第012話 ヤマト百済連邦

蘇我馬子

(; ̄ロ ̄) おいっ! 大丈夫かっ!?


厩戸王

:(ll›´ω` );. 伯父さん… お久しぶり…


蘇我馬子

(; ̄ー ̄) いいから寝てろ


厩戸王

:(ll›´ω` );. 隋が…滅んだね…

あんな大きな国でも滅びるんだね…


蘇我馬子

(; ̄ー ̄) そうだな…


厩戸王

:(ll›´ω` );. ボクは何もできなかったな…


蘇我馬子

(; ̄ー ̄) まだ若いだろ 治るしこれからだろ


厩戸王

:(ll›´ω` );. 父ちゃんも… 体弱かったし…

なんとなくわかるよ…この顔だし


蘇我馬子

(; ̄ー ̄) …






蘇我馬子

(; ̄ー ̄) 俺は…百済人をまだまだ受け入れる

そして戦争を終わらす


厩戸王

:(ll›´ω` );. …?


蘇我馬子

(; ̄ー ̄) お前の言うとおり百済はずっとジリ貧だ

肩入れした所でもうどうにもならんだろう

とは言え手を切れるほどヤマトの百済の関係は浅くない


蘇我馬子

(; ̄ー ̄) だから半島の百済人をすべてヤマトに呼ぶ

戦乱の半島で生きるより平和なヤマトで暮らしてもらう

新天地でヤマト人として生きてもらうんだ


厩戸王

:(ll›ºωº );. Σ


蘇我馬子

(; ̄ー ̄) ヤマトが、百済を、飲み込む

そしてヤマトは半島から手を引きもう関わらない


厩戸王

:(ll›ºωº );. Σ


蘇我馬子

(; ̄ー ̄) 唐とも戦わない

まだ得体のしれん国だが超大国なのは確かだ

和平の道を探す それはお前の仕事だ


厩戸王

:(ll›OωO);. !


蘇我馬子

(; ̄∇ ̄) 俺と、お前の、共同案だろ!

お前がやらんでどうする!

何もできてなくないさ! これからやるんだよ!


厩戸王

:(ll›OωO);. !!


蘇我馬子

(; ̄∇ ̄) 忙しくなるぞ! 寝てるヒマは無い!

早く元気になれ!!






厩戸王

:(ll›´ω` );. さすが…伯父さん… 師匠…

考えが黒いなぁ…w


蘇我馬子

( ̄∇ ̄) わはは!悪くないだろ!


厩戸王

:(ll›´ω` );. ヤマト人として… 平和に…

いいね… それはいい…


蘇我馬子

( ̄∇ ̄) だからさ、手を貸してくれよ

いや手を貸すのは俺だな! お前摂政だしな!


厩戸王

:(ll›´ω` );. いいね… いい…

伯父さんなら… できるよ… 見てみたいなぁ…






厩戸王

(ll› - ω- ) いい…くに…つくってね…



蘇我馬子

(ll ̄ロ ̄) おい嘘だろ!起きろよ!

こんな爺ぃより先に逝くんじゃねぇよばか!


推古天皇

(´。;ㅅ;。) 厩戸くん…




622年、厩戸王は道半ばに病死してしまいました



───



蘇我馬子

(  ̄ー ̄) 百済を飲み込むぞ 手を貸せ


中臣ミケコ 鎌足

( °ㅂ°) °ㅂ°) 国を飲むって、タイヘンなんじゃ…


蘇我馬子

(  ̄ー ̄) 弟子とな…やっと折り合えたんだ

これから始まるはずだったんだ…くそっ


蘇我馬子

(  ̄ロ ̄)ノ タイヘンだろうが何だろうが実現させる

これは俺とアイツの夢だ! やりきってやる!




こうしてヤマトはヤマト単体としてでなく百済と一体化

となる[ヤマト百済連邦]という新しい枠組みに向けて

動き始めることになります

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