第78話 住民板
1:名無しの王族
この板は資格のある人が書き込めます。見るのは住民なら誰でも大丈夫です。
この板の目的は流れ人の情報を共有するためにあります。各自情報を整理して
報告してください。対策を話し合って決めます。また、この住民板は世界全体に共有されます。
本日から魔国ミンティアの方々も書き込めるようになります。
2;名無しの住民
とうとう魔国も交流が始まったってことか!おめでとう!
3:名無しの住民
おめー!でも、まだ流れ人は魔国に渡っていないと思ったけどなんでだ?
4:名無しの住民
そりゃ流れ人がダンジョン攻略し終わったら闘技大会や品評会があるし、打ち合わせのために訪れているからじゃないか?
5:名無しの住民
打ち合わせの中に流れ人がいたのか?いきなり板が変わったから王族も把握していなのかもしれないが。
6:名無しの王女
現地人主体の催しだから、もちろん打ち合わせに流れ人は居なかったわよ。突然解放されたからびっくりしたわ…
7:名無しの住民
そういえば、流れ人に魔族の奴隷を売りましたよ?
8:名無しの住民
それが原因だろうな。というか、魔族が奴隷として居たのは驚いたな…
9:名無しの魔族
まだ魔国から渡航許可は出ていないはずなんだが…
10:名無しの住民
ということは密入国ってことか…それなら奴隷化も仕方ないな。
11:名無しの住民
奴隷を買える流れ人はあの人だろうし大事にされるだろうから大丈夫だろう。
12:名無しの住民
逆に私を買ってもらいたいくらいよ。
13:名無しの住民
そこは縁だから仕方ないな…
14:名無しの錬金術師
こないだのポーション事件で判別できる人数が少なくて大変だったから、各街の錬金術師でちゃんと弟子を育ててるよ!流れ人には錬金術師の素養ある人がいなくて残念…
15:名無しの住民
あの事件かー…お疲れ様です…まぁ元は流れ人がやらかしたことだからね。俺達現地人でも錬金術師になれるのはごくわずかだもんな…
16:名無しの住民
狭き門だからね…昔は国家試験を受けてさらに研修で素養と人柄を見られてたんでしょ?
17:名無しの錬金術師
弟子を育てるのとは別で現地人の助手を雇い始めたところもあるかな。もちろんわたしは流れ人の弟子がいるし各街の錬金術師も急ピッチで弟子を育てている最中だからね!人手不足は解消されると思うよ!
18:名無しの住民
それは朗報だね。錬金術師は出来ることが多いから各方面に柔軟に対応しなきゃいけなくて難しいからな…
19:名無しの住民
錬金術師様、香水を!香水を!
20:名無しの住民
王都にある店で婦人達が押しかけているのはそれを求めているのか…
21:名無しの住民
お試しにあった匂い消しは使ってみたが便利だったね。出回っている粗悪の香水など匂いが移った時に助かる。
22:名無しの住民
おまえ、それ夜の店行った後に使っただろ…恋人か嫁さんにバレんようにな…
23:名無しの錬金術師
わたしの分の香水は出荷したからそのうち出回ると思うよ!レシピも共有したからどの街でも手に入りやすいとは思う。
24:名無しの住民
ありがとうございます!個人の要望にも応えてくれるんでしょうか!?
25:名無しの錬金術師
それはお店で説明してもらうように取り計らっているからそちらでね!
26:名無しの住民
レシピを共有ってすごいよな。普通だったら独占したくなるほどの物なのに
27:名無しの住民
貴族の目が血走っていたからな…
28:名無しの錬金術師
あの子が考えた方法だからね!それに錬金術ギルドは経営が安定しているし薄利多売でも問題ないからね!
29:名無しの王女
今度、顔合わせるし個人的に作ってもらえないか聞いてみるわ。
30:名無しの住民
あ、ずるい!職権乱用だ!
31:名無しの錬金術師
個別で製作するとなると初回はかなり高くなるから気を付けてね。
32:名無しの魔王
話を切ってしまってすまない。緊急を要するためこちらに書かせてもらう。ルクリア王国での会談があるので向かっているのだが数日前から娘の姿が見えないのだ。
名前や容姿など詳しく言ってしまうと犯罪に巻き込まれる可能性があるため答えられないが、とても可愛くぼんやりした小さい魔族の女の子だ。一人でもそれなりに戦えるから問題ないと思うがそれでも心配なのでな。
魔国ではすでに探索が終わっているため王国にいる可能性が高い。私達も探しながら王都へ向かうが見つけたら知らせてくれ。
33:名無しの住民
え!?一大事じゃないか!探さなきゃやばいんじゃ!?
34:名無しの住民
おちつけ、問題を大きくし過ぎて騒ぎ立てるほうが危険になる可能性を示唆しているだろ!
35:名無しの住民
二次被害が出ないようにってことよね。冒険者ギルドで噂がないか聞いてみるわ。
特徴が抽象的だから特定は難しそうだけど…
36:名無しの魔族
あー…お嬢を心配するのはほどほどにな王国の方々。そのうちけろっとして帰ってくるなんてざらなんで…
37:名無しの住民
もしや脱走癖でもあるのか…?苦労してるな…
38:名無しの住民
その点はうちの王女も似たような感じだったろ?城から何度抜け出して食べ歩きしていたことだか
39:名無しの魔族
どこも同じなんだな…お嬢の実力なら問題ないと思うが…会談までには見つかって欲しいな…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます