第232話 カンスト

名前「藤宮そら」 職業「魔導士」 種族「異世界人」 レベルなし


HP1000/1000 MP1000/1000(+200) SP1000/1000


筋力…990(+0)    体力…990(+0)  素早…990(+0)

魔力…990(+200)  器用…990(+0)  幸運…990(+0)


スキル「ウォーキングLv99」

効果「どんなに歩いても疲れない(一歩歩くごとに経験値1習得)」

経験値カウンター 〇△◆※□✕◎/—————


スキルポイント 50


習得スキル

「鑑定LvMAX」「人物鑑定LvMAX」「鑑定阻害Lv7」「並列思考LvMAX」


「ソードマスターLvMAX」「身体強化LvMAX」「気配察知LvMAX」

「魔力察知Lv9」「自然回復向上LvMAX」「状態異常耐性Lv8」「痛覚軽減Lv5」

「気配遮断Lv9」「暗視LvMAX」「投擲とうてき・射撃Lv8」「威圧Lv6」


「魔力操作LvMAX」「生活魔法LvMAX」「火魔法Lv9」「水魔法Lv8」

「風魔法Lv8」「土魔法Lv9」「光魔法Lv6」「闇魔法Lv6」

「空間魔法LvMAX」「神聖魔法Lv6」「錬金術LvMAX」「付与術Lv9」

「創造Lv9」「転移Lv6」


「料理LvMAX」


NEW

【重力魔法Lv1】【時空魔法Lv1】


 重力魔法ポイント1。時空魔法はポイント3消費して覚えた。

 重力魔法は重力を操作出来るようになるが、対象物に触れる必要がある。現状使うとしたら斬撃の時に剣を重くしたり、銃弾に付与して使うぐらいか?

 時空魔法は領域内の時間の流れを操作出来るようになるようだ。例えば魔法使用者、俺を中心に半径何メートル以内に入ったモノの動きを遅くするといった感じで。

 ただレベルが低いと効果時間が少なく、はっきり言って使えないレベルだ。

 もっとも一番の問題はそこじゃない。時空魔法を使うのに必要なMP量だ。

 なんと一回使うのにMPが1000必要になる。

 現在の総量が職業の効果込みで1200だから、連続使用が出来ない。これをスキルポイントを消費して上げるとなると、レベル2にするのに必要なポイントは4になっている。

 試しに時空魔法を使ってみた。熟練度の上がり具合から、最低でもあと五〇回近く使わないと上がりそうもない。

 自然回復向上の恩恵があっても、次に時空魔法を使えるようになるのは一時間後ぐらいになるのか?

 こまめに使っていけば上げることは可能だが、それだと魔法系の、MPを消費するスキルが使えなくなってしまう。


「ソラ、どうしたのですか?」


 クリスの声で我に返り顔を上げると、皆が心配そうにこちらを見ていた。どうやらお風呂からあがったようだ。


「主、顔が怖い」


 ヒカリが頬をぷにぷにしてくる。

 俺はヒカリの頭をなでなですると、新しいスキルを覚えたことを伝え、その結果を簡単に説明した。


「それは……仕方がないと思いますけど。ですが初めて聞く魔法ですね」


 クリスが目を輝かせている。

 結構魔法好きだよな。ヨルほどじゃないけど。

 とりあえず言葉じゃ分からなかったようなので、お風呂に入り、食事をしてMPが回復したあとに実演することになった。

 とりあえず時空魔法の領域内にルリカとヒカリに入ってもらい、合図と共に動いてもらう。

 そして魔法を使うと、二人の動きが急に遅くなった。

 もっともそれも五秒ほどで元の動きに戻った。


「どうだった?」

「私は特に何にも感じなかったかな」

「うん、普通」


 二人の体感としては、特に違和感を感じなかったようだ。


「ルリカ、動きが遅くなってたさ」

「はい、ほんの少しの時間ですが遅くなっていました」


 セラとミアの言葉に、二人は首を捻っている。


「もしかしたら、魔法を掛けられた本人には分からないのかもしれません」


 クリスが冷静に分析にしてこちらを見てきた。


「俺にはゆっくりになったのが分かったかな。あとはレベルが上がって、効果時間が伸びたらまた違ってくるかもしれないな」


 その辺りはやはりレベルを上げないと駄目か。

 そうなるとマナポーションがぶ飲みコースに突入になるかもだけど、連続服用すると効きが悪くなる。

 そして俺が作る最高品質のマナポーションでも、一度の回復量が二〇〇ぐらいなんだよな……。

 上位のマナポーションの開発が必要になるが、HP回復用のポーションだとハイポーションというものがあるが、マナポーションには存在しないんだよな。これはスタミナポーションも同様だ。

 ないなら……作るか?

 フルポーションみたいに、ポーション同士を合成してみれば良いかな?

 ただ作業するにしても、今はMPがないから、とりあえず全回復してから試すか。

 少し明日からは、マナポーションのためにも、魔力草を中心に薬草採取をしてみようかな。

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