第6話 大事な物を取り戻してやるその1

私は昨日立てた計画の通りに駅に向かう。


3分程歩いて駅に着くと、まだ10分という充分な時間があったので

私は音楽を聴く。


イヤホンから流れる音楽はいつもの音楽の数十倍は綺麗だった。


私は電車が来ますというアナウンスを聞いてイヤホンを外す。


列車が私の前を通過して止まる。


私は列車に乗った。


座席に座ると、声にならない声で「夏恋列車を無くさないで」と私は言った。


すると突然目の前が暗くなるのを感じた。


私、どうなっちゃうの…?


無事に帰って来られないなんて無いよね…?


無事に帰ってこられるって思うしかない。





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