お父さんお母さんがふたりになったらって話。
あれから一週間が過ぎた。クッキーはとりあえず元気だ。お父さんともなかよくできているみたいだ。よかったよかった。
「おいヨッシー、なんだか最近暗いぞ」
「大丈夫、大丈夫だって」
「ならいいんだけど」
でも心のどこかでまだすっきりしない物があった。なんていうか、昔話を聞いたりゲームをやったりしてるような気分。
「大丈夫じゃないの、小堺君もクッキーも点数上がってるんだから。大木君もちゃんとしないとダメよ」
「60点だろ、かんべんしてくれよ」
それからもうひとつ、算数のテストを受けたような気分。国語ならまだともかく、算数ってのは答えがピッタリ決まっている。
2+3は5以外にはならないし、4×6は絶対に24だ。その算数のテストが返って来た。この前70点だったのが、今回は90点になってる。クッキーも同じように、前回より良くなっている。どうやら俊恵ちゃんも良くなったらしい。
大木君はそのままのようだけど、まあ60点ならばそんなに問題じゃないと思う。新太郎君?100点以外見た事がない。今回も100点だ。
まあそんな事より先に、ぼくらにはひとつの問題が待っている。
「って言うかよ、来週の木曜日だろ問題は。なんで算数に当たるかね」
「致し方なき事」
「お前は別に勉強なら何でもいいだろ!オレ少しはがんばらねえとなあ」
そう、授業参観だ。もう四年生だしこれまでも何回もあったけど、はずかしい所を見せるのはいやだ。
「急に勉強してもしょうがない、いわゆる付け焼き刃……」
「そうよね、でも難しいのよね毎日勉強するのって、お兄ちゃんも何か一日つぶして勉強して後はグダグダで、そんなんじゃダメだってわかってるんだけどね」
その通りかもしれないけど、いざって時に備えておくのはわるい事じゃないと思う。何もしないよりはいいじゃないか。
と言う訳で算数の勉強をしてみるけど、なんかずいぶんすらすらと出て来る。まるで新太郎君にでもなったみたいにまちがう気がしない。でもふしぎな事に、この際とばかりに教科書をめくって少しでも先までやろうとすると、急にわからなくなる。
おかしいなあ。まあ、とりあえずこれでいいか。
そして、5月26日。じゅぎょうさんかんの日が来た。
ぼくのお母さんを始めたくさんの人がやって来た。ふつうなら、一番目立つのは大木君のお母さんだと思う。しっかりしててズバリと物事を言えて、それでいてわるい気持ちがしない。ある意味かっこいいお母さんだ。
でも、もっと印象が強い人がいる。そう、新太郎君のお母さんだ。
「誰だよあの人、誰の姉さんだ?」
「ボクの母親……というよりその驚きは幾度目か……?」
あらためて、信じられない。
じゅぎょうさんかんのたびに思うけど、新太郎君のお母さんってめちゃくちゃ若い。大木君がまたおどろいたのももっともだ。
新太郎君のお姉さんと言っても通りそうなぐらい若い。
ぼくのお母さんよりひとつ年上だと言うけど、本当だろうか。それでいておとなしい色の服を着ていて、決して目立とうとしていない。
新太郎君のお姉さんは芸能人だと言うけど、お母さんもそうじゃないんだろうか。だって、テレビに出てる人と並んでも勝てそうなぐらいだもん。
「友達の母親、それは相手を良い方向に見せるフィルター、そのフィルター越しで見ているから
ええとまあ要するに、ぼくらがひいき目で見ているからきれいに見えるだけだって事なんだろうか。
「良晴君ね」
「ああはいそうです」
新太郎君のお母さんに見つめられると、なぜかフワッとして来た。
何て言うか、この人の言う事は素直に受け止めていいって感じ。何でもハイその通りですじゃなくて、正しい事は正しいしまちがっている事はまちがっているって受け入れられるようになるって言うか、要するに頭がスカッとして来る感じ。
実は授業参観の5日前の土曜日にも、同じ気持ちになってた。みんなと一緒に遊ぶ気になれなくって、一人でぼーっとしてた。それでお腹がすいたのでチョコレートでも買いに行こうかなとスーパーに500円玉を持って出かけた時、その姿を女の人に見られた。
お客さんにも店員さんにも女の人なんてたくさんいたはずなのに、なぜか目立っていた女の人。何歳ぐらいなのかもよくわからない、顔を見ているはずなのに覚えていない。
でもその人に見つめられたとたん何を買おうかあまり深く考えないで来たのに、なぜか急にパッと決まっちゃった。その人がこれがいいよってすすめてくれたのを、気が付くと手に取っていた。
でもちょっと高いからやめようかなって思ったのもすぐで、新しいおかしを選べたのもすぐだった。そしておいしかった。
なぜかわからないけど、いつも以上に先生の言う事がよくわかる。新太郎君の成績がいいのは、もしかしたらこのお母さんのおかげかもしれない。
若いとか、きれいとか、そういうのとはちがう、何かふしぎな力。
そう言えば新太郎君はこの前ひどくおこられたって言ってたけど、このお母さんに何をされたんだろう。考えるとちょっと怖いかも。
「やれやれ、この後はのんびりするか」
「相変わらずね、正直うらやましいわ」
「ふー」
「いいじゃねえか、クッキーだって気を抜いてるだろ」
じゅぎょうさんかんは終わった。大木君がいつも通りの調子にもどる中、俊恵ちゃんはやはりいつも通り能天気な大木君にため息を吐く。
そして新太郎君は何も言わないで座って次の科目の教科書を出している。これもいつも通りだ。
いつも通りじゃないのは、クッキーだけだった。お父さんお母さんたちの目を気にしてたのかずいぶんぐったりした様子で机に体をもたれさせてる、でも他にもクラスで3人ほど同じ事やってたから別にどうって事はないはずだった。
「クッキーのお母さんも来てたんでしょ?」
「うん……でも」
「何よ、もしかしてあんた新太郎君や大木君のお母さんと比べちゃってた訳?あんな人たちと一緒にされたらお母さんかわいそうでしょ、あんた新太郎君と勉強の成績比べられたいの?」
「それは実に不適当な発言である!」
「わっ」
でもその姿を見てた俊恵ちゃんは少しイラッとしたみたいで、ついいつも通りお説教くさく言葉を出しちゃった。
でもその俊恵ちゃんの言葉を聞いた新太郎君がずいぶんとおこったもんだから、俊恵ちゃんより先にぼくがびっくりして声を上げちゃった。
「何よ」
「どういう理由でこのような状態にあるのか、はっきりとした理由もなしにそう決め付けるのを、実に愚かな行いである!」
「そうだよ、他に理由だってあるんだろ、なあクッキー!」
「うん、お母さんに見られてると思うときんちょうしちゃってさ、それがなくなってほっとしてる所で」
「でも……だってクッキーのお母さん来てたんでしょ?何かずいぶんつかれてた感じで、あんまり元気がないって言うかさ、それでとなりが……」
「不十分だ、そんな事よりとりあえず言うべき言葉はごめんなさいだろう」
「たしかにオレの母ちゃんは若いけどよ、だからっつってとなりにいるやつがみんな不安そうに思ってるだなんてお前わかるのか?」
「ごめんなさいクッキー、私どうしてもこういう考えが浮かんじゃうの。あーあ悪いくせよね……」
なるほど、たいした理由もなしにこうやってあれこれ考えをめぐらせるのは良くない事なんだろう。
でも確かに、クッキーのお母さんは少しつかれているように見えた。主婦ってのが大変な仕事だってのはぼくもお母さんを見てるからわかるつもりだったけど、どうしてもそれだけじゃないようにも見えて来ていた。
でもだからと言って見えて来たと言うだけで決め付けちゃいけないよね、俊恵ちゃんには悪いけど勉強になったかも。
「それでお前はどうなんだよ」
「お父さんだけ、そんなのは私だけだよね」
「すげえじゃねえか、オンリーワンだぜ」
「でもお母さんも仕事いそがしいんでしょ?」
「まあね、それでも三年生の時は来てくれたから……あーあ、母さんが二人いればいいのになー」
「真面目に物を言え!!」
「ジョークだろはらしん、そんなに熱くなるなっつーの」
「ああすまない」
もし、ぼくにお父さんやお母さんが二人いたらどうなるんだろう。
便利かもしれないし、大変かもしれない。
お父さんが二人いたら、二人分お金をかせいでくれるんだろうか。
お母さんが二人いたら、もっと家がきれいになるんだろうか。
でもお父さんやお母さんのために、二倍のお金と手間がかかる。家もたぶん小さく思えちゃうはずだ。
ぼくにはおじいさんとおばあさんが二人ずついるって事は三歳の時に初めて聞かされた。そして三年ぐらい前に二人のおじいさんといっしょに会って納得したけど、その二人のおじいさんはまったく別の人だ。
同じ人が二人いたらどうなるんだろう。
双子にも一卵性と二卵性って言うのがあるらしくて、それで一卵性だとそっくりになるけど、二卵性だとあまり似ないらしい。
でもかりにお父さんやお母さんが一卵性の双子だとしても、そのどっちかにそっくりなはずの双子のもう一方の人は、あくまでもぼくにとっておじさんまたはおばさんだ。決して、「お父さん」や「お母さん」じゃない。
ぼくはお父さんの顔もお母さんの顔も、二人のおじいさんの顔もはっきりと覚えてる。でもおばあさんの顔はあんまりわからない。
お父さんの方のおばあさんとは何回もあってるから覚えてるけど、お母さんの方のおばあさんとはもうずっと会っていない。いきなり道ばたで出会っておばあさんだよと言われた所で、たぶんぼくは首をかしげる事しかできないと思う。
「はぁ………………」
「おいはらしん、落ち込みすぎだ!オレが何かいじめてるみたいじゃねえか」
「いやすまん……」
そう、ちょうど今新太郎君がやたら派手に落ち込むのを見た時のように。確かにお母さんが二人になるような事が起きる訳もないとは言え、あんなに強く言う事もないじゃないかと思う。
昔話なんて、みんなありえそうにない事ばかり起きる物じゃないか。
桃から生まれた桃太郎って言うけど、どうやったら桃の中に人間の赤ん坊が入れるんだろうか。でもそれに対してどうしてどうしてって言ってたら、話はまったく進まなくなっちゃう。
新太郎君のお家では、あんまりそういうお話を読んでもらわなかったんだろうか。そう思うとじゅくにせっせと通って100点ばっかり取れてるのも、すでに芸能界って所にいてお金をかせげているのも、あんまりうらやましくないかもしれない。
日曜日のお昼ご飯を食べた後、母さんといっしょにお買い物に行く事になった。ぼくとお母さんがドアをくぐってカゴを持つと、なんだか少しこしの曲がった人がいた。
背中しか見えなかったのでぼくはわからなかったけど、
「あら浅野さんの奥さん」
「ああ小堺さんと良晴君」
お母さんはすぐ気付いた。クッキーのお母さんはぼくらとちがって一人きりで、右手にチラシを持ちながらカゴにおとうふを入れていた。
「今日は木綿豆腐がお買い得でね」
「あらどうもありがとうございます。それじゃ良晴、今日の夕飯は麻婆豆腐……って言いたいけどあさってまで我慢してね、そこまでもう献立決まってるから」
「はーい」
さすがにお母さんはしっかりしてる。ちゃんと二、三日分のメニューを考えて買い物をしている。そういうのってちょっとかっこいいかもしれない。
とにかくぼくらはいっしょに買い物をする事になった訳なんだけど、それにしてもクッキーのお母さんはずいぶんたくさん買い物をしている。ぼくらより倍ぐらい多い。
「育ち盛りなんでしょう、うちの子と同じように」
「まあそういう事でして」
ぼくらの中で一番食べるのは大木君で、逆に一番食べないのは新太郎君だ。
クッキーはと言うと、ぼくよりちょっと少ないぐらい。先生はたくさん食べないと大きくなれないとか言うけれど、そのせいなのかクッキーはぼくらの中で一番背が低い、新太郎君よりもっと低い。それだけじゃない何かがあるのかもしれないけど。
ぼくらの家では、平日は朝は3人いっしょに食べる。お昼はたぶん、お母さん1人だけで食べてる。夜は、お父さんがいたりいなかったりだから2人だったり3人だったり。まあ基本的に3人で食べてるって事でいいんじゃないかな。
でもクッキーの家では多分、三郎さんと言う人の分の食事も作らなければならないだろう。つまり、お父さんとお母さんと三郎さんとクッキーの4人分。
三郎さんがずっと家にこもってマンガを描いているとすれば、たぶん三郎さんの分のお昼も作らなきゃならなくなる。
「最近お買い物増えたよね」
「そうなの?」
「うん……まあね」
ぼくは何となく遠回しに、クッキーのお母さんにその点について質問してみたつもりだ。やはり、三郎さんのせいで手間が増えたって事なんだろうか。
お母さんってのは大変なんだと思う、ぼくも何かお料理を覚えた方がいいんだろうか。お母さんも楽しそうにお話してるし、おうちに帰ったらその事言ってみようかな。
「うーん…………」
「やっぱりダメ?」
「200円までよ」
「そうよ、我慢しなさい」
「じゃあ今日はいいや」
でもその前にせっかく付いて行ったんだからちょっとぐらいいい思いしてもいいよねとばかりお母さんにお菓子をねだろうとすると、これまで笑ってたのがいきなりしぶい顔になっちゃう。そしてクッキーのお母さんも味方してくれない。
それであんまりにもいやそうな顔をするもんだからその気もなくなっちゃってついいらないって言っちゃったけど、お母さんはあまり気にしてない感じ。
「でもね、最近うちの息子もずいぶんとふさぎ込みがちでねえ、夫といる時は比較的元気にしてるんだけど、私と顔を合わせてる時はなんていうか、当たりさわりのない事しか言わないって言うか」
「大変ですね」
「うん……まあいつか男の子は親の元を離れるって言うけど、もうそんな時期が来たのかって思うとさびしくってね…………あるいは最近、私がうちの人たちについていろいろ愚痴っちゃってるのを気付いてて私にがっかりしてるのかもしれない」
どうも、クッキーのお父さんとお母さんはあまり仲が良くない感じだ。仲が良かったらそんな事する必要ないからね。
もしかしたらこのまま…………となるのかもしれない。そう考えると、クッキーがぼくたちとやたら遊びたがる理由も何となくわかる。
「ねえお母さん、うちは大丈夫なの」
「ああごめんなさい!まったく、私ってどうしてこう口が軽いのかしら!ごめんね良晴君、私キミをおどかすつもりは全くなかったの!
おわびに何か買ってあげるから、ねえ奥さん許してください!」
「……でもまだ家にチョコレート一枚残ってるでしょ」
「じゃポテトチップス」
ぼくは自分の所がなんとなく不安になってそんな事を言いながらお母さんを見ながらそんな事を言っただけなんだけど、クッキーのお母さんはひどくあたふたしてた。
でも何か買ってくれるって言うからポテトチップスって言ったら、お母さんは少し背伸びしてぼくを見下ろした。
「あのー、お願いですけど良晴君を
「……何かいけない事言っちゃったの?」
「だいじょうぶ、何も言ってないから!」
「いやむしろ、自分の間違いに気づかせてくれてありがとうって言いたいぐらいだから!だからこれはそのごほうび、受け取ってちょうだい!」
「ありがとうございます!」
お母さんたちの顔はどっちもさえない。
ぼくのお母さんはこの後どうしたらいいんだろうって言う風な顔をしてて、一方でクッキーのお母さんは笑ってはいるけど何かむりやりな笑顔って感じ。
「ねえもう終わったのー」
「まだ、と言ってももう卵だけよ」
ぼくが何となくいづらくなってスーパーから早く帰ろうとすると、お母さんも同じ気持ちだったのか卵の入ったパックをかごに入れてそのままレジへと向かった。
「これは明日ね」
「わかってるよ」
クッキーのお母さんに買ってもらったポテトチップスを箱に入れながら、お母さんはぼくに板チョコを差し出した。
「ねえ良晴」
「何、お母さん」
「お母さんだってね、怖かったりおびえたりする時はあるの。例えばね、お父さんにもっと運動して欲しいなって言うのは、運動しないせいで太っていろんな病気にかかっちゃうのが嫌だからなの。
お父さんが倒れて仕事ができなくなったら私たちどうするの?私はそれが怖くて仕方がないの。良晴にあんまりお菓子をあげたくないのも同じ事、太ってそういう病気になっちゃったらまずいでしょ?」
「なるほど、そういう事なんだね」
そうかあ、最近メタボとかっていうよくわからない言葉を聞くけどそういう事なんだ。今度お父さんや新太郎君にもう一回聞いてみよう。
「ねえ良晴、お友達とは仲良くできてる?」
「もちろんだよ、大木君も新太郎君もクッキーも俊恵ちゃんも、他のみんなとも仲良くね!」
「お友達は大事にしなさい、お友達に何か困った事があってもそれを面白がっちゃ絶対にダメよ。自分がそうなった時同じように面白がられるの嫌でしょ?」
「うん」
大人は、たくさんこわがっている。今日お母さんがトマトや卵を買ったのも、明日になるとよけいにお金を払わされるからだってこともぼくは知っている。
だって、安売りとか特売ってそういう事なんでしょ?それからぼくのお父さんの仕事だってそうだ。うっかり言っちゃいけない言葉を言わないように毎日おびえている。そのげんこうを考えるのもたいへんみたいだ。
それでクッキーのお母さんは、いったい何をこわがっているんだろう。
ぼくにお父さんとの仲が良くないことを見破られる事、それからクッキーにきらわれることがこわいんだろうか。でももしクッキーにきらわれるのがいやなら、もっとお父さんとなかよくすればいいのにと思う。
お友達と夫婦ってののちがいなんかぼくにはよくわからないけど、どっちもなかよくしなきゃいけないって事ぐらいはわかる。
「クッキー……だいじょうぶかなあ」
ぼくはチョコレートの銀紙をゴミ箱に捨てながらクッキーの事を考えた。うちのお父さんとお母さんは仲良しだけど、クッキーの方はどうなんだろう。
毎日ケンカしているような家じゃいたくなくなるかもしれない。大木君の所だって毎日してる訳じゃなし、いろいろ大変そうだなぁ……あっいけない、ボサッとしてたせいでコントロールがくるってゴミ箱に入ってなかった。かっこわるいなあ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます