小野不由美
はい、来ました!
十二国記!
ホワイトハートで買って、そのあと新潮社の新版、全部揃え……なので、家には2種類並んでいる(笑)
表紙挿し絵は両方とも山田章博ですけど、差し替えになってる。
あと、上下だったのが一冊になったり、新潮社版の方が挿し絵自体は少なめです。
アニメにもなりましたね(内容は若干変更あり、追加キャラクターについては通りすがりの現代人と思ってスルーしてます)。
ざっと内容。
優等生だけど社会にうまく馴染めない陽子。ある日、化け物に襲われて、金髪のイケメンに無理やり誓約させられて、異世界に連れてこられてしまい、すったもんだで自分が実はその世界のある国の王様だと分かり……。
なんだろう、途端に格調がなくなる(笑)
そして、そのすったもんだが、メチャクチャハード。
もう、人間やめたくなるほど、追い込まれます。楽俊が出てくるまで、ホントにしんどい。
楽俊は、ネズミの半獣なんですが、ケモ耳ではなく、獣と人間の両方のバージョンの体を持っています。
なので、初登場時は二足歩行する大きなネズミ(笑)もふもふです。
あ、この世界の生物は全て卵から孵ります。人間も。
で、たまに異世界(日本は蓬莱と呼ばれている)に流されて妊婦さんのお腹に入って産まれてくることになります。その時の元々の胎児の殻を被って産まれるので、見た目は日本人になる。
……文章にしたら、結構怖いな。
で、陽子も見た目は黒髪黒瞳のはずなんだけど、髪の毛がどんどん赤くなっていて、それも悩みだったりするんだけど、元の世界(十二国)に戻った途端に、赤髪緑瞳で薄褐色の肌に変わってしまう。
で、誓約しておいて、どっかに行ってしまったイケメン(ケイキ)が守りとして妖魔(使令)を取り憑かせて(笑)おいたので、陽子はメチャクチャハードなアクションもできる超剣士になってる。
本人の意思に反して、切っては捨て切っては捨て……心が荒んで行きますよ、これは。
で、楽俊に会ってようやくこの世界のことをきちんと知り、交流を重ねていくうちに、陽子の心も落ち着いて来ます。悩みながらも、前を向いて生きていくことができるようになり……で、囚われていたケイキを助けだし王となる、というところで最初の話は終わり。
以降、同じように流されてしまった(胎果と呼びます)麒麟の泰麒の話、逆に日本から流されてきた(海客という)の鈴や亡国の姫である祥けい(字が出ない……)とのクーデターの話とか、様々な視点で話が積み重なっていきます。
どれが好きかと言われると、どれも好き。
うーん、あえて言うなら、そのクーデターの話と、そこに出てくる恭国の王様の珠晶のクエストのお話かなあ。
でも、泰麒の悩みながらの王様選びも好きだし。
気が重いのは、延国の麒麟の六太(延麒)が囚われるヤツ……血の臭いがすごい(脳内ですが)。
あと、泰麒が再び日本に流されちゃって、それを救出する話(これは「魔性の子」とリンクしてます)は、色々モヤモヤして終わって……やっと、一昨年続きが出ました!
長かった……18年待った! 出てよかった!
(少し遅れて読んだので、実質15年くらいだけど)
ちなみに、小野不由美と言えばホラーだと思うかも知れませんが……怖くて読めない。
いや、十二国記にも怖いのありますが、それが特化しているかと思うと二の足を踏んでしまい……ゴーストハンターはコミック版は読んでるので、行けそうかな、とも思うですけどね。
夜の読書が多いので、ホラーは厳しいかも(自分で書くクセに……)。
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