最終話 朔夜フォーエバー!後編






 通報されました・・・


 いや、警察にじゃないぞ!?

 周りで見ていた男子共やつらに、風紀委員に通告されただけだ!!


 従って、風紀を乱していたとして、俺は風紀委員室に連行されてしまったのです・・・


 俺はただ昼飯を食っていただけなのに・・・

 くすん・・・


「ふふっ、そんなに身構えなくて大丈夫ですよ」


 俺を連行してきた一ノ瀬先輩は、笑顔でそう言った。


「昼休みの前半は風紀委員の仕事があって、朔夜さんとお昼をご一緒にできませんでしたからね。風紀委員長権限で朔夜さんを確保しただけですよ」


 ちょ、ちょっと!それ、職権乱用じゃん!!

 しかも、そんな良い笑顔で・・・


 ・・・・・

 というかさぁ・・・


 この部屋に、なぜかソファーセットがあるんだけど・・・

 まあ、その事は深く考えないとしてもだ・・・


 それよりも・・・


 なんで!?

 なんで、一ノ瀬先輩は・・・


 俺の横に座ってんの!?


 普通は対面に座らない!?


「ふふっ。他の方よりも一緒に居られる時間が少ないもの。少しでも近くに居たいと思うのは当然でしょう?」


 そう言いながら、俺にすり寄ってくるし・・・


 ああ、触れ合う腕が柔らかくて暖かい・・・


 ・・・って、だからさ!

 俺もいちいち堪能してんじゃねえっての!


 絆されかけてんじゃねえかよ!


 そもそも、俺なんかと一緒にいた所で、何も良いことはないだろが!


「いいえ、そんな事はないですよ。朔夜さんを見ていると、貴方の周りにいる子達が楽しそうにしている理由がよくわかりますよ」


 なにそれ・・・

 俺には全くわからん・・・


 なんで俺に近づく人たちは、こんなにも俺に高評価をくれるの・・・?


 高評価は、YOOよおTUBEちゅーぶとかネットに何かしらを投稿している人だけにしといて・・・


 俺は自分の思うように行動しているだけなんだし・・・

 というか、最近はそれすらできていない気がする・・・


「ふふっ、そうやって朔夜さんが見せる百面相だけでも十分楽しいです。朔夜さんの表情がコロコロ変わるのは見ていて可愛いし」


 ・・・


 もう・・・

 俺死んでいいですか・・・?


 そんなに俺は顔に出てんのかよ!?


 それに、何だよ!!

 何でみんなして、俺の事を可愛いとかいうんだよ!


 恥ずすぎんだよ!本当に恥ずか死すんぞ!?

 いいのか!?ああん!?


「くすっ。ほらほらそんな事言わないで・・・こうすれば落ち着くでしょう?」


 そう言った一ノ瀬先輩は、俺の肩を引いてコテンと寝かしつける。


 しかも横向きに・・・


 ・・・って、え!?

 ちょ、ちょっと・・・一体何が・・・


 俺の頭は柔らかい何かに乗せられている・・・


 しかも、俺の頬に当たる感触は・・・


 モチモチのモッチモチ~!!


 あまりの気持ちよさに、俺の頭は壊れる・・・


 って、なんだよ!

 俺の頭がおかしくなるほどの、この凶悪な感触は!!


 ふ、ふざけんじゃねえぞぉ!


 最高かよ!極上じゃねえかよ!!

 病みつきになるじゃねえかぁ!!


 ・・・

 もうだめだ・・・


 俺の精神は限界を迎えそうだ・・・


 何がどうなってるのかって?


 ・・・そうだよ!

 俺は今、膝枕されてんだよ!!


 しかも、うちの高校はスカートが短いから、太ももの半分が地肌なんだよ!

 それを頬に直で感じてんだよ!!


 これはあれか!?

 このもっちもち感リーサルウェポンで、俺を悩殺・・・いや脳殺する気だな!?


 おう!いいぜ!やってみろや!!

 今すぐ、脳殺されてやんぜ!!


「ふふっ」


 俺が心の中で嘆くと、一ノ瀬先輩は笑いながら俺の頬をなで、更に軽く自分の太腿に押し付ける。


 ・・・・・


 ごめんなさい・・・

 やっぱり、やめてください・・・


 もう耐えられません・・・


 とは思うものの、俺は一ノ瀬先輩の太腿から発せられる強力な魔力に引き付けられ、俺の意思とは裏腹に身じろぎ一つとれません・・・


 ウソです・・・

 俺がその魅力に取り憑かれて、俺の意思が動くことを拒んだだけです・・・


 つーか・・・

 この紳士である俺が動けなくなるとか・・・


 まじで凶悪すぎなんですけどぉ!!

 まじで激ヤバなんですけどぉ!!


 ・・・・・


 はっ!

 これは罠か!?


 風紀委員室で風紀を乱す行為・・・


 俺に輪っかをかけて狭い部屋へ直行させる気なんだな!?

 間違いない!!


「何を言っているんですか?私がそんな事するとでも思いますか?」


 ・・・うん、思います。


「・・・もう、仕方ないですねぇ」


 一ノ瀬先輩は、そう言いながら横になっている俺の肩を引いて倒し仰向けにさせる。

 その上で、俺の頬を優しく撫でる。


 更に言えば仰向けになった事で、一ノ瀬先輩の二つの山が目の前に高くそびえ、その合間から光り輝く太陽先輩の微笑みが見える。


 もちもちの感触と、細くて綺麗な手での頬なでなでのダブル2倍パンチ・・・

 いや、素晴らしい山の景色と、その合間に素敵な太陽まで拝めるクアドラプル4倍パンチ・・・


 控えめに言って・・・


 最強かよ・・・


 もう、ノックアウト寸前です・・・


 もうこの世に未練はないです・・・


 ・・・って、だああああああ!


 意識を取り戻せ俺!

 正気を保て俺!!


 そんな事を考えている俺を、一ノ瀬先輩は楽しそうに見ながら・・・


「ふふっ、これからは一緒に楽しい日々を送りましょうね」


 と、呟くのであった・・・



 ・・・・・・・

 ・・・・・

 ・・・



 今日も今日とて、放課後になると音楽室に来ていた。


 それは、もちろん・・・

 琴音と一緒に歌うためである。


 そして一曲歌い終わった後、琴音が口を開く。


「ふぅ・・・やっぱりやっぱり、朔くんと一緒に歌うのは楽しいし気持ちいいねぇ♪」


 うん、それは本当に俺もそう思う。


 笑顔で俺を見つめる琴音に、俺も笑顔で返す。

 そして、この満足感の余韻に浸ろうとしていたのだが・・・


「朔くん、朔く~ん!」

「ん?おわっ!!」


 琴音が俺を呼んだのと同時くらいに、俺の腕を引いてきた。


 ・・・・・


 え?何!?

 これはどういう事!?


 いきなり琴音に腕を引かれたかと思ったら・・・


 抱きつかれてるんですけどぉ!


「んっふふ~!朔くんだ、朔くんだ~!」


 うん、俺ですよ?


 って、そういう事じゃない!

 なんで琴音は俺に抱きついてんだよ!


「だってだってぇ、朔くんだよ?そこに朔くんが居たら、もう・・・もう抱き着くしかないよね~♪」


 おい!

 何、そこに山があるから登るみたいに言ってんだよ!!


 どう考えても、俺=抱き着くの図式は成り立たんだろが!


 つーかさ、そんなに密着されたら・・・

 例の如く・・・


 楽園エデンに実る禁断の果実が2つ・・・


 じゅるりっ・・・


 ・・・・・


 おいいいいいい!

 俺、今何を考えた!?


 そうか!ここは本当にエデンなのだな!?

 俺に禁断の果実を食わせて追放させようという魂胆なのだな!?


 だから俺は誘惑に勝てず・・・


 ・・・ごめんなさい。

 そんなわけはありませんです・・・はい・・・


 ただ単に、俺の理性が飛びかけただけです・・・


 ・・・そうだよ!

 だからやめろと言ってんじゃん!


 今の俺の精神状態は崩壊しかけてんだよ!

 俺の意思とは無関係に、その崩壊しかけている精神が勝手に作用してんだよ!!


 だからやめて・・・

 ほんとにやめて・・・


「んふふ!あのね、あのね!私もずっと朔くんと沢山触れ合いたかったんだよ~?でもでも、今はもう遠慮する必要ないから、ガンガン行くって言ったよね?・・・そんな中で朔くんの笑顔なんて見ちゃったら・・・抑えきれなくなっちゃっても・・・それはそれで仕方ないよね♪」


 ・・・・・


 ちくしょう!

 いつもいつも、てへぺろっ!って語尾が付きそうな仕草しやがって!!


 ふざけんな!


 かわいいじゃねえか!

 心にズキュンとくるじゃねえかよ!!


 ・・・って、ズキュンときてるんじゃねえ!

 完全に絆されかけてんじゃねえかよ!


 てか、もう!!

 ガンガン来るのはやめてって言ったじゃん!(直接言ってはいない)


 琴音・・・だけじゃなくて他のやつらにも言えるが・・・

 少しは・・・いや、完全に遠慮しろっての!!


 そうじゃないと、俺が俺じゃなくなっちゃうじゃん!


 もうすでに手遅れかもしれないが・・・


「んふふ~!朔くん成分充填中だよっ♪」


 ・・・くそっ、可愛い。


 もう俺はダメだ・・・

 やはり俺は手遅れだ・・・


 ・・・いや、まだだ!

 まだ遅くはない!!諦めんな!!


 今、俺が琴音から離れれば、まだ俺は俺でいられるはずだ!


 そう思った俺が、琴音から何とか離れようとジタバタした所で・・・


「おわっ!」

「きゃっ!」


 つまづきました・・・


 しかも、琴音を押し倒すようにして・・・


「す、すまん!大丈夫か?琴音」

「だ、大丈夫・・・って、ん・・・」


 ・・・・・


 な、なんで琴音は、なまめかしい声を・・・


 って、なんか俺の右手の中に柔らかいものが・・・


 ・・・・・


 うひゃひょひゃあああああ!!

 マ、マシュマヒョフォオオオオオオ!!


 もう俺の精神は崩壊寸前!


 てか、俺は何やってんだよ!

 いい加減、学習しろよ!


 俺は焦って、すぐに手を放そうとしたのだが・・・


 琴音はその手をつかんで・・・


「・・・いいの、いいんだよ・・・朔くんなら」


 と言いながら、少し顔を赤くしながら照れたように顔を背けたのである。


 ・・・・・


 ぬおおおおおおお!!


 俺の精神はもう超新星爆発ビッグバンにより完全崩壊!


 そのせいで俺の理性が吹っ飛びそうになった時・・・


 ガチャ!


「ああ~~~~!!星空朔夜が歌姫を襲ってるぅううううう!!」


 音楽室のドアを開けた女生徒に、俺達の状況を見て間髪入れず叫ばれた・・・


 ・・・・・


 俺、正気を取り戻す・・・


 ち、違う!違うんだよおおおおおお!!


 い、いや、今の俺の状態からしたら違わないように見えるけど・・・


 でも、違うんだよ!誤解なんだよおおおおお!!


 とにかく今は逃げるしかない!


 そう思って、琴音から離れた瞬間。


「ああ、もう・・・でもでも、これからはチャンスを逃さないからね♪」


 という言葉が、逃げ去る俺の耳に聞こえたような聞こえなかったような・・・



 ・・・・・・・

 ・・・・・

 ・・・



 何とか難を逃れた俺は、このままじゃいかん!と思い、精神を落ち着かせるために弓道場へと足を運んでいた。


 やはり、精神統一するにはここが一番だろう。


 そう考えている俺の目には、千里の弓を射る姿が写っている。


 やっぱり、千里の弓を射る姿は様になるし、見ているだけでも落ち着くなぁ・・・


 それに、この場所は空気の流れ(雰囲気)がゆっくりなせいか、不思議と気分も穏やかになる。


 ・・・そう考えると、茶道部でもいいのかもしれない。


 おお、そうだ!

 茶道部に入部しよう!!


 と、京都に行こう!的なノリで、わけのわからん事を考えだした時。


「それはダメよ、朔夜君。あなたは部活をしてはいけないの」


 残心を終えて、俺に振り向いた千里がそう言った。


 えっ?

 なんで?どゆこと??


 そもそも、なぜに千里が俺の部活に関して是非を決めてんの??


 おかしくない!?


 そんな事を考えている俺に千里が近づいてきたかと思うと、スッと通り過ぎて俺の後ろへと回った。


 そして、ガサゴソと音がしたと思ったら・・・


「だって、そんな事になったら・・・こうして、来てくれる機会が減るじゃない・・・」


 そう言いながら、俺の背後から千里の白い手が伸びてきて抱きつかれていた。


 ボヨン・・・ボヨン・・・


 ・・・・・


 うん・・・僕、部活入らない!


 って、だあああああああ!!

 ちゃうねん!そうじゃないねん!!


 俺の背後でガサゴソ何やってんのかと思ったら、胸当て外してたのかよ!!


 しかも、俺に抱き着いてくるんじゃねえ!!


 何よりも・・・

 俺にソフトボール級のゴムボールをぶつけんじゃねえって言ってんだろ!?


 最高かよ!?

 究極アルティメットスキルだよエフカップ!!


 勝てるわけないじゃん!!


 たまにラスボス気分になる俺を、退治しに来たのが千里だったら・・・


 速攻で跪いて、拝み倒すレベルだよ!!

 戦闘にならずに負ける自信があるよ!!


 って、俺は一体何を考えてんだああああ!!


 ・・・違うよ?

 前にも言ったけど、巨乳かどうかで女性を判断してないよ?

 本当だよ?


 ちっぱいにも夢が・・・


 いや、だから!!

 俺は何を言ってんだよ!何を必死に訴えてんだよ!!


「ふふっ、わかっているから大丈夫よ。朔夜君がそういうの好きなのも、だからと言ってそこで人を判断していないという事もね」


 ・・・・・


 全然わかってねえじゃねえかああああああ!!


 紳士の俺が、そういうのが好きだなんて事はだなぁ・・・


 あるはずがない事は無いだろがぁ!!


 ・・・あれ?

 俺、何言ってんの??


 否定した事を否定したの??

 という事は・・・肯定??


 ・・・・・


 もうダメだ・・・

 自分で言っている事がわけわからん・・・


 俺はもう自分を取り戻せる気がしない・・・


「ふふっ、大丈夫よ。朔夜君が自分を見失ったら、私が引き戻してあげるから」


 ・・・いや。

 貴方たちのおかげで、ワタクシは自分を見失いそうなのです・・・


 くすん・・・


「そうやってふざけている時の貴方は、本気でそう思っていない事くらいわかっているわ。そして、何だかんだ言って私達に付き合ってくれたり、いつもさりげなく私達の事を気遣ってくれている朔夜君の事が・・・本当に好きよ」


 ・・・・・

 なんか・・・


 見透かされている感が恥ずかしいです・・・


 もう、地中に潜りたいです・・・


「ふふっ。照れている朔夜君は、やっぱり可愛いわね」


 ・・・

 だから、もうやめてください・・・


 もう叫ぶ精神的余裕が・・・


「そんな時こそ、気持ちを落ち着けるために弓を引くといいわ」


 ・・・・・


 そうだな。

 前にも言ったが、弓を引くときは不思議と気持ちが落ち着く。


「わかった、じゃあ遠慮なくやらせてもらおうかな」

「ええ、どうぞ」


 千里から言ってくれた事とはいえ、念のために確認を取ってから、以前のように準備をする。


 ワイシャツを脱いでTシャツ姿になり、ズボンのベルトは外しておく。


 そして射位に着こうとした時、前と同じように千里が後ろに回る気配を感じた。


「千里、ちょっと待て!!俺の背後じゃなくて、前で見てくれ!」


 くっくっくっ!

 甘いぞ!


 俺は同じてつは2度踏まんのだ!!


 何度も踏んだじゃないかって?


 ・・・・・記憶にございません。


 ・・・


 しかし、その考えは甘かった・・・

 甘いのは千里じゃなくて俺でした・・・


 なぜなら・・・


「もう、仕方ないわね・・・」


 と言いながら、千里はため息を吐く。


 俺は、千里が正面に回るまで彼女に背後を見せる気はない!


 という事で、俺は千里の動きに合わせて正面を向けて見守ろうとしたのだが・・・


 千里は俺が立つ射位の正面側に回ろうと歩き出した瞬間・・・


 躓きました・・・


 前と全く同じシチュエーションかつ、同じようにスローモーションに・・・


 転ばないように探している千里の手は俺のズボンに・・・

 そして、再び酸素を求めて顔を覗かせる、俺の花 (ボクサーパンツの柄)・・・


 そして手の支えを失った勢いそのまま、その花を求める千里の顔・・・


 しかし、以前と違う決定的な事が・・・


 これは、非常に危険が険しく危ない・・・


 それは・・・


 以前の背後からとは違って、俺の真正面だという事だ!!


 という事は、つまり・・・


 あ、ああああああああああああ!!

 いやああああああああああ!!



 ・・・・・・・

 ・・・・・

 ・・・



 別の日にて・・・


 くっそう!!

 これからは、毎日こんな事ばっかり起こるのかよ!


 どう考えても俺の身も心も持たない・・・


 近いうちに精神崩壊・・・

 そして、俺の心臓も破裂してしまふ・・・


 俺の死因・・・

 抱き死、恥ずか死、キュン死etc・・・


 ・・・そんなのいやだああああああ!!


 ちくしょう!

 こうなったら・・・


 何が何でも・・・

 まずは誰でもいいから絶対に“ごめんなさい”と言われてやるからなぁ!!


 まずは“ごめんなさい”の自信をつける!

 それが次へと繋げられるはず!!


 そこから“ごめんなさい”の連鎖反応が始まっていくのだ!


 そして最終的には、全員から“ごめんなさい”を貰うのだ!!


 何を言ってんだって?


 ・・・・・


 うっさい!!


 いいから黙ってよく見とけ!!

 俺の勇姿を!そして俺の生き様を!!


 さあ、行くぞ!!


「好きです!付き合ってください!」

「はい!お願いします!」


 くそっ!まだだ!


「好きです!付き合ってください!!」

「嬉しい・・・」


 くっ!こ、ここで諦めてなど・・・


「好きです!付き「よろしくお願いします!!」」


 く、食い気味だと・・・


 と、そこに・・・


「よし、この流れだ!!朔夜ああああああ!私に告白しろおおおおおお!!」

「ごめんなさい!」


 俺と真白ちゃんは、互いに見つめ合いながら一瞬沈黙する。


『・・・・・』


 そして・・・


『なんでだああああああああ!!』


 俺と真白ちゃんの魂の叫びが同時に響き渡った。


 しかもなぜか、叫びながら互いに慰めあうように抱き合っていたのである・・・


 ・・・・・


 これからも、変わらず俺の苦悩の日々は続くのであった・・・


 ・・・あれぇ??



 ――END――





 ――――



 お読みいただきありがとうございます。

 これにて本編は終了となります。


 最後にもう一話だけ載せて本当に完結させて頂きます。


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