【ウェブ作家生活10周年記念エッセイ】佐伯達男のテレビのハナシ

交際０日で結婚を決めた…それでいいのか!?

北川景子ちゃんが主演の伊予テレビ（ＴＢＳテレビ系）４月期開始ドラマ『リコカツ』や田中麗奈ちゃんと西村まさ彦さんの共演のBeeＴＶ（ビーティービー・ネット動画配信）のドラマ『電撃婚』などで、交際０日で結婚を決めた夫婦の話があった。

はたして、それでいいのであろうかとぼくは思った。

ぼくは『交際０日で結婚なんかゼッタイアカン!!ダメ!!』とは言うてない。

『相手の気持ちを聞かずにソッケツで結婚を決めていいのか!?』と言うことである。

交際０日で結婚すると言うキャラは、男に多いと思う。

『ガマンできん…』

『つまらん…』

『さびしい…』

劇中キャラの男は、ヒロインの前でそのようにいよった…

他にも『親の暴力から逃れたい…』と言う例もあったのぉ…

『リコカツ』のヒロイン（北川景子ちゃん）の夫（永山瑛太さん）は、過去にオヤジ（酒向均さん）に暴力をふるわれたので、オヤジから逃げたかったのか？

それとも、単にヒロイン（北川景子ちゃん）にオカンのかわりを求めたのか？

それとも、カノジョ（田辺桃子ちゃん・北川景子ちゃんと同じスターダスト（プロモーション）専属のタレント・永野芽郁ちゃんと同い年）にプロポーズできんけん、ヒロインに代わりを求めたのか？

どのみちにしても、ヒロインの夫は考え方がヨーチイのぉ…とおらびたくなるわ（ブツブツ）

『電撃婚』の場合は、ヒロインから相手に交際０日で結婚してくださいと求めた。

ヒロイン（田中麗奈ちゃん）は、付き合っていた彼（斎藤工さん）が残した借金を返す目的でお相手（西村まさ彦さん）とお見合いして、交際０日で結婚した…と言うことである。

その後、どうなったかは知らんけど…

話を変えるけど、お見合いで出会ったカップルでも、デートしてプロポーズを経て結婚を決める流れはある。

では、ふたりはお見合いをしてから結婚を決めるまでの間に何回デートするのか？

決まった回数はないけど、３ヶ月の間に最低12回…ではないでしょうか？

毎週土曜日か毎週日曜日のどちらかで12回ずつ…

土日ごとに毎週会えば、１ヶ月半で12回に到達する…

ただ、相手の人が土日休みじゃないとか土日休みが取れない場合は、お昼休み時に一緒にランチを摂るなどで回数をカバーする…

それでも、結婚が決まるまでに３ヶ月以上要した例もある。

お互いに休日が取れないから、メール・ライン・リモートによるやり取りだけで結婚を決めた例もある。

だからと言うて『ぼくはそんなん認めない!!』と目くじら立ててもしんどいだけや。

また話を変えるけど、ぼくの作品の話をする。

ぼくが制作した作品にも、交際０日で結婚を決めた夫婦がいる。

『イーエブリスタ』と『ベリーズカフェ』と『のいちご』と『アルファポリス』で公開している『友泉とたっくん』の友泉とたっくんの年の差夫婦である。

友泉は、52歳で30前のたっくんと結婚した。

お見合い開始から１分で決めて、３分でたっくんを好きになって、翌日入籍した。

友泉とたっくんは、ふたりの利害関係が一致しているので夫婦関係が長くつづいた。

しかし、そう言ったパターンは少ない…

ふたりの利害関係が一致していればそれでいいのだが、大部分は利害関係が合わない事案ばかりである。

（詳しい物語は、『イーエブリスタ』『ベリーズカフェ』『のいちご』『アルファポリス』にあります。）

最後に、恋愛でもお見合いでも結婚したいと言うのであれば、お付き合い中にふたりでじっくりと話し合って決めた方がいい…と言うことをしるしておく。