第39話:(閑話)前公爵夫人の心変わり

 鉱山都市サクリファスから帰って自室に戻ったメルザ。


 主人の久方に見るやつれたような、疲れたような表情に、ここ数年ずっと自分を押し殺して仕えていた侍女も、流石に声を掛けてしまう。


「メルザ様、長旅お疲れ様で御座いました。

 今回は大層お疲れになったご様子でございます。

 本日はお休みになられますか?」


「そうだね…、今日は休もうかね…。

 アン、あんたもあたしよりも年寄りなんだから、もう休みな」


 侍女のアンダルシアは、メルザが十四歳で前公爵へ嫁いで来た時からメルザ付きの侍女となった。

 一度なってしまえば、クビになるか、死ぬまで一人に付かなければならない。

 なので、メルザとはもう五十三年の付き合いになる。

 メルザの事は前公爵家当主、サウザと同じか、それよりも知っていると自負していた。


 だが、ここ数年は中々その考えが読めず、メルザが使用人全員を妙に邪険に扱う為、アンダルシアもどう出て良いのか分からなくなってしまっていた。

 最初こそは、小言を言って諌めていたが、自分までメルザに疎まれているような態度を取られるようになってしまった為、何となくメルザの辛さを分かっていても、ただ側に寄り添い仕えるだけに留め、自分を押し殺し続けていた。

 自分までもが離れてしまったら、メルザが壊れてしまうと、何となく感じていたのだ。


 メルザの生まれは貴族では無い。

 ごく一般的な王都生まれの街娘だ。

 ただ、実力のある商家の娘だった為、父親に連れられて様々な貴族の家に出入りしていた。


 その功績のおかげで、公爵家の一つの家への出入りまでも許された。

 それが、サクリファス家だった。


 最初はどちらだったか…。

 すぐに、惹かれあっていた。

 愚鈍だ、バカ正直すぎる、要領が悪い。

 色々な揶揄のされ方をしたメルザの父だったが、その愚直なまでの正直な商売が、公爵家の調査を抜ける要因だった。

 二人は晴れて婚約関係を結び、翌年には結婚をした。

 結婚を機に、サウザは正式に公爵家の跡継ぎとして、修行に入る。

 日々忙しさを増して行くサウザだが、メルザとは決して疎遠にならなかった。

 献身的なメルザの態度、言動は貴族界隈でもとても有名で、貴族夫人の理想とまで言われるほどであった。


 オシドリ夫婦の二人には、唯一の悩みがあった。

 子供が出来なかった事だ。

 サウザも忙しく、家に帰って来る時間も遅い。

 貴族に休日などという言葉は無く、毎日執務や政務に終われる日々。

 遅く帰ってしまっても、朝早くに登城する事になっても、必ず起きて居てハグとキスをした。

 それで確かに二人とも満たされていたが、跡継ぎ候補の誕生は、子が少ない公爵家にとって切望される事案でもあり、義務でもあった。

 そのストレスが子を余計に出来にくくさせている事には、当時の人々では気付くべくも無かったのは不幸な事だった。


 結婚して三年過ぎ、遂に子を宿した事がわかった時は、安静にしなさいと言う医者の注意もそっちのけで、二人で抱き合い泣いた。

 子を授かった一報を受け、サウザが二十の時に公爵家を正式に継ぎ、サウザ=サクリファス公爵となった。

 公爵家当主ともなると、ますます忙しさに拍車がかかり、二人の時間も中々取れなくなって行った。

 それでもメルザは、夫を支える為毎晩、毎朝の日課を欠かす事は無かった。

 それがいけなかったのだろう。

 ある寒い朝、夫を見送り終えたメルザの体に異変が起こった。

 急激に下腹部が痛くなり、立って居られなくなったのだ。

 側に控えていたアンダルシアは、既視感に襲われつつも焦りながら、使用人と協力してベッドまで運び、医者を呼んだ。


 医者が言うには子供が親の栄養を持って行っているから、普段の動きでも辛くなってしまう事があるだろうとの事だったので、しばらくは安静にして大事を取る事にした。

 しかし、その晩。

 相変わらずのお腹の痛みを静かに耐えていると、血の塊が出てしまった。

 絶叫木霊する中、その塊を調べて見ると、ミジンコにような形をしている事が分かった。

 それを調べたアンダルシアは、全てを悟った。

 自分の両親も子流れを起こした事があったが、メルザも同じ事を起こしたのだと。


 絶望に打ちひしがれるメルザを、一報を聞きつけてから側にいたサウザは、どうしてやる事も出来なかった。


 ただただ、毎日誰にとも無く謝り続けるメルザに毎日声を掛け続ける人々。

 その甲斐あってか、半年ほどで漸く立ち直る事が出来た。


 だが、子を宿す事はどうしても出来なくなってしまっていた。

 夫婦の営みはするが、子は宿さないように避妊をしてしまう。

 そんな月日が流れて五年、遂に待望の子を宿す事となった。


 体調に特に気を付け、公爵家総出で囲い込みをした結果、翌年、見事に男児を生むことが出来た。

 ユンゲの誕生だった。


 待望の子供、さらには男児であった事で、それはもうお祭り騒ぎになった。

 長年の苦労を領都や使用人一同より労われ、サウザとも泣きながら抱擁を交わした。


 それからは、もう次は無いと二人とも思っていた為、とにかく必死にユンゲを育てた。

 その甲斐あって、ユンゲもすくすくと成長、とても素敵な子に育ってくれた。

 ユンゲが十三歳になり社交デビューした事で、漸くメルザもユンゲに掛かりきりにならないで良くなった。


 一人の時間も増えた事で、今まで出来なかった事をしようと、サウザとの時間を大切にするようになった。

 夜会に行くにも必ず二人セットになったし、偶に取る休みも必ず二人や三人で過ごした。

 子流れの頃から領民と同じく、家族も大切だとつくづく感じていたサウザは部下達にも、時間よりも能率を求め、とにかく早く、正確な仕事と、家庭を大切にする事を説いていた為、施策を始めて十五年も経つこの頃には、サクリファス家に残業と言うものはほぼ無くなっていた。


 ランドグリスいちのオシドリ夫婦と呼ばれて久しくなった頃、ユンゲが一目ぼれをしたとかで、舞踏会でいきなり告白をかました。

 どう考えてもバレバレなのに、男爵家の次男ですとか謎過ぎる嘘を吐いてまで気を引こうとした。


 ・

 ・・

 ・・・

 ・・・・


 その嘘が良かったのか、マルシャが特殊だったのか、その後三回の交際依頼の末、婚約が決まった。

 一度目の告白騒ぎの時は、流石のあたしも焦ってね、侯爵家に秘密裏に訪問して頭を下げたもんだよ。

 侯爵家が手を付けたなんて噂が広がったものなら、本人が断った後も必ず尾を引いて、婚期が遅れるだろうからね。

 そしたらどうだい、それが満更でも無かったらしいじゃないかい。

 なら、最初強く当たって、後は流れで・・・、なもんだよね。

 口裏は合わせたから、成り行きを見守ったんだが・・・、ビックリするくらいとんとん拍子に婚約、結婚と来たもんだ。

 でも最初はマルシャのやつ、断る気もないくせにね、つれなさそうな態度をワザと取ってね。

 三回目に良い返事が貰えなかった時に、良い年した若者が


「母上・・・、どうしたら良いですか・・・」


 とか真剣に言ってくるからこっちも困っちまったよね。


「ユンゲ、相手の目をしっかり見て居ますか?

 嫌なら会うことすら断られている筈です、根気強く想いを伝えなさい」


 なんて言ったけどさ、また一々来られたら敵わないからね、しょうが無いからまたお忍びで侯爵家に行ってね。

 そろそろユンゲが心折れてしまいそうだってボソッと言って来てやったんだよ。

 四回目は家に遊びに来てたんだけどね


「マ、マルシャさん! やはり、貴方が好きです! お、おt」


「はい、了承します。よろしくお願いします、ユンゲ様」


 てな具合だよ。

 笑っちまったね、あたしの一言でユンゲが離れるってビビッちまったのかね。


 それからは、本当に手が離れてしまってね。

 自分がそうだったって理由で、ユンゲが二十一の頃には家督も譲って、領都に引っ込んだのさ。


 それから、息子夫婦も子が出来にくくてね。

 あたしと同じ目になんて絶対に遭わせたくなかったから、意地でも子はまだかなんて言わないし、言わせなかったけどね。

 それでもどうにか、ユンゲが二十七の頃に一子が生まれてくれてね。

 また素晴らしく可愛い男の子だったのさ。

 それはもう、領を挙げてのお祭り騒ぎをしたもんさ。

 あたしは一番にマルシャの所に体調を見に行ったね。

 母子ともに大変健康で良かったよ。


 それから今度は四年後か、二人目が生まれてね。

 今度は珠のように可愛らしい女の子が生まれたんだよ。

 あたしは女の子供は初めてだからね、それはもう可愛くて、ユンゲよりも可愛がったもんさ


 それからだったかね、サウザが体調を崩し始めたのは。

 好きだった煙草も止めて、ワインなんかを飲む頻度、量も減らしてね。

 あたしは煙草の匂いがあまり好きではなかったから、ある意味では喜ばしい事だったがね。


 それでも、良くはならなかった。

 四年経つ頃には、もう起き上がれなくてね。

 ずっと一緒だったのに、一緒にいられる時間が減っちまった。


 それでも、リースは毎日お見舞いに来てくれたし、あたしの部屋に来ては話をして行ったり、菓子を作ったとかで持ってきてくれたりね。

 孫のおかげで、サウザとの消えた時間に狂いそうになるのを、留めておけたもんさ。


 そんな状態が一年も続いた頃、何時もの様に朝一番にサウザの顔を見に行ったんだよ。

 そしたら、床ずれが起きてしまうからって人の手を借りて寝る向きを変えていたような人が、立っているんだよ。

 これはあたし含め、使用人もビックリさ。

 あたしが来るまで部屋の外で待ってる習慣づいてた近侍も焦って駆け寄ってね。

 十ヵ月ぶりくらいに、スーツに袖を通したんだが、やっぱり痩せちまっててブカブカになっちまってたよ。

 そんな不恰好な姿に二人して笑っちまってね。

 朝食は皆で食べて、それから本当に久しぶりに外に出たよ。

 丁度春も中ごろで、草木に色が付き始めてて、見ごろだったんだ。

 サウザが自分で見に行きたいって言うんで、昔馴染みの商人の店に直接行ったりね。


 夕食前にいきなり外を出歩いて疲れたろうって事で、部屋で茶を飲んでいた時に、タバコが吸いたいなんて言い出すんだよ。

 そりゃ、病み上がり相手にはいい顔はしないけどさ。

 あたしは、もう何となく分かってたんだ。

 だから


「久しぶりだものね。気をつけて吸いなさいよ」


 って、渡してやったのさ。


「ありがとう・・・。ウッ・・・ゲホッ・・・ゲホッ・・・、久しぶりだと喉に来るなぁ。

 しかし、やはり美味いな」


「何が美味しいもんかね。あたしはそれ嫌いな部類だよ」


「知ってたよ。でも、こればっかりは止められない、止まらない~」


「な~に言ってんだよ!」


 そんな風にまた一頻り笑ってね。


 夕食はサウザ所望の肉料理だったね。

 寝たきりだと、柔らかいものしか食べられなくて、ふやかしたパンなんて事もあったからって、歯ごたえのあるものを食べたかったんだってさ。

 これも顎の力が落ちていたんだろうね、テーブルマナーなんてそっちのけで必死に噛んでね。

 それでも

「美味いねぇ、やっぱ家の料理人の料理は美味いなぁ」

 なんて笑顔で言いながら食べてるのさ。

 自分の料理で喉に詰まらせたりなんてしないか心配だった料理長も、ホッとした顔してたね。


 今日は疲れただろうからって早めに部屋に行かせて、じゃあお休みって言おうとしたんだけどね。

 もう少しここで話そうなんてまた珍しい事を言ってくるじゃないか。

 まぁ、動かないなら良いよって事で自分が寝たきりの間、外で何をしていただとか、何があっただとかを話したよ。

 その時にも、こっちは嫌いだって言ってるのに、まーた煙草なんて吸いやがってね。

 匂いが付くから離れろってのに、ワザと近づいてきやがってね、いつまで子供やってんだよって話さ。


「今日は、一緒に寝ないか?」


「はっ!? バカ言ってんじゃないよ、いくつだと思ってるんだい」


「これに年は関係無いだろう。良いじゃないか、快気祝いだよ」


「快気してないだろ、あんたは。・・・・・・まぁ、良いよ。今回だけだからね!」


 全く何処までも子供なんだよね。


 翌朝、お互いにお早うと挨拶をして、一旦着替えに戻って、サウザの部屋に来ると、案の定起き上がれなくなっちまってた。


「全く、昨日あんなにはしゃぐからだよ」


「ははっ、全くだな。でも、楽しかっただろ? 久しぶりの二人きりも良いものだったなぁ」


「ふん・・・、まぁね。さっさと、元気になるんだね。そしたら、また”快気祝い”なんだろ?」


「ははは、そうだな。何度だって快気祝いだ。・・・もう少しだけ、休ませてもらおうかな」


 安らかそうな表情の最期だったさ。


 ずっと手を握っていたからね、脈が消えていくのがあたしにも分かったよ。

 握っていた手を下ろして、静かに

「サウザの医者を呼んでおくれ」

 と近侍に指示を出したのさ。

 近侍も察していたんだろうね、静かに、何も言わず深く一礼して、部屋を出て行ったよ。


 少しして医者が部屋に入ってきて、この穏やかな寝坊助が死んだって診断されたんだ。

 あちこちですすりなく音が聞こえる中、無性に此処に居たくなくなって


「全く、最期だってのに、煙草の匂いが染み付いちまってるね。着替えて来るよ」


 と言いつつ、自分の部屋に戻った。

 自分の部屋に戻って、腰掛に座った時、揺れた髪からふわりと煙草の香りがしたのさ。

 この髪の煙草の匂いが消えるまで…。

 消えるまでだけで良いから、思い出に耽らせてくれと、何十年ぶりかに声を出して泣いた。

 子流れしてしまった子が宿った時以来だったかもしれないね。


 小一時間は泣いて、漸く目を腫らしながらも立ち上がって戻ると、困った事に暴れているのがいたんだ。

 リースが、お祖父ちゃまは何処だ、何で起きないんだと駄々をこねてね、使用人も困り果ててしまっていたのさ。


 抱き寄せて

「お祖父ちゃまは疲れてお休みになったんだよ。

 今は長く長くお休みになりたいから、お空の宿で静かに煙草をくべらせているよ」

 なんて言ってあやしたんだったね。


 それから、領葬が行われて、色んな人がサウザの死を悼み、弔いに来てくれたさ。

 礼服なんてのを持って居ない街人達も駆けつけてくれてね、皆サウザの為に泣いてくれた。

 でもね、そこで異様に怖くなっちまって、震えてきちまったのさ。

 あたしが死んだら、同じように弔ってはくれるだろう。

 そしたら、これほど多くは無いだろうけど、多くの人が来てくれるだろう。

 あたし一人が死ぬだけで、こんなにも多くの人を悲しませなきゃいけないのかい?


 そう思ったら、途端に怖くなってね。

 それから、皆に嫌われようとした。

 侍女にも、使用人にも、リースにまで。

 その甲斐あってか、リースはすぐに王都へ引っ越して行った。

 息子家族が居なくなって、あたしは一人になった。


 使用人も最低限まで減らそうと、とても辛く当たり、何人も辞めさせてやった。

 その後の転職先に困っても嫌だから、手切れ金は通常に加えてあたしの懐から倍出しておいたけどね。


 どれくらい経っただろうか、ユンゲ達がまとめて帰ってくるらしい報せを聞いた。

 一人に疲れちまってたのか、到着した日には、無意識に出迎えの為に本邸の方まで出向いちまっていた。

 アンに聞けば八年ぶりらしいリースを見れば、本当に美しくなっていて嬉しいもんだったよ。

 でも、素直に喜ぶわけにはいかないのさ。

 あたしは嫌われて、死するその時まで、死を喜ばれるくらいの奴じゃないといけないのさ。


 相当に辛く当たっただろうに、あの子はケロッとして部屋に押しかけてきてね。

 全く、こっちのペースが崩されっぱなしだったよ。

 結局口車に乗せられて、サクリファスの街まで一緒に行っちまうしね。


 小旅行から帰ってくると、本当に長年、遠出なんてしていなかったからね。

 年には勝てないもんで、ちょっと熱がでちまった。

 改めて一人になるとね、今度はこの孤独が怖くなってきちまったんだよ。

 贅沢な人間だと自分でも思うよ。


 あたしはどうしたら良いんだろうね。

 いや、あたしはどうしたいんだろうね。


 微熱でボウッとなる頭でそんな事を考えていると、アンに唐突に言われたのさ。


「メルザ様、お寂しいのでしょう。

 近頃は、昔のように楽しそうにしておりましたものね。

 大旦那様がお亡くなりになられてから、私でもメルザ様の心中をお察しする事ができずに居ましたが…。

 坊ちゃまご一家が来られて、漸く確信できましたわよ」


 にこやかにこちらを見下ろす腐れ縁のババアに、あたしは何も言い返せなかった。

 そうさ、周りに人が居ないってだけで、寂しさを感じるようになっちまったのさ。


「だって、しょうがないじゃないか。

 あんなに騒がしいのは一体何年ぶりだい?

 それでも・・・、それでもだ。あたしは嫌なんだよ。

 死んでから人をあんなにも悲しませちまうのはさ!」


 もう五十年以上の付き合いだからかね。

 初めて無闇矢鱈と自分の子供染みた駄々を吐露しちまった。


「メルザ様、それは違うと愚考いたします。

 大旦那様しかり、過去の英傑の方々がお亡くなりになられて、最初は皆悲しみに打ちひしがれるでしょう。

 ですが、その後はどうでしょうか。

 行った偉業は伝説に、喋った言動は思い出に変わっているではありませんか。

 皆、何時までも悲しみに捕らわれている訳では御座いません。

 では、過去悪政を敷いた者達はどうでしょう。

 今ではその者達を話題に出す人すら居りません。

 学者達が、過去を学ぶために見る機会があるだけで、人々の脳裏からは完全に消されてしまうのです。

 こんなに悲しい事がありますか。

 私のかわいいメルちゃんが人にバカにされている所なんて、絶対に見たくありません」


「メルちゃんって、あんたねぇ。何年前の話をしてんだい!

 恥ずかしいったらありゃしないよ…。

 だがまぁ・・・、アンに言われちゃしょうが無いね。

 老い先短い年寄りの、わがままを少しは聞いてもらおうかね」


 アンの前じゃ、何時まで経っても子供扱いのままだよ。

 さぁて、使用人の数が減っちまってて、掃除が行き届かないからね、雇いなおさないといけないさね。

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