いや、ちょっとこの話……泣けてきますね(涙)
作者からの返信
静寂様、コメントありがとうございます!
書籍化がプロ(生活する為の仕事)への道になっておりませんからね……。
更には、アニメ化などに結びついても、スマッシュヒット程度ではやはり生涯年収には届かない。
継続した生業にするには、書き続けなくてはいけない。
そしてそれはいつも売れるとは限らない。
書籍化されやすい現状は、多くの夢見る放浪者を生み出しているのですが、そのサイクルを出版業界も止められない。
まあ、止めませんよね(^_^;)
いくらでも新しい作物が勝手に成る「投稿サイト」という畑がありますからね。
今のご時世、ありとあらゆるものが飽和状態だと思うのです。
書籍、飲食物、音楽、テレビタレントや芸人さんなど。
一昔前は厳しい審査やオーディション、コネクションがあって、一握りの者しか選ばれなかったイメージがあります。
でもネットやSNSの普及に伴って、何もかもが供給過多。
数が多すぎて、限られた時間の中で1つ1つにスポットライトを当てる猶予は5秒ぐらいしかない。
しかもネット界隈は、テレビで売り出される前のまだ見ぬ金の卵を探す楽しみもある。
これらを「デフレ」と言うと妙な例えなのかも知れませんが、モノの価値がおかしくなっているような。
だからすぐに飽きられるし、結果を出さなければ切り捨てられる。
切り捨てたところで、いくらでも代打が居るんですよねえ……夢を見やすいけれど、世知辛い。
作者からの返信
卯月ましろ様、コメントありがとうございます!
そうなんです。どんな世界も門戸が開かれている。
昔はそんなになかった扉、気付けばたくさん存在している。
良く言われるのが、人は金と時間と手間をかける対象を探している、というのがあります。
昔で言えばマイホーム、車、家電などでしょうか。
画一化された目標が存在し「いつかはクラウン」なんて言葉もあったのです。
敷かれたレールなんてまっぴらごめん!
という個性尊重の波は、世界のあらゆる場面に浸透し、伝統やしきたり、慣習といった文化も廃れていく。
冠婚葬祭しかり、企業のあり方しかり。
価値は細分化され、どれも簡単に手に入る。
簡単すぎるから生きる道も手段も簡単に切り替えられる。
でも、こちらが選べるということは、向こうからも簡単に選ばれるということ。
仰る通り、切り捨てられやすさは以前と比べものにならないのです。
大作家にも終身雇用は見えないでしょう。