【ウェブ作家生活10周年記念エッセイ】佐伯達男のテレビのハナシ

『お見合いお見合い…』と言うけれど、それは何のためにするのですか!?よーくんのようにスケジュール帳の予定がギュウギュウになっているのに、どうやってお見合いをするのですか!?

モバゲーのチャットβで『お見合いはだれのためにするものか？』と入力してチャットの部屋を試しに作ってみて、様子をみた。

返って来た答えは『テメーの幸せのためだろう…』であった。

ぼくの考えとしては、必ずしもそうだとは思っていない。

幸せになろうと思ってお見合いしたのに、満足行く結果が出すことができなかった方が多い…

自分が理想としているお見合いの形（恋人がおらん状態で、普通に出会ってお見合いすること）は、ドラマだろうが実際であろうが５パーセントくらいしかないと思っている。

ＮＨＫ総合テレビでかつて放送していた『サラリーマンＮＥＯ』で『部長の親』と言う話があった。

部長の親は、部下の家に行って『婚約者と別れてくれ』と言うた。

部長の親は、息子である部長に『時期が来たら神さまが選んでくれるから…』と言うてじっとするようにさとした…

『息子は男前だから、相手のコがアプローチするだろう…』とノンキにかまえていたが、とんだ思い違いをしたので、部長の親は『どうしようどうしよう…』とおたつきよった。

ほやけん、部下と婚約者の女性を別れさせるしかなかった…と言う親御のオタオタ型によるお見合い…

2000年１月開始のテレビ愛媛のドラマで、松たか子さんが主演の『お見合い結婚』は、はぐいたらしい型のお見合いであった。

ヒロイン（松たか子さん）のお見合い相手（ユースケ・サンタマリアさん）は、会社から海外転勤を命ぜられた。

海外転勤は既婚者しか認めてないので、ヒロインとお見合いしろとお見合い相手は会社から言われた。

しかし、お見合い相手はＯＬさんにセクハラをして子をはらませたトラブルを起こしていた。

お見合い相手の上司夫婦は、問題解決のため（…って言うか、いびつなインペイ工作だ!!）にヒロインとお見合いしろと命令した。

それからあとの展開で、お見合い相手の上司夫婦はお見合い相手に高額な指輪を買わせたりするなど、ムチャブリしよったねぇ…

他にも、ヒロインの両親もいらんことよぉーけしよった…

最後はどうなったか知らんけど、ふたりとも結婚なんぞイヤや言うて自滅したのではないのか？

他のドラマにも、非常に生ぬるい事案がたーんとおましたなぁ～

話を変えるけど、お見合いすると決めてもすぐにできると言うわけではない。

一般的には、親御さんが知っている人に手紙を書いてお願いする…または、結婚を真剣に考えているお子さまの学校にいた時の恩師や職場の上司やいつも親切に接している人に直接頼む…

しかし、頼まれた人がこころよく引き受けてくださるかどうかが問題である。

その時に、親御さんが『どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう…』と悩むわけや。

その結果、悩み抜いた末に『やっぱりヤーメタ…』と言うケイコウが多い。

『じっと待っていた方がいいか？』

『やっぱり、お見合いをお願いした方がいいと思う。』

『結婚相談所で相手を探したいけど、セケンの目が気になる…』

…などの理由でコンワクする。

そうこうして行くうちに、わが子の年齢が35歳以上になった。

その時になって、親御さんがオタオタオタオタおたつくんよ。

待たされている子は、たまったもんじゃあらへんねん。

それが原因で、待たされている子は結婚自体をあきらめた…と言うことになる。

仮に、お見合いができてもたった一度で『ヤーメタ』と言うてあきらめてしまうケイコウもある。

そうした事案は、1969年から始まった松竹映画で渥美清さんが主演の『男はつらいよ』シリーズの第一作目にある。

寅さん（渥美清）の妹・さくらさん（倍賞千恵子さん）のお見合いのシーンだったと思う。

寅さんのテーブルマナーが悪いことと失言のオンパレードがつづいたので、お見合いを断られた。

それとよく似た事案が、2009年４月期放送開始で伊予テレビで水曜日21時からしよった武田鉄矢さんが主演のドラマ『夫婦道（ふうふどう）』にある。

共演は、高畑淳子さん（香川県出身・北川景子ちゃんの遠い親類にあたる人）、南海キャンディーズのしずちゃん、本仮屋ユイカちゃんなど…だった。

夫婦（武田鉄矢と高畑淳子）は、長女（しずちゃん）のお見合いの連敗記録を200で止めるためにヤッキになっていた。

しかし、夫の失言が原因でお見合い201連敗目を喫した。

そんな長女は、事務所のデスクに置かれていたお見合い写真を見て『お見合いが来た』と喜んだ。

しかし、それは夫婦が知人から頼まれたお見合いだった。

それ聞いた長女は『うち、結婚なんかイヤや!!』と言うてブチ切れた。

ブチ切れた長女は、父親や居合わせた父親の知人たちに八つ当たりするなどして暴れ回った。

その後、問題の夫婦の３人の娘さんたちの結婚問題はどうなったのか？

あの様子では、３人の娘さんたちに嫁のもらい手などないだろう…

または、相手の家も息子さんをムコに出すのをやめると言うであろう。

…と話しよったら、よーくんのお見合いはいつするのと言う話題を出すのを忘れていたー…

…と言うことで、つづきは次のページへ…