第6話 「魔鏡」

・村の大きな建物の一室

 フッド達が作戦会議をしているところ

 ルーンのナイフにかかった「ライト」の呪文の光を反射した

 ミラーシールドに照らされたレードの顔に文字のようなものが見える


タイタン「え? 文字? レードさんにだれか落書きしました?」

シール「だれがそんなヒマなことを?」

GM「いいえ? どうやらルーンのライトが揺れると文字もちらちら動きますね」

ルーン「・・? 私のナイフになにかあるのでしょうか?」

サーベル「鏡に汚れとかか? 『レード、盾を壁に向けてくれないか?』」

レード「? わかったど」 盾を壁に向ける




GM「ミラーシールドが光を反射し、壁が明るくなります」

  「そこに文字がうっすらと見えます」

  「ですが、鏡の表面に何も見えません」

  「これはいわゆる〈魔鏡〉というやつですね。」

  「魔法ではなく、加工技術で作るものです すごいですね」 

シール「史実では隠れキリシタンとかが良く使ってたやつだね」

サーベル「これを死ぬ前に鍛冶屋が作ってたわけか」

タイタン「レードさんにこの盾を贈りたかったんですね」

レード「あいつ、いつかすごい盾つくる いってたど <(`^´)>」


GM「この時代の鏡は金属を磨いて作りますからね。」

  「その裏側を加工して作るわけですね。

タイタン「じぇいむすんさん・・・」



GM「強い光を当てれば何が書いてあるのか見えそうです」

サーベル「んじゃ、フラッシュライト」


GM「壁には文字が浮かび上がります」




         【 魔 鏡 】




サーベル「ああん? (?_?)」

タイタン「 (>_<) わかりやすい!!」

シール「まあ盾の鏡にしては良くできた細工だな」

ルーン「すごい技術ではありますが」

タイタン「メモだと、門の外の石碑に行かなくてはいけないのですよね?」


GM「そうですね ちなみに明日の夜は満月です」

シール「それは素敵だね」



サーベル「また地下道を行くのか?」

シール「ふむむ GM、敵の数と種類はわかる?」


GM「城門の上の小窓(狭間)から覗けば敵は見えますよ 」

  「毎日やってきては、門をちょっとづつ壊してはまた去っていくそうです。」

  

サーベル「日雇いデーモン?」

タイタン「なかなかしゅーるですね」

GM「「城門の上の方には人が出れる鉄窓もあり、ロープで降りれます」

タイタン「戻ってこれないのでは?」

シール「んじゃ窓からみてみるかな? コンシールセルフして」


隊列を組んだ魔神達が近づいてくる



【結果】

・14Lv ヴァンギガx3(x7部位)

・12Lv フォルゴーンx2(x3部位)

・11LV 盾を持った重装歩兵x17

・4Lv アザービーストx56

 の計100部位であることが判明


シール「人間!?」

タイタン「魔神と人族が何で・・?」

サーベル「・・・わけありだな(ニヤリ」

ルーン「じゃあ、全部倒しますか」


タイタン「ええ!?(がくがくブルブル」

サーベル「やるか」



1部隊20部位づつ

それ5部隊で100部位。







アロー「竜牙の矢は1本しかないですよ?」

シール「一本あれば十分だよ あれから一週間経ってるからね」



 ・門の前には左右切り立った崖があり幅10前後の道が1㎞くらい続いている。


シール「地形戦だね」

ルーン「竜牙の矢をエイトマンボウで撃って・・・」

シール「エコーを呼びだしておいてぶりざーどをこだまして」

サーベル「オレとタイタンで切り込む」

シール「それは数が減ってからだね」

   「今来てるんだよね? じゃあ叩くか」


サーベル「ふむ ちょっとまってくれ」

タイタン「どうかなさったんですか?」

サーベル「いや、ちょっと気になることがあってな」

ルーン「珍しいですね? 敵を切れればいいんだと思っていましたが」

サーベル「オレの認識雑めじゃないかな? まあ、そうなんだけど」

    「いや、そうではなくて、この規模の敵に6人で挑むわけだけど」

シール「『一人20人斬ればいい』とかいうタイプだとおもってた」

サーベル「そうだけど! そうじゃなくてだな」

   「おれはそうだ ルーンもそんな感じだろう」

   「タイタンはタイプ的にここで逃げ出す感じじゃない」


シール「ほほう? つまり? ボクに疑問があると? このコンシールセルフッドに」


サーベル「『お前はなぜ戦うんだ? 立派な騎士様ならともかく』」

    「『お前さんみたいな吟遊詩人は遠くで見ているものじゃないのか?』」

シール「『歌を作りたい、とかの理由では納得できないのかい?』」

サーベル「『できないわけじゃない だがしっくりとは来ない』」 

 

タイタン「義を見てせざりは勇なきなり~とかじゃないんですか?」

ルーン「つまり、それなりの『理由』を聞かせろ ということでは?」


シール「まあそうだよねぇ」

   「『ああ、それは簡単だよ』」

   「『ボクが』」

   「『騎士だからさ』」


一同「『レプラコーンが!? Σ(・□・;)』」


        ~7話に続く~



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