第2話(ガチで短い)

 私が悠真くんを見つけた時、彼は屋台の人に話しかけていた。私は必死に自分の出せる最大限の声を出して名前を呼んだ。


「悠真くん……。悠真くん」


 彼は周りをキョロキョロとしていた。声届いたかな……。


「悠真くん、こっち……。こっちだよ……」


 お願い――私のいる場所に気づいて……。

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