第5話 なんてビッチな美少女なんだろう

「じゃァ、宜しくねえェ……✨🤗✨✨」

 アリスは可愛らしく抱きついてきた。


 柔らかなオッパイがボクの胸板へギュッと押しつけられる。



「えェ……😳💦 宜しくッてェ……?!

 なにを言ってるんだよ。いきなり」

 ほのかに甘い匂いがボクの鼻孔をくすぐってきた。


 一気に、下半身が熱く火照ってくるようだ。



「ほらァ、信じられるゥ……✨😔✨✨」

 少しだけ声のトーンを落とした。


「え、なにがァ……😳💦」

 突然、『信じられる』と言われても、ぜんぜん今までの話しと脈絡のない。

 少しは、こっちにもかるように話してほしい。



「うゥ……💦」

 それよりも問題はボクの下半身だ。


 なにしろ股間のポ○ットドラゴンは、文字通り真っ盛りだ。


 少し腰をかがめようとするが、アリスは、挑発するようにグイグイと股間を密着させてくる。


「ほらァ、アリスのウチは、ママがいないでしょォ……✨🥺✨✨」

 


「えェ、ううゥン……😥💦」

 詳しい事情は知らないが、アリスの家庭はボクの家同様、母親が不在だ。


 小さい時に離婚して出ていったとは聴いたが、あまり他人の家族の事情を聞くのはデリカシーがないので遠慮していた。



「ッでェ……、パパは、さァ。若い愛人を何人も作ってるの」


「えェ……😳💦 若い愛人を」

 ボクの兄貴同様、アリスのパパも相当ようだ。

 


「別に、ママとは離婚してるから、いくらパパが遊んでも構わないンだけど……」



「ふうゥン……、そうなンだ」

 少しだけ納得した。

 初めて聞くが、かなり複雑な家族関係のようだ。



「できれば、アリスの知らないトコでやって欲しいのよねェ……!!」



「うゥン……😔💦 まァ、そうだね」

 知らぬが仏と言うくらいだ。


 若い愛人と関係を持つなら、ラブホを使うなりして気を利かせてほしいところだ。


 思春期の娘の手前、父親として少しくらいのデリカシーは必要だろう。



「それが最近……、女子大も夏休みでしょ」


「うン、まァねえェ……😓💦」


「パパは、その女子大生の若い愛人と毎晩、寝室でバッコンバッコン合体するのよォ」



「な、なにィ……😳💦 女子大生の愛人と毎晩、バッコンバッコン合体ィ……?!」

 なんて、過激なんだろう。


 思春期のアリスが家にいると言うのに……。



「そ、一階の寝室から毎晩、若い女子大生の愛人の『あァ〜ンあァ〜ン✨💕』ッて喘ぎ声が響いてくるのよ……✨🥺✨✨」



「あ、そう……😳💦」スゴいな。

 それは……。


 なぜか、聞いてるだけでボクも妙に興奮してきた。



「ゴックン……」ヤケに咽喉が渇いてくる。

 ボクの下半身が火のついたように熱く火照ってきそうだ。

 なにしろ文字通り厨二病真っ盛りだ。

 風が吹いてもビンビンになってしてしまう。



「だから、お願い。夏休みの間だけでも一緒に居させてェ……✨🥺✨✨」

 甘えるような瞳でボクを見つめてくる。


「ああァ……、別に、アリスの家族に断ればボクは構わないけど……」

 ゲストルームが空いているので、そこなら泊まっても平気だろう。


「ありがとうォ……✨😍✨✨ ルー」

 またギュッと抱きついてくる。



「いやいや、そんなにギュッと抱きついてこないでも解かったからァ……😖💦」

 


「じゃ、お礼にアリスのスイーツを分けてあげるねえェ……✨😜✨💕」

 テーブルに置かれたスイーツを指差した。


「いやァ……、分けてあげるッて言っても!

 このスイーツは元々、ボクのだけど」



「ウッフフ……✨😋✨💕 良いから良いから!!」

 満足そうにフォークで切り分けていく。


「うゥン……」ボクは小さく呻いた。



「ほらァ、うれしんでしょ。ルーの股間もこんなにビンビンじゃン」

 アリスはたのしそうに、ボクの敏感な部分を撫で回そうとした。



「いや、あのですねえェ……😥💦

 そこは敏感だから、イジらないでェ……」

 なんてビッチな美少女なんだろう。







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