作品内の用語

暗黒大陸とは?


 作品世界において。30年前に偶然発見されその後の調査を行った現在においても未だ多くの謎が残されている大陸、多くの魔物や亜人と呼ばれる教会が人類の結束の為に作られた人で無い者達の蔑称であり、それらが支配している未開の大陸。

 だが冒険者の間では【深き幻想の大地】と呼ばれておりその略称して(ふかそう)と言う名称で親しまれて呼ばれている。(浪漫は大切だよね浪漫は)


 今の段階で判明されている場所だけでも古代文明の遺跡群や古代遺物などが多く発見されており、多くの国がこの大陸の謎を解き明かし最終的な大陸の征服および権利を得ようとして多額の出資を行なっている。

 ただ忘れてはならないのは仮に地図上では人類の生活圏として図版、開拓されている場所も完全には安全化されていない為、魔物や亜人による被害は絶えない状況である。



城壁都市フスロ


 暗黒大陸において都市化に成功した数少ない前線基地。(他にも前線基地となる都市はあるが、大陸への移動手段が海運しかなく、潮の流れ等の関係で、先ず最初に訪れる場所のほとんどがフスロになる場合が多い)別名として「始まりの街」や「人類の最前線」とも呼ばれている。

 ちなみに地図が無いためイメージが分かりづらくなってしまうのでフスロの街を簡単に説明すると。港から始まり城壁→領主館→城壁→冒険者ギルド→城壁→外という順になっており、その間には様々な建物や重要施設が並び建っている。

 作品中3話で出てきた冒険者訓練場は冒険者ギルドから外側の城壁に進んだ途中の丘にある。(あー地図を作って自分でも分かりやすくてぇ)


 過去には国ごとに開拓のための都市などを造っていたが、その多くが災害や疫病、魔物によって滅ぼされてしまい。新しく都市を造るにしてもかなりの出資になる為、今ではフスロを活動の中心として、そこから人類の生活圏を拡大、資源の確保及び植民地化しようとする動きが一般化している。

 今でもフスロを中心として新たに開拓村などの拠点を造っているが、前記の理由によって開墾しては壊滅したを繰り返しており、今現在でも確認が出来ている拠点の数は数えられるほどしかない、そのため如何に暗黒大陸においてよそ者である人類が生活圏を得ることが難しいかが伺える。


冒険者ギルドとは?


 冒険者ギルドと一括りにされているがその定義は各国における冒険者ギルドと暗黒大陸における冒険者ギルドにはそのあり方が全く異なる。


 一般的(主人公であるロベルトが暮らしていた国など)な冒険者ギルドでは誰でも登録が出来て登録さえすれば何かしらの仕事にありつける(主に討伐依頼、採取依頼などポピュラーなものから。新しく道を作り、その整備や川に橋を掛かるなど、国の発展を目的とした公共依頼。経済的弱者の救済を目的とした奉仕依頼。ギルドが冒険者に直接依頼をする特別依頼。贔屓にしている冒険者と依頼者との間で設けられる個人依頼(もしくは指名依頼とも言われる)などがある)ため。

 冒険者ギルドとは作中の一般的な常識としては仕事の斡旋所、及びその管理組織と言った傾向が大きく、冒険者とは名だけの日雇い労働者の様な人達も存在する。


 だが、城壁都市フスロなどの暗黒大陸における冒険者ギルドの役割は。

 暗黒大陸における人類の生活圏の確保及び安全化、未踏破地点の探索及び解明、そして人類の敵となる亜人や魔物の排除などが最優先の目的である。

 その為、冒険者とは限りなく軍事的な側面が強くなりがちになってしまい、どちらかと言うと一般的なギルドでの労働者という扱いよりかは傭兵の様な扱いになってくる事が多い。


 だが、両方のギルドで類似している点があり、それは昇格と処分である。


 昇格とはその名の通り冒険者として活動をした功績に応じ、1つ上ランクに上がるための試験である。


 冒険者の昇格基準として。

1.冒険者ギルドで受注してきた依頼達成率が一定の基準に達している者

2.冒険者ギルドの定めた規定に違反してない者及び犯罪行為を行っていないか(軽微な物であれば資格剥奪にはならないが、常習性があると判断されれば資格を剥奪される)


 逆に処分は冒険者が何かしらの依頼失敗または犯罪行為などをした時、冒険者に対しどの様な判断を下すのかを厳正に対応する事であり。数日で処分が下される事もあれば、場合によって数ヶ月にわたり検討した上で下られる場合がある。

 処分の内容として軽いものであれば数日間の謹慎処分だが、最も重い処分としては冒険者資格の剥奪及び罪状を布告した上での追放処分もしくは死刑である。


 冒険者とは?


 冒険者とは、冒険者ギルドに登録をし、ギルド経由での依頼を遂行し報酬を受け取る者として定義されている。

 大まかな記載については、上記の冒険者ギルドにて説明した通りであり。冒険者にはランクに応じて階級が決められている、そしてそれは冒険者票に使われている素材で分けられている。


 Sランク(金) 正真正銘の英雄とされており、(人間を超越した者)とも言われる。国に1人か2人在籍しているだけでも奇跡と言われる。

 国によっては1代のみの貴族として扱う場所もあるほど、それだけSランクの名は重宝されている。


 Aランク(銀) 冒険者としての信頼と実力は折り紙付きであり英雄と言っても過言では無い。

 ギルドで登録されている中ではほぼ最高位として扱われ、その存在は街の象徴としてまた、矛や盾として貴重な戦力となる。


 Bランク(銅) 冒険者にとって英雄になるかならないかの登竜門であり、この階級に到達した多くの冒険者はこの階級より上に行く事が出来ずにいる事が多い。

 だが、この階級まで到達すると言う事は冒険者としての実力は本物であり、かなりのベテランと言える。


 Cランク(鋼鉄) 冒険者としては着実に経験を積んできた中堅と言える階級。

 その豊富な経験から、この階級より上になってからギルドは冒険者に対し、その経験を生かして教官や指導員として活用する特別依頼を受注してくる。

 

 Dランク(黒曜石) ギルドはこの階級になる事で初めて冒険者として一人前と言われる様になる。

 だがそれと同時に自信と慢心からこの階級での死亡率が最も高く、また多くの冒険者が現実と厳しさを知り冒険者を辞めていく階級でもあるため、冒険者ギルドでは(冒険者殺し)の階級として認識している。


 Eランク(白磁) フスロでは試験に合格した後に貰える冒険者票ではあるが他の場所ではこのランクから始まる。

 新人の証ではあるがギルドではこの冒険者票が無ければその人を冒険者として扱わないと徹底されており、仮に貴族があったとしても冒険者票を持ってなければ一切の対応を行わない為、例え白磁と言えども馬鹿には出来ない。


 Fランク(木材) 暗黒大陸のみで適応される特別な階級。冒険者登録時に必ず受け取る事になる仮の冒険者票。

 そのままでは正式な冒険者ではない為。冒険者訓練所に行き、訓練と教習を受け試験に合格しなければならない。

と分かれている。


宗教


 宗教については様々な宗教が存在するが大きく分けると神殿と教会の2つに分かれているが、土着の信仰や考え方の違いなどによって様々な宗教や分派が存在する。


 神殿では多くの神々を祀る多神教である場合が多く(必ずしもそうではない為)、その土地にちなんだ神を奉る(例えば王都では法と正義の神、交易の要所であれば風と交流の神を奉っているなどがある)が、基本的には他の神を奉る神殿も受け入れるなど比較的には寛容(そうでない場所もある)である場合が多い。


 逆に教会は一神教の教え場合が多く、自身の教えこそ至高であると考えており、他の宗教などに対しては排他的、攻撃的な場合が多い。

 そのため教会の神を信仰しない国などからしてみればそれまでの教えを蔑ろにし、自分達の教えを無理やり押し付けてくる厄介な存在として煙たがれている。


魔法と化学


 魔法とは通常ではあり得ない現象の事を指し、総じて自分達では理解が出来ない事を指す言葉。


 この世界には実際に魔法は存在しておりその力を使う者たちのことを魔法使いと呼ぶ(国によって名前は違う)魔法の一例として、何も無い所から火や水を出したり。人の力では動かせない様な大きな岩を道具などをもちいず動かしたりなどがある。


 その為、国によってその対応は様々で身の保証を条件に積極的に取り入れて兵士や街道整備など発展に貢献させる事で魔法使いの地位向上を行ったり。

 一部の国からは悪魔に霊を売った対価に得た力と言われ迫害の対象となっている(教会の勢力が強い地域ではその傾向が顕著で魔女狩りなどが横行している)。


 そのため、住む国によっては魔法を使わないようにし人里離れた場所で人目を憚りながら隠れて生活をしたり、住みなれた国を出て他の場所で暮らす人や、魔法使いの一部にはその力を示すことで国から魔法使いに対しての自治や建国などを行い身を守っている人達もいる。


 化学とは逆にどうしてそうなるのかが解明されている事をさし、更にそれを発展させていった物事の総称である。


 簡単な物ではもみきり式火起こしでどうして火が起きるのかを理解した上で、その方法でより簡単に火を起こせる方法がないかをを探ったり、他のやり方でも火を起こす方法が無いかを探求すると言った事であり。

 因みに錬金術も大まかに言えば科学の分類に入り、彼らの発明する道具は冒険者たちに大いに役立っているがたまにどうしてそんな物を作った?となる発明品がある。


 こう言った知識を持つひと達も国によっては国の貢献の為に保護をしたり迫害を受けたりで様々である。

 


魔物と亜人について


 ここで言う魔物と亜人と言う存在は非常に曖昧な定義がなされている(作者の都合で)、そのためそれらの生態などを解明しようとする学者達の間では主張の違いで長らく争論となっている。


 まず魔物の定義として人類にとって脅威となりうる存在を主体として、主に3つの定義がなされている。

1.単体及び少数での戦力が弓や槍など、武装した成人男性と同等または上回っている生物

2.異常な攻撃性をもつ生物

3.家畜に適さない生物

 などがありこの定義のせいで一般的な人たちにとっては一部の野生動物なども魔物として認識をしている。(猪や熊などがこれに当てはまる)。本来であれば、これらの定義をもって生物と魔物を分けて定めているが。


 教会が何の脈絡も無しに勝手に定めた新しい定義として。

 神の定めし生物の形をしていない物

 (聖典において。主たる神は諸人が獣を支配する為に二手二足を有することを良しとし。獣は諸人に支配される為、四足で歩くことを主たる神が定められた)

 学者達からは人々に誤った認識を広める危険性があるため取り消すようにと忠告しているが、教会側は一向に取り消す気配が無い。


 そして亜人の定義としてもかなりややこしくなっている。

1.人に準じた姿をしている(ゴブリンやオークなどのほとんど人と同じ姿の者から、人魚や鳥人と言った身体の一部が人と異なるが大まかに人と同じ身体の構造をしている者もこれに当てはまる)

2.ある程度の知識と文化を有する

3.人と交流ないし商業的流通を有することができる

 とあるが、これについても学者たちの間で争論が絶えない。


 さらにここでも教会の魔物においての定義が誤った解釈されてしまい【神が定めし人間の姿を不正に真似た存在】として認知されその事を教会では前記の魔物の定義の拡大的解釈による認定をしており亜人を人類の敵とみなしている。






 最後にこれらの情報は作品を作るうえで最初に作ったものであり、新しく作られるものや自身で忘れる事があるかも知れずそうらない様にする為にします。

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