『漆黒の巫女』ヒヨリ

●ヒヨリ

真名:柿崎日和/かきざきひより

二つ名:漆黒の巫女

魂の色:漆黒/魂の情報識別

種族:巫女

生年月日:1995年/兵庫県西宮市

没年月日:2012年/交通事故

魔力最大値:1529

身長:159cm

外見年齢:17歳(死亡時から変わらず)

使用魔法

・巫女の奇跡

・テレパシーの魔法(子機)

特徴:

クロウと同じく、死神協会出身の『漆黒の魂』の少女。だが彼女の種族は巫女である。そのため、使える魔法の種類は少ない。

巫女の奇跡の本質とは、他者の魂を『誘導』することにある。死神の魂操作と混同されがちだが、こちらは自然の動植物や土、石にまで魔力を浸透させることができる。そして、対象者が一定の精神力を持つ場合、その意思に反して操ることはできない。つまりは、動物を誘導することは可能だが、人間や魔女を操ることは不可能である。

巫女が世間では『魂の医者』と呼ばれるのは、この、一見微弱に見える魔法を巧く使うことで、対象者の乱れた魂や魔力の流れを『整える』ことが可能であるからだ。他者の精神という非常に難解で繊細なものに対して、適切なアプローチを取れるのは、魔法として『微弱である』ことがひとつの要件であるらしい。彼女の魔力量は破格であるが、出力の調整は巫女としての基準を充分に満たすらしい。

また、余談として最近判明したことだが、フラン・ヴァルキリーがその魔法で殺した者も、殺されてから一定時間以内であれば抜けた魂を呼び戻して蘇生することも可能であるらしい。魔女は本当に、人間の命を何だと思っているのか。

彼女は日本人である。前髪を切り揃えた黒髪と黒目に巫女服という組み合わせがなんとも映え、神秘さを感じさせるビジュアルである。

死神協会時代は日本支部の死神長まで上り詰めた天才。あのクロウよりも役職が上だったのだ。しかし、当時から関わっていたカヴンとの取引は協会のルールに反することであったらしく、あえなく初期化イニシャライズされ、死神世界から追放となった。

カヴンに加入してからは、魔女学校ソーサリウムで学び、現状のカヴンに足りない役割であった巫女に成ることを決意する。

学校での成績も優秀で、その実力と才能、そして死神時代の功績を認められ、議会メンバーとなった。

非常に明るい性格で、コメディアン気質が強い。表情もころころ変わる為、そもそも魔女に向いていないという話もあった。

最終的な役職は彼女の方が上であったが、元上司であるクロウには今でも頭が上がらない様子。

その性格も相まって軽視されがちだが、彼女の魔力量は『元死神長』として相応しく、歴史に残るレベルであることだけは忘れてはいけない。

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