していた。
パートナーのデジモンが『柵は時間稼ぎのために作られたものだから役に立たない!!』と言うて女の子に避難するようにと言うた。
女の子は、パートナーのデジモンと一緒に避難した…
その後、溶岩が火口から流れ出した。
…と言う場面だった。
この最近、アフリカの民主コンゴ(旧ザイール)とルワンダの国境にまたがっている火山が溶岩流を伴った大噴火が発生したニュースが報じられたのをご存じでしょうか?
溶岩流が原因で、現地で大きな被害が出た。
避難する途中で、はぐれてしまった子どもたちがたくさんいた。
その上に、疫病が流行しているので生命の危険が高まっている。
現地の人々は、この先どうすればよいのか分からずにとほうに暮れている…
そうした深刻な事案は、日本国内の火山でもあった。
1983年に発生した三宅島の火山噴火の時、火砕流が阿古地区に流れ込んだことによって、住む家などをなくすなど、住民のみなさまがとてもつらい思いをした…
1991年に発生した九州北部の雲仙普賢岳が噴火した時、集落に流れ込んだ火砕流で地元の消防団のみなさまや報道関係者のみなさまが犠牲になられた…
2014年の木曽の御嶽さんが大噴火を起こした時、火砕流で大勢の登山客が火砕流に巻き込まれて亡くなるなど、人的被害が生じた。
1986年に伊豆大島の三原山が大噴火を起こした時と2015年に九州南部の口永良部島が大噴火を起こした時は、全島民が集団避難を余儀なくされた…
1986年の三原山の大噴火の報道特番を見た時、ぼくはむねが切り裂かれる思いをした。
島の中心部の桟橋(みなと)で、全島民たちがひどくつらそうなおもむきで大型フェリーに乗り込んでいる様子を見て、島民たちはどんな思いでフェリーに乗るのか…
島に帰ることができるのはいつになるのか…
いつになれば噴火がおさまるのか…
この先が見えない中で、島民たちはどんな思いをしていたのか…
あの時、ぼくはそんなことを考えながら報道特番を見ていた。
話しをかえるけど、ぼく自身も火山である山に登ったことがあった。
小学校6年生の時に参加した子どもキャンプツアーで、飛騨と木曽の境目にある乗鞍岳(のりくらだけ)に行った。
その時に、火口池周辺の地獄絵を目の当たりにした。
火口池の周りに、どす黒い噴石が散らばっていたのを見たぼくは、顔が真っ青になった。
火山の威力を見たので『この場で大噴火が発生したらヤバイかもしれん…』と思った。
他にも話したいことはあるけど、長々となるのでここで筆を置く。
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