新崎 龍(しんざき りゅう)
~あらすじ~
俺の名は
周りからはリーダー的存在だと思われている.....らしい
黒髪黒目 178cm
この星隆学園の高校二年生だ
「おはよう~♪」
「あぁ、おはよう」
今挨拶したのは
俺と同じ星隆学園の高校二年生だ
雫という名前の割には元気で気軽で接しやすい女子だ
少し緑かかった黒髪に、緑に近い黒目のくりくり目が特徴の女子だ
この学園で天使と言われてるとか?まぁ確かに美少女だけど天使は流石に誇張が過ぎると思うがな...
「ねぇ、今朝のニュース見た!?」
「何の事だ?」
「私は見たわよ、例のあれでしょ?どうせ」
「怖いよね~、“神隠し”だっけ?」
「近年多発してる“失踪事件”ね、それも“学生”を狙った集団事件。解決してないって聞いたわ」
「あぁ、それのことか」
今、会話に入ってきたのは
俺と同じ星隆学園の高校二年生だ
赤みのかかった黒髪に、これまた赤に近い黒目のキレのある顔立ちをしている
美少女というよりも美女と言っても過言ではない妖艶さがあり、この学園でも 1 2を争う程容姿が整っているとか...
「ほんと、怖いよね~ りゅうくんなら助けてくれるよね♪」
「あ、あぁ」
たまに雫がからかってくるが何なのだろう
事件の内容が分からない以上、助けるも何も出来ないと思うが
まぁ、最善は尽くすがな
「よ!龍、おはようさん」
「あぁ、おはよう紅蓮」
こいつは
茶色かかった黒髪に、茶色かかった目をしている
俺の幼稚園からの幼馴染さ
家が隣同士ということもあって小さいときから一緒につるんでる
「ぐ、紅蓮...お、おはよう///」
「おう!おはよう香」
見ての通り香は紅蓮に惚れている
何で付き合わないんだ、こいつら
まぁ、紅蓮は鈍感だからな
『おまえが言うな』ボソッ
ん?なにか聞こえた気が?
ふと目を窓際に向けると、
「んっ!?」
思わず声が出てしまうくらい美しい生徒がいた
誰とも話さず いつも外を眺めてる不思議な子だ
今だに男だとは思えない美少女のような容姿に小鳥の囀ずるかのような声は聞いていて心地良いとさえ思える...正直惚れそうだ...実際、告白した人間もいるとか...
いや、まぁ、自己紹介の時にわたしは男ですと初めに言ってたからな...うん...納得は出来ないが
「失踪って何なんだろうね~?」
「さぁな!分かんないことは分かんないぜ」
「あ、あなたね」
「まぁまぁ、そんな怒んなよ」
「お、怒ってないわよ」
「ははは」
〔ガラガラ〕
「はい、席について」
今日もかわらない1日が始まろうとしてた...
はずなのに
「な、何よこれ!!」
「どうした!!かおっ!?」
床には大きな魔方陣なるものが現れた
『また、始まった...』
(また...?)
それが誰の呟きか分からなかったが、憂いを帯びた声をしていた.....
失ったもの 巫楽奏華(うどんこ) @kurusuzakimika
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