怪異というものは、人の思い込みによって起こるもの。

呪われた！　と思ったが最後で、その思い込みが連鎖を引き起こす。

本当は何も呪いなんて発動していなくて、一つ一つ関係ないことなのに、思い込んでしまうと、それが全て繋がっているように思えてしまう。

目の前で起きている現象について、一度でも幽霊や呪いと結びつけてしまったら終わり。

心の底に湧いた不安や恐怖は自分自身では決して拭えない、

だから、何かに助けを求めたり、お祓いをしてもらったりするんだなと思った。

また、高槻彰良がイギリスにいた頃の話は、なんとも衝撃的だった。

彰良は、二重人格なんだろうか。

何者なんだろうか。

次回作が楽しみです。

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