クッキーの家があぶない!?
「ねえ大木君、もしかしたらだけどクッキーのお父さんとお母さん、終わるかもって」
「おいしゅん、お前本当にそんな事思ってるのか!」
あのじゅぎょうさんかんから一週間後の、6月2日。つゆってのが始まりそうで、あまり外で遊べなくなって来る時期で、あんまり好きな季節じゃない。
そんなんだからぼくが少しイラッとしてる中、大木君が学校のろうかでものすごい声を上げながら俊恵ちゃんに迫っていた。
どうやらクッキーのお父さんとお母さんがわかれるかもしれないって話らしい。
言っておくけど言い出したのはぼくじゃない、俊恵ちゃんだ。
「証拠を聞かせよ!証拠があるのか!」
「クッキーのお母さんに会ったのよ、そうしたらお父さんたちの不満をいっぱい私に話しててさ、わかるのよ私も、もし私がお兄ちゃんと夫婦だったらお兄ちゃんに別れようって言い出してるわよ」
「その話、絶対にクッキーに言うんじゃねえぞ!」
「ああまったく、実に、実にけしからん話題である!」
新太郎君も、口調はいつも通りだけどそれよりずっとずっとひびくような声を出しながら俊恵ちゃんをにらんでいた。
大木君のふりかざしたうでの太さもこわいけど、ぼくには新太郎君の声の方がずっとこわい。そしてこの場にクッキーがいないことに、ちょっとだけホッとした。
「この事は4人だけの秘密だよ!」
「うん………………」
新太郎君がいつもとちがう、どっちかって言うとぼくらっぽい話し方で強い言い方をするもんだから、ぼくらはみんなだまるしかなくなった。
にしても、新太郎君も新太郎君でちょっとあつくなりすぎの気もする。でも、何も言い返せない。それぐらい、その時の新太郎君はこわかった。
もっとも、新太郎君は基本的にテンションが高い。5人で遊ぶ時一番盛り上がっているのはたいてい新太郎君で、大木君がそれと同じぐらい。
それでクッキーとぼくが大木君の半分ぐらいで、俊恵ちゃんはほとんどの場合きちんに物事を進めて行くのが主な役目。それで、学校の時も新太郎君はテンションが高い。ほとんど何でもわかるお勉強の時はまだともかくとして、音楽とか図工とか体育とかじゅくのお勉強があんまり役に立たなさそうな科目でもいつも楽しそうにしている。
失敗してもすぐに立ち直ってがんばってる。
「あれでしゃべり方がまともなら今すぐ学級委員長とかにすすめてもいいんだけど」
って俊恵ちゃんは言ってるけど、本当にその通りだ。忘れ物もしないし宿題もきちんとやるしろうかも走らない。
すごいと思うけど、でももしああやってむやみにかっこうを付けるところがなければぼくは友達にならなかったと思う。
あまりにも遠い世界の感じがしちゃって、話しかける事さえできなかったかもしれない。
だから、ぼくはああいう話し方はきらいじゃない、って言うかむしろ好きだ。これまで知らなかった言葉もたくさん知る事ができるようになるし、それにあきない。
一体どんなことをしたらそんな事を覚えられるのか、本当にふしぎだ。
新太郎君がいつもテンションが高いのに対し、クッキーはいつも静かだ。
三年間同じクラスにいたけど、クッキーがはしゃぐところをぼくはほとんど見ていない。教室でも、お外のじゅぎょうでも、ぼくらと遊んでる時も実に静かだ。
楽しくないわけじゃなくて、元からそういうタイプなんだろう。
クッキーをぼくらに配る時も、それほどハイテンションで配るわけじゃない。きちんと1枚ずつていねいにぼくらの手のひらにおいてくれる。
大木君だったらほいよって言いながらこっちに投げてくるかもしれないし(実は2年前に大木君の家に呼ばれた時大木君はそうやっておせんべいをみんなにくばっていた、で大木君のお母さんはその事をおこってなかった)、新太郎君ならやたらいかめしい事を言いながらやたら時間をかけて渡すかもしれない(その分ていねいな気もするけど)。
いいとかわるいとかなんじゃなくて、それがクッキーの性格なんだろう。
でも最近、それがわるい方向に向かっている気がする。大木君がなやみがある時はわかりやすく落ち込むし、新太郎君がなやみがある時はこの前のように派手にがっかりするからもっとわかりやすい。俊恵ちゃんは……まあいっつもなやんでる感じだ。でもそのなやみを何度も何度も口に出しているから、見た目ほどストレスがあるって訳でもないのかもしれない。
「ヨッシーはけっこうわかりやすいぞ」
「良晴の場合、落ち込むと口から飛び出す言葉の数も落ち込む……逆もまたしかり」
ぼくは大木君と新太郎君が言うにはそういうタイプらしい。
そうかなあ、自分じゃあまりふだんからそんなにしゃべるタイプじゃないと思ってるけど、落ち込んでる時はもっとしゃべらなくなるのかなあ。
「6月4日、虫歯予防デー……きちんと歯は磨いて来たか!」
「もちろんだよ」
「朝夕だけでなく昼間も、まあ
それでいつもの土曜日。いつものようにいつもの公園に集まったけど、どうにもクッキーとこれまでのように仲良くする気になれない。
「じゃあその前に……これ」
「待ってました!」
そしていつものように新太郎君のよくわからないけど嫌いじゃない言葉からぼくらの時間が始まるけど、それでも気分はいまひとつ盛り上がらない。
俊恵ちゃんの言葉が頭から消えない。本当にクッキーのお父さんとお母さんは別れちゃうつもりなんだろうか。俊恵ちゃんは本当にまじめで、ウソなんか絶対につかない。おとといああいう事を言って大木君と新太郎君におこられてたけど、たぶんそれはウソじゃないんだろう。
ああ、クッキーが持って来てくれたクッキーはおいしい。そして大木君の言葉にぼくたちがつられて声をあげようとした時、大木君がハーフパンツのポケットに手を突っ込んだ。
それを見たぼくらもあわてて、それぞれの場所から同じ物を出した。
「ほらよ」
「ちょっと何これ、いやいや!」
「いつもいつももらってばかりなので、たまにはこちらからって事になった!」
「こんな300円でごめんね」
「いいじゃないの、ちゃんと300円あるんだから」
300円ってお金を用意しようって言ったのは、大木君だった。
いつもクッキーからクッキーをただでもらってばかりで申し訳ないから、今度からクッキーを買うって形にしようかなって言う大木君のアイデアに、ぼくも俊恵ちゃんも新太郎君も乗っかった。ぼくだけ100円玉3枚が用意できなくて100円玉2枚と50円玉2枚になっちゃったのは許して欲しい。
「これ14枚で200円だよ、そんな高いお金を」
「これまでの分だよ、なあ。これからは1枚20円で」
「きちんと感謝の意を示す、それこそ誠意と言う物!」
「うんうん」
「俊恵ちゃんまでそういうのなら……って言うかぼくがもしクッキーを持って来なかったらどうしたの?」
「そん時はまた別のチャンスにってやつで」
ぼくだって、ふだんスーパーとかでおかしを買う時はお金をはらう。当然のことじゃないか。クッキーがお父さんの会社の商品をアピールしたいって目的があるんだろうけど、それはあくまでもお父さんのためであってクッキーのためじゃない。
クッキーにはこのお金でなんか自分のための事をしてほしい、何ができるのかわからないけど。
でもなんとなくちょっとだけいやな予感がしたんで遊びを早めに切り上げてクッキーの家にいっしょに行ってみると、やっぱりお母さんがごきげんななめになってた。
「ちょっと!これどういうこと!」
「ぼくらがすすんで払う事にしたんです」
「あ、そうなの……ついカーッとなっちゃってごめんなさいね」
たしかにこれまでずっとただだったのに急にこんな事をするのはどこか友だちって言うより他人っぽいて感じ。でももらってばかりってのもなんていうか申し訳ないって言うから……そう思うからぼくも新太郎君も俊恵ちゃんも大木君のアイデアに乗っかった訳だ。
「でも正直おかしいですよ、これまでずっとただで配ってたのに何にも言わなかったんですか」
「いやね、あなたたちも覚えておきなさい。人間ってのは疲れてるとついあらぬ事をやったり言ったりしちゃうの。私もついね」
「お母さん、最近お父さんたちのせいでちょっと疲れてて……」
「クッキーのオヤジさんって、何やらかしたんだ?」
「やらかしたって、別に何もないけど」
「…………」
本当は、クッキーのお父さんと別れるんですかって聞きたかった。でも、その言葉がどうしても言えない。
新太郎君も大木君も、言い出しっぺである俊恵ちゃんもだまっている。クッキーにそんな言葉聞かせられない、って言うかクッキーがいなくても言えたもんじゃない。
「三郎さんいます?」
「今は寝てるわ、昨日徹夜してたんで……風邪ひかれると困るんだけどねー……まあそのおかげでやっと
「そりゃおめでとうございます!」
「おめでたい?まあそうね、確かにおめでたいわね、ありがとう……悠太ごめんね、お母さんが悪かったから………………」
まったくわるくないクッキーをむやみやたらにどなっちゃったせいか、クッキーのお母さんの顔はひどくしょぼくれていた。
いったい何をすれば笑顔になってくれるのか、ぼくにはまるでわからない。まったく、新太郎君がやってる中学校三年生の問題よりむずかしいかもしれない問題だ。
「うーむ、やはりこれはクッキーの家庭はかなり危うい状況にあると考えるのが正しいらしい……」
「お前までんなこと言うのか、はらしん!」
「キミもおととい聞かされた時、否定はしなかっただろう?」
「お前はどう思ってたんだよ」
「俊恵の証言と言う証拠があった手前、少なくとも否とは言いにくかった、そんな所だ」
「おいヨッシー」
「…………」
それで帰り道、いつものポーズでいきなり新太郎君がそんな事を言い出すもんだからぼくはますます困ってしまった。
確かにクッキーのお母さんはかなりつかれている感じだった、何せ自分でつかれてるって言うぐらいだからまちがいないと思う。そう言えばおととい俊恵ちゃんが言ってた、クッキーのお母さんが俊恵ちゃんに不満をぶつけてたって言う言葉を、ぼくはあまり信じたくない。
でも新太郎君はちょっと信じている感じ、どうやら俊恵ちゃんがクッキーのお母さんから直接聞いたって言う話を聞かされたので信じてるみたいだ。
そんな中大木君がぼくに話を向けて来たので、ぼくはどう答えたらいいのか困ってしまった。
俊恵ちゃんが言ってるからクッキーのお父さんとお母さんはあぶない、って言う新太郎君の言い方をまねすれば、ぼくは俊恵ちゃんどころかクッキーのお母さん本人からそれっぽい話を聞いている。
でもそれを言えば、よけいクッキーを追いつめるかもしれない。今ほんのちょっと悪いだけで、本当は何でもないのかもしれない。本当は何にもないのにやたらに悪い悪いって言うのは、やっぱり良くない事だと思う。
「どうしたんだよ!」
「…………うーん、まだくわしい事がわからないと何にも言えないよ」
「なるほど、ヨッシーはそう思うのか。オレはよ、まあしゅんがウソをつくとは思ってねえ。それで十分だろ」
「だからしゅんって言うのやめてよ、俊恵って言いなさいよ!」
けっきょく、ぼくはわからないって言って逃げる事しかできなかった、こういうのをお茶をにごすって言うんだよね、合ってるよね新太郎君……。
「急にどうしたの?」
「いつもご飯がおいしいから、そのお礼のつもり」
みんなと別れて家に帰り手を洗ってすぐお母さんのかたをたたくような事をしたのは、まったくの気まぐれだ。
後でお父さんにも同じことをしなきゃいけないなと思ったら、今日が大安だった事にちょっとがっかりする。帰って来るのは多分深夜、その時までぼくは起きていられない。
「なんか不安になるような事でもあった訳?」
「ううん」
「私はあなたのお母さんよ?たいていの事はわかるつもり。どこかで見たのね、何かを」
「うん……実はクッキーの事。俊恵ちゃんも新太郎くんもお父さんとお母さんのなかがどうもよくなさそうだって」
「大木君は?」
「俊恵ちゃんの言う事を信じるって」
もし2人が別れたらどうなっちゃうんだろう。クッキーはお父さんかお母さんだけの物になっちゃうんだろうか。
どちらにしても、これまでのようには遊べない。いやだなあ。
「お母さんも、浅野さんの相談に乗ってあげるから」
「ありがとう」
「でも、自分の事ならともかくよその家庭の事だとどうにもねえ。本当に悪いけど100%の成功は保証できないわ、ごめんね」
お母さんにだって、できない事はある。お母さんは、お父さんみたいにけっこん式でいい事を言う仕事は多分できない。でもお父さんだって、お母さんのように家事をあれこれやる事は多分できない。
どっちにもいい所とわるい所はある。でももし別れたら、ひとりで2人分の事をやらなきゃいけなくなる。大変だ。
「母さん、明日は外食しようよ」
「ありがとう。お前はやさしい子だね。でもお財布があるからあんまり高いのはダメよ」
「わかってるよ」
外食ならばお料理を作る手間はかからない。お母さんも少しは楽ができそうだ。クッキーのお母さんだって、同じように楽をしてもいいはずだ。今度クッキーに会ったら、その事について話してみようか。
「大丈夫だよ、お父さんとお母さんは死ぬまで一緒だから」
それで結局帰って来るまで起きていられなくて、次の日の朝に起きたばかりのお父さんのかたをもんであげた。なぜたたかなかったかって言うと、お母さんがえんぎが良くないからだって言うけどぼくにはよくわからない。大安とか仏滅とかと同じような物らしい、そう言えば新太郎君が前に肩を叩くってのは早くこの会社をやめろって意味になるって言っていた。大人の言葉はややこしいなあ。
それでクッキーの家について話してみたら、お父さんはずいぶんとやさしい笑顔でそう言ってくれた。
「でもクッキーの家が心配なんだ、お父さんはそういう話のプロなんでしょ?」
「お父さんは結婚式をいい物にするプロだけれど、その後はあまり関係しないからね」
「そうだよ、今までにたくさんのカップルの門出を見送って来たけど、今でも続いているカップルはどれだけあるかな。実際、別れたって話も何回か聞いてるしね」
かなしい話だ。けれど、クッキーにかぎってはそんな事はないと思いたい。
それでカップルってのが別れたいって思うようになるのは、どっちが先なんだろう。クッキーのお父さんたちはたぶんクッキーのお母さんにそんなに不満は持ってないと思う、たぶんだけど。
だって、クッキーのお父さんたちからそんな言葉を聞いた事がないから。あるいはぼくが聞いてないだけなのかもしれないけど。
「大人だって、何か大変だなって時には思いっきり暴れたり叫んだりしたい時がある。このままじゃダメだって時は、少しずついら立ちを吐き出して行く。それができないと大変だぞ」
「お母さんやお父さんが良晴と一緒にゲームをやってて、ときどき本気になるのはそういう事なの」
「じゃあ、俊恵ちゃんがときどきぼくらに向けてお兄ちゃんがなんとかかんとかって言うのも?」
「多分な、しかしその子も大変だな、まあ身内にいると長所も欠点もよく見える物だからな。新太郎君も言ってたんだろ」
「うん、お姉さんがマジシャンのせいで家では失敗を見せられるって」
俊恵ちゃんのお兄さんについてはぼくらから見れば別に何のふまんもないけど、ずーっといっしょにいる俊恵ちゃんからはとにかくだらしない所ばかりが目立っちゃうんだろうか。
だとすると、あるいはずっといっしょにいるってのもいい事ばかりじゃないのかもしれない。
「それであなた、昨日良晴が言ってましたよ、今日は外食にしようって」
「それもいいな……で、どこへ行くんだ?」
この時、お父さんがどれだけお母さんの手間ってのを考えていたのかはわからない、でもこれで少しは運動もできるし、お母さんの別のねがいもかなえられるかもしれない。
「一人1000円以上は使いたくないのよね」
「大丈夫だよ、えーと……」
「このピザがいいな」
そういうわけで、電車ひと駅ぶん歩いてファミリーレストランに入ったぼくたちは、メニューを見ながら水を口に入れた。
それでぼくは小さなピザ、お母さんはボロネーゼとかって言うスパゲッティ、それでお父さんはハンバーグとごはん。
「しばらくお待ちください」
お父さんがボタンを押して呼んだ若い男の店員さんはそう言うと、頭を下げながらメニューを持って行った。
選ぶのはお父さんまかせ、お母さんはただすわっているだけ。お母さんは、ボタンを押す事さえしない。
「たまには私も楽がしたいの」
「それなら電車で行けばいいじゃないか」
「電車賃がもったいないし、それに運動もしたかったしね」
お父さんとお母さんは楽しそうだ。それでぼくがまだかなと思いながら他の人の方を見ていると、当たり前だけどぼくらよりずっと早くやって来た人の席に料理が届いていた。お母さんと同じぐらいのねんれいっぽいその女の人は、お母さんが頼んだのとはちがうスパゲッティをテーブルにおいていた。そして頭を上げてこちらの方をふりむくと、店のおくの方に下がって行った。
そしてその顔を見たぼくは、思わずびっくりして声を上げてしまった。
「あれっ」
「しっ!」
あれは、クッキーのお母さんだ!クッキーのお母さんはぼくのお母さんと同じように、お仕事はしないでずっと家の中の事だけをやってるはずだ。
それがどうしてここにいるんだろう、あんなお洋服を着て。
「アイスクリーム下さい」
「お金が」
「いいの!」
ぼくがあんまりにも口を大きく開けて指を差そうとするもんだからお母さんはあわててボタンを押して追加で注文を頼んでくれたけど、それでもぼくの頭の中からクッキーのお母さんの顔は消えなかった。
向こうが気付いたのかどうかはわからないけど、気付かなった方がしあわせなのかどうなのか、お父さんに教えてほしい。
「ごめんねお母さん」
「私は気にしてないから、いつもよりずっと楽だから」
ここでいったいいくらぐらいもらえるんだろう。俊恵ちゃんのお母さんは毎月お父さんの半分から60%ぐらいの給料をもらってるって言ってたけど、それってお父さんよりはずっと安いって事だよね。
俊恵ちゃんのお母さんのそんなお給料でこれまでのようなくらしができるんだろうか。
それでも、自分一人の力でお金をかせげているってのはえらい事のはず。だから、お父さんに頼る必要なんかないって事なんだろうか。
「お待たせしました」
そんな事を考えていると、さっき注文を聞きに来たのと同じ店員さんが料理を持って来た。
おいしい。
こういうおいしい料理を、クッキーは食べられているんだろうか。お父さんもお母さんも笑顔で、じっと料理を食べている。
ゆっくりとよくかんでいるのは、おいしいのとお母さんの言いつけを守りたいのと、それからクッキーの事を考えたくないから。
本当に、クッキーのお母さんはクッキーのお父さんたちと別れちゃうんだろうか。
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