第44話 澤村御影『准教授 高槻彰良の推察6』

内容

ドラマ化決定! 話題沸騰民俗学ミステリ、キャラクターの魅力満載の番外編


高槻の研究室に、市松人形を抱いた日本史の三谷教授が訪ねてきた。

蚤の市で手に入れたその人形の写真をブログにアップしたところ、元の持ち主の孫を名乗る人物から連絡があった。

曰く、その人形は勝手に髪がのびたり動き回ったりするので、母親が気味悪がって捨ててしまったという。

怪異の匂いを嗅ぎつけた高槻は、気乗りしない尚哉を引っ張って嬉々として調査に乗り出し……。(――「お人形あそびしましょ」)


高槻の研究室に足しげく通うようになり、ついに自分専用のマグカップを置くようになった尚哉。

そのマグカップにプリントされている犬の絵を見た研究室の院生・瑠衣子や唯から、尚哉は「わんこくん」と呼ばれるように。

これは、そんな「わんこくん」が昔飼っていたゴールデンレトリーバーと、彼の家族のちょっぴり切ないお話。(――「わんこくんのわんこの話」)


ほか、尚哉の数少ない友人・難波からみた尚哉のお話や佐々倉の休日など、全4編収録!

シリーズファンの方はもちろん、ここから読んでも楽しめること間違いなし、キャラクターの魅力満載でお届けする番外編!


Amazonより







尚哉くんが飼っていた犬や、高槻先生と佐々倉さんの休日の話など、番外編の話があって、面白かったです。


尚哉くんが飼っていた犬の話は、まだ家族が壊れていないときの温かい話もあって、凄く切ない気持ちになりました。


佐々倉さんが警察官を目指した理由を聞いて、高槻先生のことを大事に思っているんだなと改めて感じました。


佐々倉さんの知り合いの警察官が居酒屋でした話は、


うわ、やっぱり裏が関わってくるのか


と。


高槻先生は、特別な人として認識されていて、警察内部でもそう思っている人がいる。


要観察対象として、みられていることに、


なんてこったい


と思いました。


まだまだ続きが読みたい話です!

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読了した本 みお @mioyukawada

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