第015話 三国動揺

太宗

( •̀ᄇ• ́) どーこーにーし



契丹

:(||xдx);. 臣従しまっす



契丹(満州)が唐に臣従しました(628年)



───



百済はこの頃もうだいぶちっちゃくなっています

首都漢城(ソウル)を新羅に落とされて久しく

その後も首都を南方の熊津、泗沘とヤマトに近い側に

移しながら朝鮮半島南部での戦闘を続けています


高句麗に近い北側の領土はもう諦めています

ヤマトの支援を受けられる南海岸の確保だけに

的を絞って新羅と戦っていました

百済もまたヤマトとは違う意味でヤマトとの関係が

切っても切れないモノになっていました


1年で10城を落とし11城を落とし返されるそんな

激しい戦いが何年も続いています




形勢は新羅が有利でした

新羅は中国への臣従を基本政策とした国で

国家として3流扱いされますが反面中国の進んだ

テクノロジーを受けられます


ヤマトが弥生時代で土器焼いてた頃には

中国では諸葛亮や司馬懿が知略を尽くして

戦っています

当時の中国はそれだけ進んだ先進国であり

民の統治の仕方、税制、学問、戦術兵器、兵法

あらゆるものが上です


新羅と百済は民族も成立も似たような国ですが

新羅のほうが近代化が進んでいました

ヤマトは百済から中国テクノロジーを受け取って

ましたが半島3国の中で最も近代化が

遅れてるのは百済でした


百済は衰退の一途を辿っていきます



百済

(; ´Д`) アカーン



太宗

( •̀ᄇ• ́) どーこーにーしーよーうーかーな

かーみーさーまーのーいーうーとーおーり!



突厥

:(||xдx);. ぐはぁ!



突厥(モンゴル高原)が唐に降伏しました(630年)



───



新羅は元から防御寄りな性格で領土拡張に

あまり積極的ではなかったのですが

百済と高句麗が攻めてくる以上勝たねばならず

勝ってたらいつの間にか領土が大きくなって

いきました


しかし漢城を攻略した事で領土が朝鮮半島を

東西に横切ってしまい、南の百済、北の高句麗に

挟まれて攻撃を受ける事になります

新羅はある程度拡張したものの、そこで止まって

しまいました



新羅

(; ・∀・) ぬーん 停滞って感じ



太宗

( •̀ᄇ• ́) なのなのなーすーびーのー柿の種!



吐谷渾

:(||xдx);. ぐはぁ!



吐谷渾(チベット)が滅亡しました(635年)



───



三国一の強国・高句麗は先の隋襲来パニックの

記憶冷めやらぬ状態です



高句麗

(;`∀´) 半島統一? それどころではない



隋は滅亡しましたが中国は混乱する事なく

すぐさま唐が建国され、脅威は去っていません

高句麗国内は対唐戦略をどうするかで揉めに揉め

唐に対して捕虜返還などの友好政策を採りつつも

国境に[千里の長城]の建設を始めるなど

硬軟両面で対唐を意識していきます


半島統一戦はやめたワケではなく戦ってましたが

ぶっちゃけ優先度は低く後回しにしました



百済

(; ´∀`) 隣じゃなくなったし仲直りしない?



高句麗

(;`∀´) まぁそれもアリだな



太宗

( •̀ᄇ• ́) 鉄砲撃ってーばばんばん!あべべのべ!



高昌

:(||xдx);. ぐはぁ!



高昌(シルクロード)が唐に降伏しました(640年)



百済 高句麗

(|| ´Д`);`Д´) お願い自重して!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る