第2話 列車がやってくる
今日も今日とて高校に行くために、列車に乗る。
車内は青色に包まれていて、夏の日射しが入ってきて、綺麗だ。
この列車には愛称が付いている。
その愛称は
何でかと言うと、この列車は夏に願いを願うと、その願いが叶う何てものがあるからだ。
それって「愛称と関係ないだろ」なんて思うかもしれないけど、その願いが恋の願い
ばかりだから夏恋列車なんて言われている様だ。
「ったく願いが叶うなんて言われてるから人が沢山乗ってくるかなと思えば、あんまり乗ってないのね」
私はそうこぼす。
前は願い事が叶ったなんて話を沢山聞いたけど、今は聞かなくなった。
私は正直どうでもいいんだ、信じてないからね。
そんな胡散臭い迷信を考えるだけでも面倒くさいし、そんなの考えるくらいなら
もう少し別な事に頭を使った方が良いだろう。
私は自分で言うのも何だけどひねくれているんだろうな。
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