今野緒雪 毛利志生子

 思い出の、というにはわりと新しいんですが。


 あと、それぞれ特定のシリーズしか読んでないのですが、巻数からすると、他の作家さんを圧倒しているので、語ってみます。


 まず、今野緒雪。

「マリアさまがみてる」「お釈迦さまもみてる」しか読んでないですが。


 まあ、百合ものとか、言われちゃうと、確かにそうなんですけど。


 でも、なんというか、異性との恋愛とは別に、素敵な同性に憧れる、というのは、昔からあるんですけどね。


「クララ白書」だって、それで言ったら百合ですよね(笑)


 女の子がわちゃわちゃ青春して、憧れのお姉さまの話で盛り上がるのとか、好きです。


 そうは言いつつも、みんな恋愛は恋愛でちゃんと向き合ってて。


 個人的にお気に入りは、令と由乃のお母さんたちの物語。

 ラスト、「男で一番好きなら、それでいいです」(的な感じ)というセリフにブワッっとドキドキですよ。


 だって、親友は別枠だし。


 それを受け入れてくれる相手もいいなあ。

 時間軸が曖昧なのも、少しミステリーっぽくて面白かった。あれ? 時代設定おかしくない? みたいな。


 あと、元祖黄薔薇さまの恋愛ものかな?

 ほのぼののようだけど、じわじわ来ます。

 ああ、恋しちゃった、な、って。


 


 弟バージョンの「釈迦みて」、ユキチ、祐巳から見ているとただののほほんとした男の子なのに、こんな風に自分を貫いて頑張っていたんだね、的な、生温かい気持ちになります(笑)


 でも柏木先輩には負けっぱなしなのが憐れ(笑)

 


 で、毛利志生子。

「風の王国」ですね。


 中国はともかく、チベット及び周辺国の歴史とか、ここで詳しく学びました。

 翠蘭とリジムがお似合い過ぎる……のに!!


 突然の悲劇に、マジ泣きましたよ!


 フラグすら立ってないじゃん!


 史実とはいえ、悲しすぎる……。


「風の王国」は図書館で借りて読んだんですが、結構重量(ストーリーとして)あるので、速読のこーじーも時間かかりました。


 特に、悲劇のあとは、モチベーション下がって。

 

「お義父様、何言っちゃってんの?!」とか、叫びつつ。


 正直、頑張りすぎ! って思うくらい、翠蘭がけなげによく動きます。王妃さまなんだけどね、一応。


 もう一度じっくり読み返したいので、手元に置こうか思案中。

 これ以上本棚増やせない……電子書籍にする?

 お財布と要相談ですね。

 

 


 




 


 


 

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