第5話 「盾持つフッド」
GM「では再開しましょうか」
「山の中を一週間歩いて、村の近くにまで来ました」
タイタン「道中 ルーンさんのご飯とかお菓子を沢山ごちそうになりました」
シール「アポートで材料を取り寄せて途中からテレポートで街に買い出しにいってたからねー」
サーベル「オレは酒がないとダメだからな ありがたい」
シール「アビスカース5個持ちは大変だね ボクはペットの鸚鵡達と遊んでいたよ」
ルーン「剣の欠片も名誉点に変えてきましたので あと矢にアポートの印を刻んでおきました」
シール「いたれりつくせりだねぇ」
ルーン「脳には糖分が必要なので」
タイタン「朝早く料理しながら扉の悪魔と一緒にドライフルーツを食・・・」
ルーン「これは、口止め料です」つ砂糖菓子
タイタン「(´~`)モグモグ ぼくはなにもみてまふぇん」
アロー「みなさーん- なかがーよいですーねー(^-^)」
れード「おで、れーど おまえごはん、うまいんだど (*^-^*)」
ジョン「お米はいっっぱいありますこぼ」
じぇふ「たくさん食べてほしいこぼ」
じょん「うちの村は地下から湧水が出るこぼ」
じぇふ「それで稲作ができるんだこぼ」
GM「ウェストライト フォールビューティーとかスタードリームとかいろんな品種があるそうです」
ルーン「それは美味しそうですね!」
GM「いわゆるインディカ米ではなくジャポニカ米です」
タイタン「ライスボールが作れますね!」
ルーン「では、たこさんウィンナーとか唐揚げとかベーコンの炙りとか・・・」
一同『うまうま(^-^)』
GM「森の中を少しづつ登っていくと、村が見えてきましたね」
「ドワーフ式建築なのでしょうか?
岩山をくりぬいた城塞都市があります」
ルーン「都市・・・」
GM「街道のわきには切り株に交じって石碑があります」
「昔、銅像とかを沢山作っていたのでえらいさんに建ててもらったようですね」
<神の像をかくも見事に作り上げるこの村にはすべからく
神々の恩恵があまねく享受されること疑いなし>
(情報欄にはる)
GM「回りには花壇とか植樹された樹とかもあったようですが、今はみるかげもないです」
GM「岩山をくりぬいて、道が続いており、巨大な門があります」
「そこに道なりに沢山の魔神がたむろしていますね」
タイタン「デーモンの群れ・・・」
GM「多くはレッサーデーモンですが、なかにちらほらと上位魔神がいるようです」
「現在村の鋼鉄製の正門は固く閉ざされており、デーモン達は散発的な攻撃を繰り返しているだけのようです 村の周りは街道以外は基本森ですね」
サーベル「あれを倒せばいいのか?」
シール「GMが数を言っていない以上は勝てないとおもうよ」
ジョン「村のものしか知らない抜け道があるこぼ!」
ジェフ「コぼ達はそこからぬけでてきたこぼ!」
ルーン「抜け出てきたってことは、そこももう」
シール「コボルトたちだと足跡もけせなさそうだし」
~コボルト~
蛮族の妖魔の一種
直立した犬のようなちんまい可愛らしい種族である
「種の限界」という特殊能力を持つため、5LVまでしか成長できない可哀そうな種族である。
手先が器用なため蛮族内ではおおむね便利な奴隷兼食料として扱われているため、たまに人族の世界に逃げてきてそこで働いていたりする珍しい蛮族。
タイタン「つまり、痕跡をがんばって隠蔽しようとしても」
ルーン「可愛らしい足跡が残るわけですね(^^
サーベル「マークされていてもそこを突破するしかないんじゃないのか?」
シール「正門よりは敵の数が少ない可能性もあるね」
GM「ではみなさんがそうしたことを話し合っていますと」
「レードが片言の交易共通語で話しかけてきます」
レード「お、おで かくしつうろをしってるだど」
「むかし、ここで あそんでたときにこどもたちにおしえてもらったんだど」
「ないしょだど?」
れード「さっきの石のいたの近くにあるんだど」
GM「と、いうとれーどは石碑の前に戻り、切り株を何やら調べて
道から森の中に少し入ったところにいきます なにやら歩数を数えています」
一同「じゃあ、いっしょについてきましょうか?」
GM「では森の中を歩くこと数分」
れーど「・・・? なにもないど・・・(;;」
GM「森の中の地面を叩いたりしていますね」
「どうします皆さん? 探索してみます?」
タイタン「ええと、『れーどさん どうしたんですか?』」
れーど「みかん りんご なし・・・ 木から数えて100歩 右に350歩 左に500だど」
サーベル「すごいな! 500まで数えられるんだ!天才なんじゃ!」
シール「そこ?」
タイタン「切り株が果物の樹の後なわけですね?」
ルーン「でもなにもない、と?」
GM「広範囲を探索するならそれなりに時間がかかるでしょう」
「戻ってコボ達の使った道でもいいですし、正門を強行突破してもいいでしょう」
れーど「リンゴの木もなしもないど・・・」
シール「合計950歩? 一歩1mとしても結構な範囲じゃないかな? コボルートに一票」
サーベル「正門に一票」
タイタン「うーん でもなんで無いのかすごく気になります」
ルーン「ではしらみつぶしにしますか? 魔法使っても結構かかるかもしれませんが」
シール「魔法に反応するならマナサーチとかかな?」
サーベル「数を数え間違えたんじゃないのか? なにせ俺たちはフッドだぞ?」
シール「そうか! フッドだ! 『タイタン、コボと一緒に並んで歩いてみるんだ!』」
タイタン「え? じゃあ、『ジョンさんジェフこっちですよー?』」
ルーン「220㎝のタイタンさんの後ろをコボさんがちょこちょこついていく(^^」
タイタン「可愛らしくていいですね!」
サーベル「なるほど、わからん とりあえず、動画にできないか? (^-^)」
シール「なごむんじゃない! 『れーど、君は子供たちと一緒に遊んでいたんだね?』」
レード「そうだど」
シール「じゃあ、かなり昔の話だ」
ルーン「ああ、なるほど つまり」
タイタン「レードさんもちっちゃかったわけですね!」
レード「おではよくわかんないけど、たぶんそうだど」
サーベル「ほいじゃ、歩幅を減らして最初のリンゴを見つければ」
ルーン「その歩幅で他の木もみつかりそうですね」
・無事に木を見つける一行
・レードの記憶通りに森の中で入口を発見する
レード「この中で良くあそんだど」
・レードは遠い目で昔のことをぽつりぽつりと独り言ちる。
子供たちと遊んだこと
狼から子供を庇ってお礼に果物をもらったこと
地下で崩れた床におっこちて盾が壊れてしまったこと
かわりの盾をみんなでさがしてくれたこと
盾を見つけたこと
盾の練習に皆付き合ってくれたこと
大人たちにばれて石を投げられたこと
子供たちはパンや干し肉を投げてくれたこと
レード「おではひとも、えるふも、きれいでキライだど」
「でもあいつらは助けるんだど」
GM「レードは大事そうにもう一枚の盾を取り出します」
「あまり出来は良くないですが盾Aのミラーシールドですね」
「当時遊んでいた子供の一人が鍛冶屋になりこの盾をつくったそうです」
ジョン「レードに渡してほしいとたのまれたこぼ!」
ジェフ「こぼたちを見送ってくれたこぼ!」
GM「盾には明日の日付とともにメモがありますね」
「一番高いリンゴの木からミカンの木に歩いて10歩~」とかかいてありますね
シール「なんか思い出の品なのかな?」
GM「地下は遺跡の一部のようですね」
サーベル「探索したいけど、とりあえず、村の中に行くか」
GM「では地下道を通り、村の地下水田に出ます」
タイタン「地下に水田!?」
GM「自然光を鏡で反射させて地下に日光を導いているようですね」
ジョン「もともと金属精錬のために魔法の泉があったんだコボ」
じぇふ「それを利用して水田を作ったらしいこぼ」
ジョン「村長のところにあんないするこぼー」
・地上に上がるとドーム球場の中に集落があるような感じになっており、
大きめの建物の前の広場に沢山の人が集まっています
村人A「おお! ジョンにじぇふ!」
村人B「助けを呼んできてくれたのか?」
村人C「お前と一緒に出て行ったジェイムスンは・・・」
・村人たちはフードを被った君たちは遠巻きにしながらジョンに話しかける。
村長「おお! 戻ったか!」
「して、彼らが冒険者なのか?」
ジョン「そうだこぼ! みんなシャイだから顔をかくしているこぼ」
じぇふ「でもすごい腕前だコボ! きっと助かるコボ!」
・ジョン&じぇふの言葉に広場に集まっていた人たちは歓声を上げます
涙ぐんで喜んでいる人たちも大勢いる。
サーベル「よし! タイタン! いっちょいってやれ!」
シール「いや、まて、タイタンは・・」
タイタン「わかりました! 『みなさん!僕たちがきたからにはもう大丈夫ですよ!』」
ルーン「と、たどたどしく言うわけですね?」
タイタン「ああ!? そうだった!?『お、おで、おまえたち まもるど』」
GM「『あれは大丈夫なのか・・・?』
とか、『でかいからつよそうだぞ?』
とか村人さん達がぼそぼそいっていますね」
シール「とりあえず、村長さんに詳しい現状を聞こうかな?」
~村長さんちに案内されて話を聞く6人のフッド達
・デーモン達は一か月くらい前に現れたこと
・最初は村の近くで様子をうかがっていたようだったがしばらくして集団で接近してきたので
門を閉めて籠城した
・たまに山賊崩れがくるが、門をしめるとすぐに諦めて去っていく。
・はらいせに木とか花壇とか破壊していくこともあるがたいした被害はなかった。
・この村は地下に畑や水田があるので門が破られなければもう一月くらいは大丈夫だが
・間断なく攻撃してくるため村人たちの精神的な負担が大きい
・ジョンとジェフとジェイムスンで助けを呼びに行かせた
・鍛冶屋のジェイムスンはジョンとジェフを逃がすため、囮になって死んだ
タイタン「じぇいむす~ん!! え? ジェイムスンって・・・」
GM「ミラーシールドを作った鍛冶屋さんですね」
「多勢に無勢で、彼は魔神につかまって・・・」
タイタン「あてつけですね」
シール「友釣りにちかいな」
サーベル「しゃーいーじんぱいか」
ルーン「まとめて焼いてしまいたいですね」
「『ここには戦える人とかいるのですか?』と村長さんに聞いてみますね」
村長さん曰く 1~3LVくらいのファイターやシューターさんが20人くらい
Bランクの武具や薬草とかは結構な数があるとのこと。
ルーン「薬草はありがたいですが戦力は。」
GM「アローは皆さんを注視していますね 自身の意見はあまりないようです」
「レードはずっと俯いて黙っていますね」
・その後、部屋に通されてフッド達だけで作戦会議に。
タイタン「じぇいむすんさん・・・(;;」
サーベル「コボルトがそのまま脱出できるわきゃないわな」
シール「しかし、こんな村をここまでの戦力で攻めて何か利益があるのか?」
サーベル「辺境だし、拠点にするんじゃないか?」
ルーン「守りは堅いし、食料もある 良物件ですね」
アロー「わたーしーはー 矢をうつしかできーないーのでー」
「倉庫をあさってきますねー」
タイタン「レードさん・・・」
GM「レードは俯いてミラーシールドをじっとみています」
レード「あいつは、力が強くてそれをじまんするいけすかないやつだったど」
「だどもあいつは
「やくそくをまもったど」
「だから、
「だから
「おでがかならずかたきをうつど!」
タイタン「『そうですね! 必ず!』フレイルを掲げて誓います」
サーベル「『ああ、俺たちはそのためにきた』」
シール「『ボク達がいればなんとかなるよ』」
ルーン「『及ばずながら微力を尽くします』」
GM「皆さんがレードのもとに近寄ると不思議なことに気が付きます」
「レードの顔はなにか模様のようなものがあるように見えます」
タイタン「ん? よく見てみますね?」
GM「では・・」
~6話に続く~
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