第9話◆貯金をする為の心掛け #05

◇最低限・優先事項を考える

離婚すると決意した時、まず最初に考えたのは住む所。

会社の周辺が良かったのだが、家賃相場が高くて無理、半年以上探し続けた。ようやく見つけて契約し、入居する前に掃除へ行って気付いた事がある、それは水。

水道局へはまだ連絡していなかった為水が出ず、手を洗えないし、トイレも使えない。これは、困った。

懐中電灯を持って行ったので、電気は問題無く、コンビニが通り道にあったから、サンドイッチを買っていた為、ガスも必要無い。


そして、契約の手続きや情報を得る為には、インターネットが必要だったが、しばらくスマホのみを使っていた。これを充電するには、電気が必要。

これらを支払うには仕事へ出かけなければならないから、交通費。

つまり、生活する上で必要不可欠な物は、家賃、水道代、通信費、電気代、交通費そして生きて行く為の食費となる。最低限これらさえあれば、生きて行ける…あと、多少の服と靴ね。


仕事へ行く時に持って行く物を考えると、最低限必要なのは、鍵と定期券。

ジョギングは、鍵。

買い物は、鍵と財布。

以前住んでいた地域では、ジョギング後に買い物へ行っていたので、鍵とクレジットカードだけをポケットに入れて走っていた。買った商品は、もちろん段ボール箱へ入れて抱えながら帰宅していた。

現在の地はほとんどカードが使えず現金のみ、だから物価が安い。カード類の余計な手数料がかかっていない分だけ、価格を抑えて頑張っている近場の店で買い物をしている。


こう考えると、自分にとって必要な「支払う価値のある固定費」という物が分かって来る。


ガスはどうなの?と思うだろう。料理をしなければ必要無いし、卓上コンロやクッキングヒーターもある。ジムへ行っていた時はシャワーを浴びて帰宅していたし、近所には銭湯もある。

ガス会社が「Amazonプライム永年無料」等をうたって、電気のまとめ契約を勧めるのには理由(わけ)があるのかもしれない。


以前、Amazon unlimited、Amazon primeに入っていたが、利用しない月もあり、無駄だと判断し、解約してしまった。定期的に徴収されるサブスクリプションは必要無い、探せば無料でも良い物がたくさんある。

自分が満足すれば良いだけ、慣れもある。テレビを見ない事に慣れてしまった、必要な情報は同僚が教えてくれる。

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