論文の総括と応用。死生観にとらわれすぎるな。
前項までで、鬼滅の刃から導かれる創作論がまとまりました。
作品世界の倫理観は生存コストで考えよ。基本は相対的な二元論である。ただし二つ以上の世界で道徳を共有すると絶対的な善悪を固定できる。
あと、死生観にとらわれると思考が停止する。
死んだ鬼はどうなるのだろう。そこにこだわると議論が破綻します。倒された悪の救済を考えはじめると生存コストの意味論が根本から問い直される。
現実世界において、人命は取り返しがつかないのですから。
というわけで連載を終わります。この創作論が皆様のお役に立てれば幸いです。
【創作論】鬼滅の刃に見る殺人の是非 水原麻以 @maimizuhara
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