9.背中合わせの乱戦①
退路を完全に塞がれた冒険者一行。この場を全員で切り抜けるには、戦闘に勝利することが必須条件だろう。
インニェラ 「……獣のほうはこちらで対処するわ! そっちのなんか……草お願い!」
ガレナ 「残念だが、そっちは俺たちじゃ手の出しようがなさそうだな……了解だ!」
ヤーン 「後ろは任せたからねぇ~!」
ミァンティール ハンドガン(の形したカードシューター)を構えつつ「挟撃とは厄介な状況ですね――どうかご武運を」背は後輩に託したぞ。
GM さて、2.5からは戦闘開始処理というものが追加になったのでひとつずつやっていくぞ! 【陣営の確認】をしていこう。熊・ゴリラ・食虫植物・花は敵陣営。冒険者一行は味方陣営となる。そして戦闘の形式は【上級戦闘】となる。
【上級戦闘】
3つのエリアのみで行われる通常戦闘とは異なり、上位戦闘はキャラクターの位置と移動をメートル単位で測っていく。乱戦エリアも、通常戦闘では必ず1つでだったものが、場合によっては2つも3つも作られていくこともある。常に戦況を把握しながら戦闘を行うことを求められる戦闘形式である。
一同 はい!
GM 続いて【戦闘準備】だ。特技の宣言や、補助動作が行なえるぞ!
ミァンティール 宣言あります。賦術【バークメイル】。緑Aカードを1枚使用します。対象はヤーン(Aカードの場合、18Rの間防護点+2)。
GM 承知しました、ではヤーンはバークメイルがかかり防護点が+2になります。
ヤーン いただきます!
ミァンティール こちらの宣言は以上です。
GM はい、では他にありませんか?
ヤーン あっ、ギーさんの弱点隠ぺい判定振りたい!
GM 今回は必要ないかな(セージもってるようなモンスターじゃないし)。
ヤーン 了解です!
GM さて、他に宣言はなさそうだね。こちらは特に宣言はないので次にいきます。
一同 はい!
GM 次は【魔物知識判定】になるよ。今回は挟撃での戦闘になるため後ろの魔物をよく観察することは難しいだろう。そのため先輩はゴリラと熊、後輩は花と食虫植物のみ判定が振れる。
ガレナ 了解です!
ヤーン はーい!
GM では張り切ってどうぞ!
インニェラ (ころころ)熊が7、ゴリラが11!
ミァンティール (ころころ)熊が18、ゴリラが14!
ヤーン (ころころ)熊が15、ゴリラが12!
フロワ (ころころ)食虫植物は10、花は7!
ガレナ (ころころ)食虫植物が9、花が7!
ナント (ころころ)食虫植物が5、花が4!
GM オーケー。では敵のデータを出すよ。
【先輩サイド】
・クラッシュベア(レベル8)
森林や低山に現れる大型の熊で気性が荒い。冬眠前も危険だが、冬眠しそこねたクラッシュベアは手がつけられない。
・フォレストコング(レベル7)
森林各地に生息する大型の猿で、体長は2メートル以上にもなる。腕部が非常に発達しており、腕を振り回すだけでその辺りに生えている樹木ならば簡単にへし折る事ができる。
【後輩サイド】
・ダンシングソーン(レベル3)
人の背丈ほどもある茨の魔物。動物などが近づくと根を切り離し、全体を丸めながら体当たりをして切り裂こうとしてくる獰猛な植物。
・スチームポッド(レベル2)
3メートルほどの嚢を持つ植物。嚢に溜め込んだ蒸気を常に排出するが、殆どの生物には不快なものである。蔓を使って攻撃を仕掛けてくる。
GM クラッシュベアだけ弱点抜いてるね。
ガレナ くまだなあ。
GM くまだぞ。
インニェラ 魔法ダメージ+2か、ありがとうよ。
GM どういたしまして。さて魔物知識判定も終わったところで【先制判定】にはいります! このセッションの戦闘は少しばかり特殊にさせてもらうぞ。
【特殊ルール】
同じ戦闘エリアではあるものの、挟撃であること、レベル差が大きいということで、先輩サイドは先制値16のクラッシュベアと、後輩サイドは先制値11のダンシングソーンと先制値を競ってもらう。
先輩が先制値16以上を出し、後輩が先制値11以下の場合、毎ラウンドの流れは【先輩】→【高レベルモンスター】→【低レベルモンスター】→【後輩】の順となる。
逆に、後輩が先制値11以上を出し、先輩が先制値16以下だった場合、毎ラウンドの流れは【高レベルモンスター】→【冒険者サイド】→【低レベルモンスター】の順となる。
GM 説明も終わったところで早速【先制判定】を振ってもらおう。先輩の先制判定は16、後輩の先制判定は11だ!
ガレナ 先制がんばってとっておくれよ……。
インニェラ (ころころ)5!
ミァンティール (ころころ)18!
ヤーン (ころころ)10!
ガレナ (ころころ)5!
フロワ (ころころ)10!
ナント (ころころ)13!
GM おっえらい! 両サイド先制抜いたな!
インニェラ お、えらいぞ!
ガレナ あーーえらい! ナントえらいね!
フロワ ナントありがとう。
ナント わーい!
ミァンティール 抜いた! 【ファストアクション】有効です!
GM うわっでたファストアクションこわい。
【ファストアクション】
先制判定を抜いたときのみ効果が発揮される戦闘特技。1ラウンド目に主動作を2回行えるというスカウトレベル7のみに許された末恐ろしい技能だぞ! ちなみに、両手利きのグラップラーがいたら、1ラウンド目で6回の攻撃を浴びせられるぞ。
GM さて、最後に初期位置を決めてもらおう。距離は1マス1m。敵との距離は両サイドとも10mだ。敵との距離は2mまで詰められるぞ。
ここで、前衛冒険者は2m敵と距離をつめ8m、後衛冒険者は初期地点から変更せず、敵との距離は10mの場所にとどまった。
インニェラ これは……後輩側1R先行後攻、先輩側1R先行後攻……で交互にする?
GM いや、冒険者側が先制とれてるので、冒険者サイド→敵サイドの処理でいくよ。
インニェラ おっけー!
GM それでは1ラウンド目、冒険者のターンだ。
【1ラウンド目】
GM というわけで誰が先に動く?
インニェラ 宣言初めて構わないかい?
GM かまわないよ!
ガレナ どうぞどうぞ!
インニェラ ファイアボールで全部巻き込めそうですよね、開幕ファイアボールいきます。
GM 怖……。
インニェラ 【異貌】使用。【バイオレントキャスト】を宣言し、真語レベル6の【ファイアボール】を撃ちます。(ころころ)25‼
GM こわい‼
インニェラ 抵抗してみろ‼
GM できるかこんなもん‼
ガレナ いや達成値がすごいな バイオレントキャストいいね……
【バイオレントキャスト】
宣言型戦闘特技のひとつ。ダメージ系魔法の魔法行使判定に+2するという凶悪特技。魔法拡大と一緒にできないからと安心してはいけない。なぜなら範囲系ダメージ魔法があるからだ。
インニェラ マナスタッフやアビス強化も乗ってますからね。
GM モンスターは今回固定値を使用するから……抵抗不可! ダメージ素通しだな。
インニェラ (ころころ)出目が5+1で合計6。威力30だから4で、魔力が16……合計20だ!
インニェラは呪文を唱えることなく杖を構える。すると足元に魔法陣が浮かび上がり、【醜悪にして脆弱な】マナスタッフの先端には巨大な火球が現れた。
彼女が杖を振るうと、火球はクラッシュベアに向かって一直線に向かっていった。
獰猛な熊にぶつかった火球は弾け、フォレストコングまで巻き込み、周囲を火の海にした。
GM クラッシュベアは弱点を抜かれているのでそこに+2で22点だな。フォレストコングは20もらおう。熊HP48、ゴリラA・BはHP46。固定値の暴力だよ。
ナント 「背後からなんかえらい音が聞こえる」
フロワ 「いやあ、はじまったな」背中にうける熱風で戦況を知る。
ガレナ 「このマナの圧は間違いなくインニェラ。見なくてもわかる」
ナント 「なんとなく察する」
ガレナ 「だろう? これを正面から受け止めるなんて……考えたくもない」
インニェラ シャアオラー‼ (背後からの熱風)
GM 言われてますよ?
インニェラ ……さて。更に、ストーンサーヴァントへ【逐次指示に従え】を宣言。フォレストコングAに攻撃を指示します。
GM そうだこの人ゴーレム使いだった。
インニェラ 移動速度23あるので充分ゴーレム届くね。ゴーレムが乱戦エリアを構築してコングAに通常攻撃。(ころころ)18。
GM フォレストコングAの回避力は16。あたるね、ダメージどうぞ。
インニェラ/ストーンサーヴァント (ころころ)1ゾロ。
インニェラ ちょっと……。
GM ストーンサーヴァントの攻撃を、フォレストコングはひらりとよけた。
ガレナ ふふふ(笑)。
インニェラ えーと……この場合連続攻撃は……出ませんかね。
GM 残念ですが出来ませんね……。
ガレナ 今日はよく見ますねえ……1ゾロ。
フロワ つやつやなのに……。
ミァンティール 悲しきゴーレム……。
インニェラ 「あっちょっと‼」
インニェラ/ストーンサーヴァント 「スン……」
ヤーン 悲しいねゴーレム。
インニェラ 「いいわよ……」インニェラ行動終了!
GM フォレストコングは手を叩いている。
インニェラ 「やんのかあ……?」(バイオレントキャストの構え)
ヤーン 「ボクも行くから燃やさないでねぇ!」
GM こわい! 次どうぞ‼
ミァンティール はーい。では補助から。賦術【パラライズミスト】、抵抗短縮で1Rになる前提で緑A1枚使用。対象はベアで。
GM ベア了解! クラッシュベアの回避を16に下げました。
ミァンティール 【ファストアクション】適用。1回目【フィールドプロテクション】行使します。(ころころ)15。
ミァンティールがハルーラに祈りを捧げると、周囲にいる仲間がオーロラのようなヴェールに包まれる。
ガレナ 「ハルーラの護りの陣、なるほど。やはり開始時のプロテクションは馬鹿にはならないと……」
ミァンティール 主動作2回目。【フォース】を打ちます。対象はベア。(ころころ)22。
GM クラッシュベアの精神抵抗力は16。はーつよいな! ダメージ素通しだ!
ミァンティール (ころころ)出目2+3で5。威力10だから2。魔力が11で合計13です。
GM 魔法ダメージのため+2、15点もらおう。ベアのHPは残り33。
彼が再び祈りを捧げると、目の前に光の弾のようなものが出現する。ミァンティールが指示するようにクラッシュベアを指差すと、気弾はストーンサーヴァントを避けつつ、クラッシュベアにぶつかり、重い衝撃を与えた。
ヤーン 次いきます! 通常移動でヤーンとギー戦闘エリアへ。【かばう】宣言。対象はギー。あと【切り返し】も宣言します。【キャッツアイ】を使い、クラッシュベアをオーガモールで攻撃。1回目(ころころ)16。切り返しでもう一度(ころころ)……16‼ うーん!
GM おしい、あたらない!
ガレナ ふふふ(笑)。
ミァンティール イチタリナイおばけだわ。
ヤーン かなしい。後輩にいいとこ見せたかった。
インニェラ ぐねぐねしてえらいぞ。
ヤーン ギーさんは腕で攻撃! 対象はベア。(ころころ)15!
ヤーンはクラッシュベアに向けてオーガモールを振りかぶった。しかし、すんでのところで避けられてしまった。すぐに切り返したが、それも見切られていたようだ。オーガモールは獲物を見失い、空を切った。
ギーもヤーンに続きベアを殴りつけようとするも、クラッシュベアの素早い動きに付いていくことが出来ず、ダメージを与えることができなかった。
ヤーン 避けるなぁ熊。
GM ずいぶん素早い熊なのかもしれん。
ガレナ 「こちらも負けてられんな! さて草刈が先に終わるか狩りが先に終わるか……」
インニェラ 「手間取ったらいいなさい、ライトニング一本通してあげるからね」
GM それ巻き込みませんか?
ガレナ 「それ俺たちも通るよな⁉」
インニェラ 50%の確率であたらない。
GM 50%の確率であたるんじゃないですか!
ミァンティール 確率高いんだよなぁ。
インニェラ がんばれ新米側!
フロワ いくか……そのまえになんか動くかい?
ガレナ FPさせてもらいたく!
フロワ おねがいします! 「よし、ガレナ頼んだ」
ガレナ 「よし、任された!」
ナント がんばれ!
ガレナ 【ディフェンススタンス】宣言。自分を中心として【フィールドプロテクション】行使します。(ころころ)……1ゾロ。
ガレナはミァンティールと同じように、主神に祈りを捧げるが……いくら祈っても滑車が走る音が聞こえてこない。どうやらストラスフォードに祈りが届いていないようだ。
フロワ ……。
ガレナ まかされなかった。
GM なんで……?
ヤーン 緊張した?
インニェラ 今日なんか1ゾロ多くないですか?
フロワ 多い。6ゾロは出ぇへんくせに。
インニェラ 「ガレナぁ……?」
フロワ 「……ガレナ」
ナント 「ガレナ?」
ガレナ 「……ん? ちょっとまって……何⁉ 鉄道神王? オーイ‼ ストラスフォードさーん⁉」
ミァンティール 「おや……」 祈りが届かない感じを察する。
ナント 「……そういう日もある」のだろうか。
ガレナ 「まって、ぜんぜん……ぜんぜん届いてる気がしない……かかった? なんか……?」ジェスチャー。
ナント 「なんかかかってる?」フロワをみる。
フロワ 「いや……」
ガレナ 「っかしいな……まあ、今日は休日ダイヤってことだ。あとは…よろしく!」
ナント 「わかった」
フロワ 「神官ってそういうもんなんだろうか……」接触の悪い魔導機を思い出している。
GM 休日ダイヤのストラスフォードでした。
ミァンティール 本数減らしてるのね……。
ガレナ 3mに出て手番終了です。
フロワ さて、前に出るぜ。【切り返し】宣言。8m移動。スチームポッドAに接敵しモールで攻撃。乱戦エリアを作ります。(ころころ)14。
GM 攻撃は命中。スチームポッドAを中心に半径3mが乱戦エリアとなる。ダメージどうぞ。
フロワ (ころころ)1+6で7、威力35なので8。筋力とファイターレベル合わせて5。合計13。
フロワはモールを構えながらスチームポッドAに向かって走り出す。敵が得物の射程範囲に入った瞬間に振りかぶり、Aに向かって思い切り鎚矛を振り落とした。衝撃により、スチームポッドAの体は少しへしゃげた。
ガレナ えらーい!
ヤーン えらいぞー!
ナント えらーい!
GM スチームポッドAの防護点は2。11点もらいます。HP7。
フロワ 「さて、先輩方に比べて俺たちの出来ることは少ない。武器を構えよ、前に出よ、殴れ! それだけ」
ガレナ 「そうそうそれだけだ! いいぞ、そいつら後ろに通すなよ!」
ナント 「わかった!」
ナント スチームポッドAを先に撃っといた方がいいだろうか?
ガレナ そうですね。数を減らすのは良いと思います!
インニェラ A撃つと乱戦エリア壊れるけどいい?
GM そうですね、今スチームポッドBは独立状態なので、Aを攻撃してAが死ぬと、乱戦はなくなってしまうな。
ガレナ Bがフリーになった場合どうなるだろう?フロワが同列で私がその間にいるんですが、それも突破してナントまで到達する可能性はあります?
GM それはないよ。敵のターンになった時にフロワが移動妨害を宣言すればBがもしガレナやナントに向かって行こうとしても通せんぼすることができる。
ガレナ OK、じゃあ問題ないですね。手数が減るならそのほうが被害と言う意味では確実に減らせるんじゃなかろうか。
フロワ 「よし、こっちはいいぞ。ナント、狙ってくれ。新しい銃で大丈夫か?」
ナント 「何事も試して見ないとわかんないからなあ、やってみる!」
ガレナ 「ああ! 思いっきり行け! 帰ったらアイゼンさんにもそいつの話聞かせてやろう」
ナント 【ソリッドバレット】行使。スチームポッドAをトラドールで狙って撃ちます。(ころころ)……1ゾロ。 ?
ミァンティール おや……。
インニェラ 今日多くない??
フロワ 多い。
GM 今日多いね。
ガレナ ナント・モ・ナラナイ‼
GM シカシ……ニンゲン……キミハニンゲン……(小声)。
ガレナ あっ 人間! 人間しませんか! ※人間する=運命変転をする。
GM 人間の剣の加護は運命変転。出た目の数をひっくり返す事ができるからね。
ミァンティール 1日ごとよね、運命変転使えるの。
ガレナ ですね、そろそろ夕方なので今日の活動は終えることでしょうし。ここで使ってもいいんじゃないかな?
ナント しますか……!
ガレナ わーい! 人間のいいところ見てみたい!
フロワ 人間だけの権利、まさに人権です。
GM うまいこと言う。
ナント 【剣の加護・運命変転】使います!
GM はい! 1ゾロの反対は6ゾロだ! 攻撃は必中となる。ダメージどうぞ!
ナント (ころころ)2+1で3。威力が20なので1。魔力が3で合計4。
ナントは慣れない両手銃を構え、スチームポッドAに照準を合わせて引き金を引いた。直後、強い衝撃が彼を襲った。撃った時の衝撃が片手銃の比でなかったのだ。
体が後ろに引っ張られるように倒れそうになる。だがこのまま態勢を大きく崩せば、照準がずれ弾がフロワに当たりかねない。そう思った瞬間、ナントは無意識に【運命変転】を使い、地面を強く踏みしめ、体の動きを最小限に抑えた。
結果、スチームポッドAの急所は外したものの、弾丸は植物の蔓の一部を吹き飛ばした。
ガレナ なんだか今日の出目の低さすごいね?
インニェラ いいんだよ、1は0よりかならず多いから。
ミァンティール ここでで1ゾロが出なかったよりはよしとしましょ。
ヤーン 当たることが大事。
ナント ありがとう、やさしい。
GM 魔法弾での攻撃は防護点が無効のため素通し。HP3。
---------冒険者のターンが終了し、敵側のターンへと移行---------
動物のターン。クラッシュベアはギーへ爪攻撃。ギーはヤーンにかばわれているため、ヤーンがダメージを食らうが防護点よりダメージが下だったので無傷。
しかし、クラッシュベアの【叩きつける】が発動し、ヤーンが転倒。また【2回行動】により、特殊技【のしかかる】が発動。GMがダメージ判定で6ゾロを出し、30点から16を引き、ヤーンは14点のダメージを受ける。
フォレストコングAは転倒中のヤーンに追い打ちをかけるように攻撃。命中し4点のダメージを受けHP50となる。
フォレストコングBはストーンサーヴァントに攻撃。命中し10点のダメージを受けHP50となる。
ガレナ 「……! 向こう、すごい音してないか‼ いや……デッカイのが多くてぜんぜん何も見えないが……」
フロワ 「まあ…みなくてもわかるだろう」
ヤーン 「だーいじょーぶーー!」じゃないけどねころんでるけど!
インニェラ 「眼の前の敵に集中する~!」
ガレナ 「はあい!」
ナント 「何が起こってんの……?」振り返れない。
ミァンティール 決して振り返ってはいけないよ。って状態ですねこれ。
フロワ 「まあまあ……爆弾が味方みたいなもんだから」
ミァンティール 新人組、レベル8エネミーとか見て怖気づいたりしない? 大丈夫?
フロワ 大丈夫、エネミーより先輩の方が怖いから。
ミァンティール フロワくん……(言われると思った)。
ヤーン やーん
GM (ヤーンだけに……?)
植物のターン
スチームポッドAは【不快な蒸気】を行使。乱戦エリアにいるフロワ、4m先にいるガレナはあらゆる命中・回避に-1のペナルティ修正を受ける。Aはフロワに対し命中判定に成功するも、ダメージ判定で1ゾロを出し不発に終わる。
GM スチームポッドAは蒸気を出すのに必死で攻撃がおろそかになった!
フロワ 「ぶえ」しっぽびやびや。
ナント 「大丈夫か⁉」
ガレナ 「……! フロワ、口を覆え! あまり吸い込むなよ!」
GM 畜生! 出目の悪さがこっちにまで!
インニェラ あたたまってきたわね。
ガレナ 親近感が沸いてきました。
スチームポッドBは霧に乗じてフロワに攻撃するものの、素早いリカントの動きに付いて行けなかった。
ダンシングソーンも乱戦に入り、フロワへ攻撃を試みる。見事に命中し、7点のダメージを与えた。
GM ダンシングソーンのムチがフロワに直撃する。
フロワ 「あっ痛」
ガレナ 「こらー! 草‼ 散れ散れ! 群がるんじゃない!」
GM わらわらわら……(群がる)
フロワ 「まあまだ余裕だ。問題ない。……痛ァ」
ガレナ 「その余裕が命取りになるぞ。こういう手合いは毒を持っていることも多い、今診てやる」
敵のターンが終了し、2ラウンド目。冒険者のターンが回ってくる。
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