第4話 休み時間
HR後の休み時間、僕は翔の所へ行った。
「はぁー自己紹介緊張した」
「そうか、俺は楽しかったけど」
「一番最初だもん」
「そうだな、でも俺は最初の方がナンバーワンって感じで嬉しいけどな」
「何それ、相変わらずポジティブだね」
「ありがとよ」
「ねね、そういえば、転校生と話したの?」
「まだ、話してないけど」
「俺思ったんだけど、普通に可愛くない?」
「まぁ、そうだね」
「お前女子に興味なさすぎ」
「俺みたいなのはいいんだよ」
「はい、ネガティブ思考やめ!」
「そうだね」
そんな会話をしながら、ふと彼女の方を見る。すると、何人かの女子生徒が彼女に話しかけている。
「ねぇねぇ、神楽さん。
私、
「うん、よろしく」
「で、こっちが
「「よろしくね」」
「うん、二人もよろしく」
「そういえば、自己紹介で花の写真撮るの好きって言ってたよね」
「うん、好きだよ」
「今度私たちにも見せてよ」
「私も見たいー」
「私も私も」
「もちろん、じゃあ今度持ってくるね」
「うん、ありがと。楽しみにしてる」
「ほんと、女子って仲良くなるの早いよな」
どうやら翔もさっきの様子を見ていたらしい。
「だね、うらやましいわ」
やっぱり、目が見えないとか関係なく、仲良くなれるもんなんだな。もしや、このクラスはいいクラスかも?
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