11-せんとう!①~火力は正義~

【GM】  それでは戦闘開始です。

さてこの妖精剣士は魅了されているので、戦闘に参加となります。

なので妖精剣士の魔物知識判定をお願いします。

目標値は12です。弱点なし。


ハクマ  :……(コロコロ)6  ダメだなー。

ティア  :……(コロコロ)11 惜しい!

リュシアン:……(コロコロ)7  よし、ファンブルではない!

メルリル :……(コロコロ)17 抜きました!


【GM】  :またですね、行方不明の冒険者自体は一人なんですが、他にも捕まっている人がいると思うから、二人います。

き、きみたちが思ったより強かったから、きゅ、急遽二人にしたわけじゃ……したわけに決まってるだろうがッ! オーガが1ラウンドで倒されてんだぞ! さすがにここで瞬殺されたくないんだよ!


こちらがドライアードと妖精剣士の魔物データです。

ドライアードは剣のかけらの効果で、元のデータからHP、MPが強化、さらに生命、精神抵抗判定に+1されています。


 ◆


【ドライアード レベル9(※剣のかけらにより強化)】

HP:100 MP:78 防護点:9 回避:17

命中:18 生命抵抗:19 精神抵抗:20

弱点:炎属性ダメージ +3

<特殊スキル:魅了〔達成値19〕>

男性一体に甘い言葉で魅了する。対象となったものは精神抵抗判定で19以上を出さなければ、抵抗に失敗し魅了にかかる。

魅了にかかったものは、ドライアードを守ろうとし、ドライアードを攻撃するものを攻撃する。


【熟達した妖精剣士 レベル9】(※二人共通)

HP:59 MP:50 防護点:7 回避:18

命中:19 生命抵抗:18 精神抵抗:19

<スキル:妖精魔法9レベル、魔力撃、ターゲッティング・魔法拡大/数>


 ◆


リュシアン:え、敵のデータ強くない?


【GM】  :冒険者レベル7想定で敵用意していたから、二体だけの予定だったんだけどね…オーガを6連撃で倒しちゃう人がいたからさぁ…。

また今回は、HP0になっても死亡(生死判定)ではなく、戦闘脱落として扱います。

それでは先制判定ふってください。15以上で成功。


メルリル :……(コロコロ)8

リュシアン:……(コロコロ)7

ティア  :……(コロコロ)18! 抜いてます!

ハクマ  :……(コロコロ)15! あっぶな! ギリギリ!


【GM】  :ティアさんとハクマさん抜いているので、先制が取れると同時に、二人はファストアクションが使えます。


それでは配置を決めましょうか。妖精剣士2人は25m、ドライアードは30m地点にいます。



  ―――― 《戦闘配置》 ―――― 


  10m   15m   25m   30m


 ティア   ハクマ  妖精剣士 ドライアード

 メルリル リュシアン




ティア  :じゃあ最初に私から行動しますよ。補助動作は放棄。

そして……連続賦術を宣言! アルケミストの本領発揮!

4回バフとデバフかけるよ!


【GM】  :でたよお……。


ティア  :まず一回目、マテリアルカード緑Aを二枚消費して、バークメイルを使います。対象は前衛のリュシアンとハクマ!

賦術判定……(コロコロ)17。とりあえず成功です。

これで前衛二人は防護点+2点。18ラウンド続きます。


連続賦術なので、二回目のアルケミ技能!

赤Aを二枚消費して、ヴォーパルウェポン。対象はもちろん前衛二人。

賦術判定……(コロコロ)成功!

物理点ダメージを2点上昇です。こちらも18ラウンド。


はい、ファストアクションでもう一回主行動で連続賦術!

とりあえず一回目。精神抵抗抜ける気がしないけど……ポイズンニードルを敵全体にバーンと撃ちます。

黒Aを三枚消費。さて、通るかな?


【GM】  :精神抵がそれぞれ妖精剣士19なので20以上、ドライアード20なので21以上で成功です。


ティア  :賦術判定……(コロコロ)15 抜けてない!

でもこれ精神抵抗【短縮】なので、私のターンが終わったら3点もらってください。


【GM】  :はいー……って、ごめん、精神抵抗の【短縮】ってどういう処理? どこに書いてる?


ティア  :ルルブ2の154Pだよ


【GM】  :ありがとう存じあげる(ルルブ確認中)あー…なるほど、効果が18ラウンドのものとかが1ラウンドだけの効果になるってことか。

普段、【消滅】【半減】のものしか使ってないからわかってなかった。

(※GM注:相手の精神抵抗を魔法行使などで抜けなかった場合、【消滅】は効果が全くかからない、【半減】はダメージなどが半分になる)


ティア  :そう。だから1ラウンドだけでも効果があるから試してみて損はない! …カードというお金は失うけどね!

では続いてパラライズミスト。これも【短縮】です。

……(コロコロ)15。抜けない!

だけど、このラウンド中、敵全員が回避力マイナス1です。じゃあ私の手番終了です。


リュシアン:アルケミストつえぇ。そしてランクAのカードをぽんぽんぽん……

(※GM注:マテリアルカードAは1枚で200G)


ティア  :オーガ戦は本気を出してなかっただけだよ! 

(※GM注:このラウンドでティアは2000Gほどのカードを失った)


【GM】  :はい。それでは敵3人は3点ダメージですね。それとこのラウンドでは妖精剣士の回避力が16、ドライアードは17に下がってます。


ティア  :回避力マイナスしてるからドライアード行ってほしいんだけど…妖精剣士がドライアードの前にいるもんな。


メルリル :とりえあず、次は私がバフかけますね。

フィールドプロテクションⅡを全員に使います。

18ラウンド、物理・魔法ダメージ2点軽減です。


【GM】  :メルリルは味方にバフかけて終了ですね。これで今、前衛二人は防護点+2、ダメージ+2点、相手からのダメージは-2点。バフもりもりだなあ…。

前衛はどうしますか?


リュシアン:じゃあハクマさん、つっこんでもらって。やっちまえー!


ハクマ  :よし。じゃあ……妖精剣士のところに移動します。

ちなみこれどっちが目標の妖精剣士?


【GM】  :特にない!(※急遽二人目の妖精剣士を追加したため)


メルリル :決めろよ!


【GM】  :えーっと……じゃあ①のほうが目的の妖精剣士です。


ハクマ  :じゃあ…依頼に無関係な②のほうから行くね!


【GM】  :…無関係なら…殴らないほうが…いいのでは…?


ハクマ  :エンハンサーのマッスルベアー・キャッツアイ・ドラゴンテイル!

からの、インファイト!

……ところで、キックと拳どっちがいい? キックだと両手利き使えないんだけど、威力は高いんだよね。


ティア  :うーん。このターンしか相手の回避下がってないから…


ハクマ  :キックって回避-1されるから、今くらいしか使えないんだよね……


【GM】  :キックの威力30ってかいてあるんだけど……こえぇ。パンチですら威力15なのに…。

妖精剣士の回避はマイナスされて17なので18以上で成功な。


ハクマ  :OK。よし、キックで行くぞ!

じゃあ命中判定を ……(コロコロ)16


【GM】  :抜けてないな。でもまだ攻撃できるから。追加攻撃あるし


ハクマ  :いや追加攻撃は片手武器だけだから、キックは使えないし…


メルリル :いや、追加攻撃でキックはできるぞ?


ハクマ  :え?「1H#」武器はダメってかいてなかった? キックが1H#なんだよね


【GM】  :どうだろう、ルルブの何ページだ?


メルリル :(ルルブ確認中)ここかな? …294ページに追加攻撃はシャープ含むって書いてるよ。1H、1H#の武器どっちも大丈夫。


【GM】  :(ルルブ確認中)「1H#は不可」なのは両手利きかな。だから両手利きにはキックは使えないけど、追加攻撃には適用できる。

キック2連続は可能だよ。


メルリル :一応、キックからのパンチで両手利きの3回攻撃はできるよ。

一番最初にキック。その次に、追加攻撃で、パンチをします。パンチで両手利きの効果が発動できる。で、ファストアクションでもう一回。


ティア  :キック→追加攻撃でパンチ→両手利きでさらにパンチ、ってことだね?


ハクマ  :ええーっと……???


【GM】  :威力高いキックの2回攻撃か、キック1回のパンチ2回の3回攻撃。ハクマはどっちにする?っていう


ハクマ  :……キックいっていいっすか?


【GM】  :いいよー


ハクマ  :命中判定……(コロコロ)18!


【GM】  :抜いた!


ハクマ  :ダメージが…………(コロコロ)20!


【GM】  :それじゃあ妖精剣士の防護点が7点なので13点ダメージですね。


ティア  :さらにいけよ!


ハクマ  :ファストアクションいきます! 今回は全部パンチで3回攻撃!

命中いきます……(コロコロ)17 回避同値で抜いてない!

もっかいパンチ行きます……(コロコロ)21


【GM】  :抜いてます!


ハクマ  :ダメージが……(コロコロ…コロン!)クリティカルしたのでふり足し!……(コロコロ)合計28!


【GM】  :一回転!? 21点ダメージ!


ハクマ  :もっかいパンチで命中が……(コロコロ)21

ダメージが……(コロコロ)22!


【GM】  :はい。妖精剣士②は、すでに残りHPが7点です。依頼に無関係なのに死にかけです。


ティア  :これは…リュシアンがとどめさせるか?


リュシアン:まずはハクマ、妖精剣士たちの乱戦エリアに移動。

で、それから…どうしようかな


ティア  :アルケミスト技能のクラッシュファングは補助動作で使えるよ。効果は、対象のダメージをマイナスさせる。


リュシアン:なるほど。とりあえずアルケミのクラッシュファングから


【GM】  :じゃあ、賦術判定をしてもらって…


ティア  :補助動作の行為だから、行使判定は必要ないよ。


【GM】  :あ、そっか、補助動作ってそういうものだったか! 失礼。


ティア  :ただし達成値ゼロ扱いだから、精神抵抗判定がある場合は相手が自動成功。


リュシアン:妖精剣士②は今倒せるとして、次の妖精剣士①の攻撃にそなえて、赤Aを使用して妖精剣士①の物理ダメージを2マイナスさせます。

これも精神抵抗【短縮】なので、このラウンドだけですね。


メルリル :次にビートルスキンの宣言をどうぞ。


リュシアン:エンハンサー技能のビートルスキンを使用します。3ラウンド、自分の防護点+2。これで今、防護点15です。


ティア  :かってえな!


リュシアン:さて。じゃあ、主動作で使う技能を宣言。

<かばう>を宣言。対象はハクマ。<ガーディアン>効果で、5回はかばえる。それで攻撃は…②を削りきるでいいんですよね?


ティア  :なぐるんじゃーい!


【GM】  :命中判定が、ファイターと器用ボーナスかな。18以上で成功です。妖精剣士②の残りHPは7だよ、瀕死だよ。


ティア  :といっても防護点があるから、14点以上出さないと削りきれないんだけど……この人、ダイス弱者なんだよな……


リュシアン:いけますいけます。命中……(コロコロ)19!抜いた!


【GM】  :抜きますねえ。リュシアンの武器ってなんだっけ。


リュシアン:ヘビーアックスなので威力25……(コロコロ…コロン!)クリティカル! ふり足します!


ティア  :……リュシアンが…戦闘で…クリティカル、だ、と…?


リュシアン:……(コロコロ)合計29点ダメージ!


【GM】  :これは…消し飛びましたね…妖精剣士②は戦闘脱落です。

あれ? ダイス弱者はどこいった?


メルリル :リュシアンがまともに攻撃しているのを見て泣いてます。「まさか……あんな肉壁…じゃない、盾しか取り柄がなかったリュシアンが…」

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