西谷史

 前回「女神転生」の話題が出たので。


「デジタル・デビル・ストーリー」です!


 アニメージュ文庫でした。スーファミ(笑)で「女神転生」やっていたので、たぶん買ったんだと思います。

 いやぁ、えげつなかったわ、これも。

 

 青少年向けでこんなにいいのかな、と当時はちょっと悪いことしてる感がして。今だったらもっとエグいのもあるけどね。


 そもそもこーじーは、ゲームも今はFateだけど、スタートはドラクエで、その後女神転生。FFはⅣだけで、ⅢとVはやり始めて投げました。

 妹弟がいたので、それぞれ好きなソフト買っていたから、共有してたのでお試しもできたから、こんな風にできたけどね。


 で、こーじーは「女神転生」シリーズハマりまくりです。すでに媒体は最新作DSですが(プレステとかSwitchとか持ってないので)、ハードがあるやつはずっとプレイしてます。でも、全部はDSに移植されないんだよね。ⅢはとうとうSteamで買っちゃったよ……。他のスマホやオンラインのは、あんまり面白くなかったし。3Dやアクション系は酔うし、動きについていけないのでダメ。

 ペルソナは無印だけで、あとはやってないな。

 世界樹の迷宮もⅡだけやったけど、あれはキツかったわ、敵強くて。


 ホントにドラクエとFate以外はアトラスばっかり。

 そして教えてないのに、アトラスにハマる息子……遺伝なのか!


 まあ、それは置いといて。


 そんなわけで、「女神転生 デジタル・デビル・ストーリー」ですが、主人公のナカジマ、ダークヒーローなんですね。いわるピカレスク?

 天才プログラマーで、コンピューターで悪魔を召喚するプログラムを作っちゃうんです。

 で、召喚した悪魔のロキに代償として、生け贄差し出すんですが。


 まあ、悪魔が欲しがる典型的な生け贄のひとつ、美女として、自分ちの学校の女性教師差し出すとか……鬼畜!


 またこの教師が、青年誌の妄想に出てきそうな(笑)ムチムチフェロモン系で……いや普通いないでしょ?!


 ところがロキの要求はまだまだ続き、次に望んだ生け贄は、今度は清楚系美少女で。

 名指しされた美少女の弓子、実はナカジマがひそかに心惹かれている少女で。

 

 ここでロキに歯向かって彼女を守るのかと思いきや、あっさり差し出……いや、一応悩んではいたけどね。

 でも、結局ギリギリの瀬戸際で、やっぱりダメということでロキと戦うのですが。ここで弓子は一度は死んじゃうんだけど、甦ります。


 ナカジマは実はイザナギの転生で、弓子はイザナミの転生。前世は夫婦だった繋がりでナカジマは弓子を愛し守ろうとするけど、他はどうでもいい感じ。


 でも、弓子を通してだんだん人間味が増すんだけど、その頃には散々自分都合で他の人間を犠牲にしていたので、罪の意識にとらわれて心を病んでしまうんですね。


 結局、悪魔に取り憑かれて最期は私刑みたいな感じで命を絶たれてしまうんですが、そこはさすがに神様の転生、魂だけで弓子を守ります。


 で弓子は、悪魔に取り憑かれたナカジマに殺されそうになって、自分の中のイザナミが逆にナカジマに止めをさしてしまったことに苦しみ、自ら命を絶つんですが……呪術で甦らされてしまいます。


 まだ戦えってか?!


 弓子、憐れでならない。甦って、戦って、囚われて、生きたままほぼ裸状態で磔にされて、晒されて、でも死ねなくて。


 ホントにダークと言うか、ブラック労働過ぎますよね、女神様の転生とは言え。


 まあ、主人公が闇堕ちなのは「女神転生」シリーズの定番なんですけど。

 たぶん、弓子に関しては、ほぼ本人の選択じゃないことで巻き込まれながら堕ちていく感じで。

 ナカジマ! 遠くから見守っている場合じゃない!


 まあ、次の「新デジタル・デビル・ストーリー」では復活するらしいです。らしいというのは、読んでないから。アニメージュ文庫って、手に入りづらくて……。

 探しても田舎の本屋では見つからず、図書館にもはいってなくて。結局買わず読まずじまい。


 今から古本、探すかな……。


 

 


 

 


 

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