挙式中または挙式前に花嫁さんが逃げ出した…その原因は!?

アメリカの青春映画『卒業』(1967年)の最後の方で挙式中に主人公が花嫁さんを奪って教会から逃げ出したシーンがあった。


ドラマであろうが映画であろうが、花嫁さんが挙式中または挙式が始まる前に逃げ出したシーンはいくらかあったと思う。


そのようなシーンを目の当たりにした時、ぼくは『そのようなシーンに至ったのは、どっちの家に非があるのか?』と考える。


逃げた花嫁さんの家なのか?


それとも、逃げられた新郎の家なのか?


あるいは、逃げられた新郎になんらかの落ち度(カネ・女・ヤクザ・ギャンブルがらみのトラブルを抱えていること)があるのか?


…などが考えられる。


人生でそのようなシーンを最初に見たのは、1989年4月期開始のNHK総合テレビの朝の連続テレビ小説『青春家族』の第1週の話しであった。


出演者は、いしだあゆみさん・清水美砂さん・橋爪功さん・稲垣吾郎さん(元SMAP)・陣内孝則さんなど…だった。


第1週目の1話で、(清水美砂)が挙式が始まる前に逃げ出してさわぎになった事件が発生した。


その原因は、ふたつあった。


1つは、(清水美砂)のお母さん(いしだあゆみさん)がまだ来ていなかったことが悲しかった。


もう一つは、(清水美砂)の結婚相手(加藤雅也)の母親がケチつけたことであった。


(清水美砂)は、マンガ家になる夢をあきらめきれなかったので逃げた。


逃げられた(加藤雅也)の側も、落ち度があった。


それでは、この問題はどちらの家に非があるのか?


片方がよくて片方が悪いと答えたいけど、それでは納得は行かない…


このドラマが放送された時期は、昭和から平成に変わったばかりで世の中が落ち着いていない時期であった。


話しは変わるけど、『青春家族』の第1週目の話しで生じたトラブルはお見合い結婚に多い事案である。


それじゃ、何のためにお見合いをするのだろうかと考えてしまう。


今現在は、自治体が運営する結婚支援センターやお見合い事業、民間の結婚相談のお店があるし、ネットでもコンカツができるようになっている。


しかし、うんと大昔はネットや自治体のお見合い事業と言うのはなかった。


うんと大昔は、家同士で結婚相手を決めていた。


戦後、恋愛結婚が主体になった。


その中で、出会いがない人はお見合いをしていた。


ネットがない、自治体の支援事業がない…


結婚相談所はあるけど、利用していたことが近所に知れたらどうしょう…


そうなると、身近な人にお見合いを頼むしかない…と言うことだ。


しかし、お見合いは断られる方が多い。


結婚したいのであれば、ねばり強くお見合いするしかない…


…と言うことだ。


話しを変えるけど、ドラマ以外にCMでも似たような事案があったことを今想い出した。


1984年のCMで、日清食品のカップ麺『めんコクわかめ』のCMだったと思う。(サザエさんが始まる前に日清食品のCMを流していたので、よく目にしていた)


花嫁さんの元カレが神前挙式をぶち壊したシーンであった。


どのようになっていたのかは知らないが、ソートーひどいシーンであった。


どのみちにしても、逃げ出した花嫁さんと逃げられた相手は、最初から出会わない方がよかったと思う。


それが分かっているのに、無理やり結ばせる双方の家の人たちは、なに考えているのだか(ブツブツ)…

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