【ウェブ作家生活10周年記念エッセイ】佐伯達男のテレビのハナシ

田村正和さーーーん（＞＿＜）

2021年４月３日に、俳優・田村正和さんが天に召された。

享年・77歳でした。

京都市のご出身…

おとうさまは、歌舞伎役者の阪東妻三郎さん…

ごきょうだいは、俳優の田村高廣さん（兄さま）・田村亮さん（弟さん）と母親違いのごきょうだい（役者さんである）の４人である。

田村亮さんの俳優の息子さんは、正和さんのおいにあたる。

1972年から73年にかけて放送された時代劇『眠狂四郎』シリーズ（東映・関西テレビ制作）など…70年代のテレビ出演は時代劇の出演が中心であった。

現代劇は、1980年代から出演した。

山陽放送（ＴＢＳテレビ系）で金曜日20時から放送していた『うちの子にかぎって』シリーズ（1984年と1985年）・金曜日21時から放送されていた『パパはニュースキャスター』（1987年１月期開始ドラマ）…

伊予テレビ（ＴＢＳテレビ系）の東芝日曜劇場『カミさんの悪口』シリーズ（1993年10月期開始ドラマ）

テレビ愛媛（フジテレビ系）ドラマ『ニューヨーク恋物語』・『古畑任三郎』シリーズと『総理と呼ばないで』（２本とも三谷幸喜さんの脚本）、『じんべえ』（あだち充先生の原作のドラマ・草なぎ剛さんと松たか子さんと共演した）…

たくさんのドラマに出演した。

その中で、『古畑任三郎』シリーズが一番印象に残っている。（１話完結の作品なので、途中からみても大丈夫です。）

事件の真相を暴くために、重要参考人（ゲスト出演者）をシツヨウに追い詰めて行く古畑任三郎がコミカルに描かれていた。

古畑任三郎の相方で、西村まさ彦さんが演じていた今泉くんのキャラもおもろかった。

デコはたかれるなど…いじられながらもねばり強く古畑任三郎について行った今泉くんの姿がよかった。（ビデオレンタルソフトで、番外編で今泉くんの話があった…本編では違う今泉くんの姿に注目）

ぼくが『古畑任三郎』シリーズで気に入ってる話は、笑福亭鶴瓶師匠（シリーズ第１回・作家の妻が殺されて埋められた事件・偽装誘拐でケーサツをかくらんさせた）と小林稔侍さん（時代劇の役者・映画の撮影所内で発生した殺人事件）と沢口靖子さん（女教師・全寮制の女子校で発生した殺人事件）と草刈正雄さん（医師・作家夫婦殺人事件）がそれぞれゲスト出演していた回である。

シリーズ第１回は、鶴瓶師匠のしゃべり方がおもろかった。

小林稔侍さんが出演回は、事件の記者会見の時に今泉くんがおかしなメイクをつけていどんだ姿でわろた（しゃべり方もおかしかった）…

沢口靖子さんの出演回では、今泉くんがベッドで寝相が悪い状態でいびきかきよったシーンでわろた（その前に、今泉くんはベッドの床を壊した…さらにその前に古畑さんにデコはたかれた）…

草刈正雄さんの出演回では、被害者役のおひょいさん（藤村俊二さん）のメイクがおもろかったのでわろた…

…などなどがあった。

スペシャルドラマ版では、ＳＭＡＰ（2016年大みそかに解散した）のメンバー５人全員と元大リーガーのイチローさんがそれぞれ容疑者役で出演していたなど…話題豊富な作品であった。

もし、田村正和さんの『古畑任三郎』シリーズがつづいていたら、弟さんの田村亮さんとの共演を実現してほしかった…

田村亮さんが容疑者役なら、剣術の範士…

あるいは、峰岸徹さん（故人）が演じていた蟹丸警部の役で出演…

が考えられる…

きょうだい共演が実現できずに残念だった…

ご冥福をお祈りします(>_<)