第005話 衣摺の戦い(下)

蘇我馬子

(; ̄∇ ̄) で、どうする? 俺の敵?味方?


厩戸王

(; ´∀`) 父ちゃん天皇だし 政府軍につきますよ


蘇我馬子

(; ̄∇ ̄) よし、出陣だ


厩戸王

:(; ´∀`);. うわぁ 戦争かぁ




蘇我馬子は穴穂部皇子をさっくり暗殺して

物部氏側の担ぐ神輿を排除します

そして素早く政府要人を味方に取り込みます

物部守屋は単独で政府軍と戦う事になります



物部守屋

(#`Д´) うわ! 汚え!


蘇我馬子

(; ̄∇ ̄) 何とでも言え これが政治屋の戦争だ



衣摺の地で両軍は対峙します



───



軍事部門の雄である物部氏はさすがに歴戦でした

政府軍の度重なる突撃を少数で撃退します



物部守屋

(#`Д´)ノ さぁ来いや!


蘇我馬子

(; ̄∇ ̄) さすがに強いな


厩戸王

:(; T∀T);. 味方めっちゃ死んでる! 戦争怖い!



撃退され退却を繰り返しながら再編し

政府軍は物量で攻め続けます

それでも反乱軍は持ちこたえます



蘇我馬子

(; ̄∇ ̄) 長引くと諸国がまた離反する まずいな


厩戸王

:(; ´∀`);. ちょっと仏様に祈ってきます!


蘇我馬子

(; ̄∇ ̄) …それ現実逃避だろ…


物部守屋

(#`Д´) うははは! その程度で俺に勝てr





物部守屋

>─(#`Д°)→ ぐあ!!!

  スパーン




なまじ勇敢なのが災いしました

自ら戦おうと前線に出た物部守屋に

政府軍の矢がクリーンヒットします

物部守屋は即死でした



まだ軍事指揮系統とか作戦とかが未発達な時代、

戦争では総大将の指揮能力が戦況を左右します

総大将が討ち取られてしまった反乱軍に

バックアップ体制はなく一気に瓦解しました



蘇我馬子

(; ̄∇ ̄) 釈然としないが…これも戦争か



───



この戦いによりヤマト在地の最大貴族だった

物部氏は没落しました(587年)


親百済派の筆頭である蘇我氏の勝利により

仏教どうする問題は受け入れ方向へ、

百済政策では協調路線へと向かう事になります


さらに家臣団が蘇我氏一強のような感じになり

政権争いもひと段落しました


長年の問題がいろいろ解決したのです




蘇我馬子

( ̄∇ ̄)ノ これでヤマトが安定するな

これからは技術革新と近代化だ じっくりいこう


厩戸王

(; ´∀`).o(これが戦争なのか…

ヤマト人が半島で死んでいる理由…

こんなの良くない…百済とは手を切るべきだ…)


家臣

(´・_・) あのー、報告があるッス


蘇我馬子

( ̄∇ ̄) どした? 宴の準備か?


家臣

(´・_・) 中国大陸が統一されたッス


蘇我馬子 厩戸王

(; ̄∇ ̄);´∀`) なんだって!!!!




ほぼ同じ頃、中国大陸400年の動乱がついに終息し

超巨大な[隋帝国]が誕生しました(589年)




百済 高句麗

(ll´∀`)ll´∀`)これはヤバイな…


新羅

(; ´∀`)ノ 隋様、臣従しまっす!

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