第9話 ちょっと不思議なこと
こんにちは。草原守拙です。
まだちょっときちんと調べていないので正確なことではないのかもしれませんが、思ったことがありますので書き留めておきます。
日本は八百万の神の国ですので何でもかんでも神さまになってしまうわけで、当然の如く人間も神さまになる訳です。例えば戦国三英傑、信長・秀吉・家康はもとより信玄・謙信・毛利元就などもそうですし、藤原鎌足や上杉鷹山、西郷隆盛なども神として祀られているそうです。
その中でも有名なのは怨霊封じとも言われる太宰府天満宮の菅原道真や神田明神の平将門公あたりですが、意外なことは天皇で神として神社に祀られている方が少ないと言うことです。
もちろん、昔の天皇は現人神でしたので、あえて祀る必要はないのかもしれませんが、それなら誰も神社に祀らなくてもいいはずなのに、宇佐八幡の応神天皇、白峯神宮の崇徳天皇・淳仁天皇、そして明治神宮の明治天皇は神社に祀られていますよね。これ不思議。
崇徳天皇の場合は日本史上最大の怨霊になってしまい、災厄を京に起こしたので鎮魂のために神として祀ったのはわかります。崇徳天皇に関しては明治天皇までもが讃岐国に使者を使し、京にお戻りいただきますので、よろしくお願いしますみたいなことを奏上させたらしいので、天皇家としては相当気を使ったのだろうなあとわかります。昭和天皇も慰霊の使者を出されたようです。
応神天皇が八幡大明神になられたのは、おそらく神功皇后が宇佐の地で応神天皇を出産されたのであろうと想像します。八幡神は武家の神さまですが、応神天皇は母親である神功皇后とともに、前皇室を倒して血統を変えたと言う人もいるので、何かしら特別な天皇なのかな? と感じます。
そして明治天皇の明治神宮ですが、お写真もしっかり残っている天皇、もちろん当時の国民にとっては現人神ですが、現代のというか、わたし個人としてはそんなに大昔でもない方が神として祀られ、初詣にたくさんの参拝客が訪れるのは少し違和感があるのです。もっと伝説や神話の時代の御神体の神社の方がご利益がありそうな気がしてなりません。
他の天皇は古墳、陵に眠られています。一応鳥居がついている陵もあるようなのですが、神社と言う感じではないですよね。
それに、明治時代に宮内庁が全ての天皇陵を制定しているのですが、どうもいい加減な決め方だったようで、きちんと調べれば別の方の陵の可能性が高いものも多くあるようなのですが、現在において宮内庁が管理していて、考古学者たちに調べさせるのを拒否しているらしいです。
しかし、現在はたとえ天皇陵であっても、民主主義国家においては国民の財産であり、宮内庁もただの公僕なのですから、本来であれば全ての陵や古墳を調査させなければいけないのです。調査を拒否する権限は宮内庁にはないのです。特に古代の古墳や陵を調査すれば、常識を覆す新発見がたくさん見つかって、日本史の学問は充実するのにおかしな話ですね。きっと天皇家、宮内庁には国民に知られたくないことがたくさんあるのでしょう。秘密主義、隠蔽主義は財務省だけではないと言うことでしょう。ばーか。
さようなら。
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