理想の留年生

残念ですが、留年はマイナスです。現状、これをポジティブに捉えることは難しいです。学費はかかるわ、親に白い目向けられるわ、学校での居心地が悪くなって……


と悪いことを上げたらキリがないんです。自身の怠慢をどれだけ後悔しても、時は戻らないのです。いいですか。努力していたからと言ってまっすぐ進級できていたとは限らないでしょう。だから留年する運命だったと割り切りましょう。ちょっとひねくれていてもそのほうが清々するならそれでいいんじゃないでしょうか。


私達は普通にストレートで進級した方々よりも多くの経験ができます。友達と疎遠になってしまうかもしれない。家族とぶつかり合うかもしれない。しかしそれを乗り越えられればあなたは失いかけたものをもっと大切にするでしょう。それが人としての成長です。


私はそこまで実感していません。今はぶつかり傷つき苦しむ時期だからです。進級できたときに自身の成長を感じられるようにしたいと考えています。


そのためにできるのは4つあります。

まず学業面で努力をすることです。講義を含め1日5時間は最低でもやりましょう。落とした科目を確実に合格させましょう。講義の出席や課題の提出は絶対です。


次に、会えない友人を大切にすること。会えなくても友人は心強い味方です。久しぶりに会ったとき今まで通りに迎え入れてくれます。苦しいときは相談にも乗ってくれるでしょう。そういう彼らは大学のみならず一生の友達となるでしょう。


3つ目は新しいことにチャレンジすること。数個の単位を落としただけなら、与えられた時間は昨年よりも多いはずです。残った時間は資格の習得やアルバイトを探してみるのもいいんじゃないでしょうか。


最後は生活リズムの改善です。夜ふかしで無駄な時間を過ごしていませんか。午前0時を過ぎてスマホを触ったりゲームをするくらいなら、その日のうちに寝ましょう。また、午前中から脳を正常に働かせるには朝ごはんは必須です。


前期のテスト前にはこれが達成されているといいですね。イレギュラーなことで精神的にも追い詰められます。最初1ヶ月くらいは講義聴くだけで精一杯かも知れません。ゆっくりやってみることです。これが私の考える留年者の理想像です。

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