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目次
第8話 それくらいなら
私が夢を見る時
それはあなたの夢
私が愛を告げる時
その相手はあなた
わかってる
あなたが応えられないのは
でも夢を見るくらい
それくらいなら
私の勝手でしょう？
叶わないほど
夢は美しいと言うけれど
もし叶ったとすれば
夢はもっと美しい
私はお願いをしなくても
たくさんの贈り物を貰えた
ちょっとお化粧をすれば
男たちは私に夢中になった
名前も知らない男の人に運ばれて
一緒にベッドにだって行けた
でも、なぜなの？
私の人生が
こんなに空っぽなのは？
夢を見続けたなら
もしかしたら叶うかも知れない
だから私は今日も
あなたの夢を見るわ
私の好きにさせてよね
私が夢を見るたび
私は綺麗になれる
私は優しくなれる
だからお願い
ずっと夢を見させて
それで私が幸せだとすれば
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