第14話 スイーツ



「チャリンチャリン」


ドアを開け、鈴を鳴らすと店員が振り返り、口元を開いた。


「何名様でぇすか?」

「2名で」


今、噛んだのかな? なんか少し緊張してるように見えるけど……。


「わかりました! ではこちらの席で」


そう言われ、向かい合わせで椅子に座った。

周りを見渡すとおしゃれな雰囲気が第一印象だろう。全体的に暗めの雰囲気で落ち着く。


しかしさっきの店員、俺がこの席座ってから目線をすごい感じたんだが大丈夫だよな……。

なんなら周りを見渡した時に客からも視線を感じたが気のせいだよな……。

うん……気のせい……多分。


「花恋の言っていたスイーツ店、俺は知らなかったな」

「そう? だったら良かった!」

「なんで?」

「いや知らない方がどんな味かわからないから、楽しいでしょ?」


花恋は嬉しそうに口元を開け話す。

とびきりの笑顔で話すからか、少し照れる。

これを秋月が見たら秒で惚れてるだろう。


ここで大事なのは惚れてしまわないことだ。

惚れてしまうと友達関係というのは崩れてしまう。いや正確に言うと、惚れるだけでは崩れない。

惚れて告白した時、相手に振られてしまったら友達という関係に戻りづらい。

だから俺は惚れないようにする。


「零くん、そろそろスイーツ何食べるかきめない?」

「だね、花恋は何のスイーツが好きなの?」

「私? 私はチーズケーキが好き。零くんは?」

「俺は色々あるけどモンブランが好きかな?」


そう言いメニューを広げると、俺と花恋が言っていたスイーツはすぐに見つかった。


「じゃあ私はこのチーズケーキにしようかな?」

「俺はこのモンブランだなぁ」


そう言うと店員を呼ぶ。店員を呼ぶとすぐにこちらに気づき歩いてきた。


「ご注文はお聞きします」

「えっとこのモンブランとこのチーズケーキでお願いします」


「はい。わかりました……」


何か言いたそうな雰囲気を感じる。


「……あのモデルとかやってたりするんですか?」

「……いや違います」

「私も」


まぁ多分俺ではないだろうが、反射的に答えてしまう。


「すみません! 美男美女だったので……それでは少しお待ち下さい」


そう言うと店員は背中を向け歩いていった。



「チャリンチャリン」


 店内が少しざわついたように感じた。

……ん? なんかあったのか?


「零くん……後ろ」


言われるままに後ろに振り向く。

そこには──


「もしかして……あの有名女優の……!?」


そう思うと女優からの声が聞こえきた。


「テレビ番組なんですけど……取材大丈夫でしょうか?」





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屋上で学校一の美少女に呼ばれるが嘘コクだと思い無視してしまう勘違いイケメン君〜鈍感なためかイケメンだと思ってないらしい〜 雪のふむ @yukinofuru

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