第182話◆きっぱりと正直に言える事

【お金の為に働いてます】


生きて行く為にはお金が必要、その必要なお金は働かなくては手に入らない。

だからこそ働いていて、もしもお金があったら仕事をせず、家で小物作りに励んでいるわ。

しかし、現実的にはお金が無いのだから、毎日真面目に通勤中。


倒産した親会社内の片付けで、過剰在庫が搬入されたり、移動して来た新同僚の仕事ぶりを見ていると呆れるばかりで、経営者だけの責任では無かったと思う。もちろん監督責任・管理不足とも言えるけれど、とにかく杜撰。

何をしても給料は変わらないから、自分の懐が痛まず好き勝手をし、倒産して始めて気が付いた…なら良いけれど、相変わらず同じやり方を通そうとする。

倒産した会社でやっていた事をそのまま、子会社で続けようとする残念な心構え。倒産した会社を反面教師としなければならないのが理解できていない。

新同僚のいい加減な仕事ぶりで手間がかかり、「その間の人件費や電気代等を考えなさい」と内心思う。お金が無ければ経営が成り立たないのに、利益の出ない事を仕事中に行うのはいかがなものか?

取引先の顔色より、お金の事を考えてよ! と言いたいが、取引先の言いなりの新同僚は経営者の親族。


不満はあるけれど、給料さえキチンといただければ、それで良し。

いまだになろうを読んでいる夢見脳だけれど、愛とか恋とか、現実にはお金があってこそ。

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