皆川ゆか

 2番目にこの方って、ちょっと悩んだんですけどね。


 別にご本人がどうこうではありません。


 前々回述べたように、最初に買ったラノベの2冊のうちの一冊。当然、次はこの方、なんでしょうが。


 ……すみません。買った3巻を読んだあと、放置してました。


 なんかね、3巻、というか、この巻の内容、京都修学旅行編(厳密に言うと、うっかり先輩についていっちゃったという展開)で。


 あ、ティーンズハート文庫の「ティー・パーティー古都へいく」です。

 ヒロインの後野まつりが超常現象研究会に入ってあれこれトラブルに巻き込まれていく、というお話。

 確か、舞台は千葉の八幡? ここら辺曖昧です。

 本八幡の駅とか、出てきたような……。


 あと、登場人物の名前が……駄洒落的なのも笑った。Wikiに載ってたので、気になる人は見てください(丸投げ)。


 前後の繋がりもよく分かんないし、とりあえずそこそこ面白いし、でも……他の巻、売ってない。


 なので、しばらくはそのまま本棚に一冊だけ入ってたんですが。


 でも、この後、京都に修学旅行にリアルで行ったので、三十三間堂のガンダーラさんはしっかり拝んで来ました(笑)


 ちなみに、この巻、実はシリーズ全体で言ったら滅茶苦茶重要な巻で。

 おそらく今後の重要人物初登場に、さらに今後の展開の伏線が入りまくりの。


 ある意味、運命は感じますね。


 あと、今考えると、わりと時代を先取りしていた気がする。まだ夢枕獏の「陰陽師」が世に出る前に「安倍晴明」が登場してました。

 うーん、帝都物語とどっちが早いかな? 

 「王都妖奇譚」の新連載はこの後だと思うので、ティーンズ向けには、かなり初期なんでは?


 で。数年後、ティー・パーティーシリーズを全部持っていた友達に、借りたんですよね。

 まあ、夢中になって読みましたよ。

 で、この頃、藤川圭介の「宇宙皇子」も読んでいたので。

 

 あ、共通点分かった人は挙手!


 さらに、そこにCLAMP「聖伝」も加えまして。


 この渾然一体となった仏教とインド神話の世界にはまり。拙作「トリムルティ」に繋がるわけです。

 

 めっちゃ影響受けてるやんけ!


 あ、ティー・パーティーシリーズは、最終的に平安時代と火星世界とインド神話世界のカオスに向かって行きます。

 よく、話を納めたもんだ。


 あと、タロットシリーズ(読んでないけど)の辺りで、作者が男性だと知って、びっくりしましたね。

 まあ、名前で性別が分かりにくいのは、こーじーも同じですが。


 ちょうどレベールの名前が出たんで、ついでに。


 この頃はラノベはコバルトとティーンズハートの二極化で。


 ザ・改行の花井愛子か藤本ひとみか、という勢力争いがあったとかなかったとか(笑)


 まあ、それはさておき、こーじーはそのままコバルトにハマって行くので、ティーンズハートはあんまり読まなかったんですよね。

 小野不由美のホラーとか(ゴーストハンターシリーズね)、この頃もう出ていたけど、この頃はホラー苦手だったので、この後出版されたホワイトハートで「十二国記」が出ても、すぐには買わなくて。

 もったいないことしましたね。


 読んだのはティー・パーティーシリーズのみですが(神無月恭一郎シリーズも含む)、ある意味かなり影響を受けたと言っても他言ではないでしょうね。

 

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