12-せんとう!②~ダイスはいつも気まぐれ~


【GM】  :それでは……リュシアンさんにダイス運が残っているのを期待しましょうか?


リュシアン:え?


【GM】  :みなさんの手番が終了したので、次はドライアード側です。

まず、リュシアンにドライアードは魅了を使用します


リュシアン:……ええ!?


【GM】  :精神抵抗判定をふってください。20以上で成功です。失敗したらドライアードを恋人のように思い、ドライアードをかばって、仲間たちと戦います。


ティア  :そうなると、前衛側でハクマとリュシアンのPvPか……


ハクマ  :修羅場が発生する


メルリル :戦闘が終わった後に私とも精神的な修羅場が発生します。


リュシアン:ま、待って待って!


【GM】  :まぁ、リュシアンは冒険者レベル高いんだよなあ…冒険者レベル+精神力ボーナスで判定なんだけども。

とりあえず、ふってもらいますかね?


リュシアン:ふっふっふ…こんなこともあろうかとね…陽光の魔符があるんだ! これで精神抵抗判定にプラス2だ!


【GM】  :ええ!? こんなことが起こると考えていたのか君は!?


リュシアン:精神抵抗判定! ……(コロコロ)22! はははは!!!


【GM】  :くうっ…! 失敗するとは…! ドライアードもうなるでしょう。



**********



ドライアード:「ほう…そこの男、なかなかやるのう。わらわの魅了に簡単にかからんとは。ただいつまで保つかのう?」


メルリル :「なに勝手に色目使ってるんですかー!」


ティア  :「なぜか後ろも前も修羅場ですけど……とりあえずあたしは関係なし、ということで」マテリアルカードを指で挟みながら

「あたしは…仕事をやるだけ、ですね」



**********



【GM】  :さて、次は妖精剣士①なんだけど……みんな何が一番イヤかなー?


ティア  :一番いやなのは……後衛を攻撃することでは?


【GM】  :と、思うやろー?

ふっふっふ…妖精剣士①は、妖精魔法(闇)ショッキングウエーブを使います!

(※GM注:元データでは妖精魔法の闇属性はとってないんですが、今回は風ではなく闇をとっています)


効果は1エリア内の人間を対象。対象が精神抵抗判定で失敗した場合、2ラウンドの間、一切の補助動作、主動作、宣言ができなくなるというものです。

回避とかはできるけど…まぁ、2ラウンド、攻撃や<かばう>ができなくなると思ってください。


リュシアン:あかん。それはあかん。


【GM】  :もちろん対象の1エリアは、リュシアン・ハクマ、前衛二人がいるところです!

精神抵抗判定を19以上で出せたら、効果は消滅するのでかかりません。

がんばれ! でもどっちかはかかってほしいな!


リュシアン:陽光の魔符はまだ2枚あるのだ!……(コロコロ)21!


ハクマ  :……(コロコロ)19!


【GM】  :ちっくしょーーー!!!!

2人ともかからんかったかーーー!!

魅了もショッキングウエーブも失敗したし、ドライアード側どうしようかな…。

とりあえず、こちらの手番は終了…2ラウンド目です。そちらどうぞ…。


ティア  :一応、私はこれからマギテック技能で、ハクマに対して炎属性付与して弱点をつかせる予定だよ。


【GM】  :だからショッキングウエーブしたかったんだよなあ…ハクマ動けなくなったら火力ソースなくなるからさ…今日みんな出目いいなあ。


リュシアン:ショッキングウエーブはやばい。妖精剣士①を倒さねば…


メルリル :ところで…誰もダメージ受けてないんですよねえ。プリーストなんですが、回復いらないんですよねえ。

………ゴッドフィストうっちゃおっかな?

(※GM注:キャラづくり時の「攻撃魔法使わない」宣言を忘れている)


【GM】  :いいよいいよ。さすがにダメとは言わんよ。妖精剣士①?

(※GM注:キャラづくり時の「攻撃魔法使わない」宣言を忘れている)


メルリル :妖精剣士①にゴッドフィストで攻撃!

(※GM注:キャラづくり時の「攻撃魔法使わない」宣言を略)


【GM】  :魔法行使判定で、20以上出せば成功です。

(※GM注:キャラづくり時の「攻撃魔法使わない」略)


メルリル :魔法行使判定……(コロコロ)22。抜きました!

ダメージが……(コロコロ…コロン)あ、クリティカルだ! もう一回っと……(コロコロ)37点ですね!


【GM】  :回ってるなあぁぁ!!

魔法ダメージなので防護点関係ないので、そのまま妖精剣士①は37点ダメージくらいます。半分以上削れたんだが…?


ティア  :じゃあ次は私かな。相手の回避下げたほうが嬉しいよね?ハクマとしても。

補助動作、パラライズミストを使います。自動失敗で、このラウンド中、妖精剣士の回避マイナス1です。

続いて主動作。マギテック技能でエフェクトウェポンを使用! これでハクマに炎属性をつけますよ。

一応行使判定……(コロコロ)成功。これでハクマは炎属性付与と物理ダメージ+1点です。18ラウンド続くよ。

よーし。サポーターとして大活躍だぞお!


【GM】  :とても心強いんですが、GMとしては胃がキリキリするぜ。


ティア  :リュシアンが妖精剣士を叩ききったらドライアードにハクマがいけるけど、対象が離れると<かばう>使えなくなるんだよな…。


リュシアン:あー……じゃあ、ハクマさんお任せしました。妖精剣士①をぶっとばしてください。


ハクマ  :了解任せろ。拳でいくぜ。


【GM】  :拳使って三回攻撃ですよね……わかっていますとも……18以上で命中です…。


ハクマ  :命中判定いきます!……(コロコロ)15 これは抜けて…ない!

二回目いきます。……(コロコロ)16 【1.1】 えぇっ!?


【GM】  :おや、ファンブルですね、おめでとうございます!


リュシアン:ハ、ハクマ?!


ハクマ  :お、同じギルドのものには攻撃できねえよ…なんとかしてくれ…


【GM】  :しかし、攻撃は当たらなくても<追加攻撃>は発動するので、あなたは「攻撃できねえよ……」といいながらも攻撃できますが?


ティア  :やっとけ


メルリル :やっとけ


ハクマ  :やるか! ……(コロコロ)21! 攻撃できたわー!

ダメージが……(コロコロ)20!


【GM】  :攻撃しとるやんかーい! はい、妖精剣士①は残りHP6です


ティア  :リュシアン先生、出番です


リュシアン:よし、任せてください。補助動作は特にないので、かばうとガーディアンを宣言!

命中……(コロコロ)21 抜きました!


【GM】  :ホントに今回リュシアンの出目いいなあ!?


リュシアン:ダメージいきまーす ……(コロコロ)20点!


【GM】  :おおおー!ダメージ出ますねえ。やるなあ……。妖精剣士①はHP0になりました。なので妖精剣士①は戦闘脱落。

今回はHP0になっても生死判定なしで、死亡はしないです。

さて、次はドライアードの手番ですが……話的にはリュシアンがおもしろかったんだけど、火力が怖いのでハクマのほうに魅了かけたほうがいいかなあ?

まぁ、ドライアードは魅了を使ってなんぼですしね。

では、ハクマに魅了をかけます。精神抵抗判定を行ってください。19以上で成功。


メルリル :リュシアンじゃないので鼻歌うたってます


ハクマ  :19、な? ……(コロコロ)15 あっ


【GM】  :おっ? よっしゃあ!!


リュシアン:出目……悪くない? ハクマさん


【GM】  :ハクマさんは魅了にかかりましたねえ!

というわけでハクマさんはこれから、ドライアードのほうを味方することになります。ふっふっふ。ついに…ついにやってやったぞ…!


ハクマ  :う、うおお…オレは…オレはドライアードを……守らなきゃ…!


リュシアン:これは本格的に…PvPか…?


【GM】  :安心してください。ちゃんとそのあたりの特殊ルールを設けておりますとも。


ティア  :……本当に安心できるのか……?!

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