花火の薄明かり (短文詩作)

春嵐

花火の薄明かり

花火の薄明かりに隠れて。少ししか、見えなかったけど。

わたしの好きなひとと。そのひとが、好きなひと。

手を繋いで歩く姿。

道脇に逸れる。

まるで、知らないひとみたいに。

花火みたい。

わたしの恋心も。ついさっき、弾けて散った。

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花火の薄明かり (短文詩作) 春嵐 @aiot3110

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